洋楽のおすすめのヒップホップミュージックのラッパー・アーティストを代表曲とともに紹介したいと思います。
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ヒップホップ
90年代以前
Run-D.M.C.
それまでマイナーだったヒップホップというを一躍メジャーにしたヒップホップグループ、Run-D.M.C.。
ラップとロックを融合した先駆け的存在や黒人のアーティスト、ラッパーとしての先駆者として知られています。
特にAerosmithとのコラボ、「Walk This Way」はあまりにも有名ですね。
Beastie Boys
歴史を塗り替えた白人ヒップホップの草分け的存在で、多大な影響力を持つカリスマ・グループ。
元はハードコアバンドだっただけあって、ロックやパンクの曲をサンプリングすることにより生まれる、曲の荒々しい感じが唯一無二のグルーヴ感を産み出し、ヒップホップからロック、さらにはクラブ・ミュージックにまで広大な影響力を及ぼしました。
Public Enemy
ニューヨークのロングアイランド出身のヒップホップ・グループ。政府やマスメディアなど、既成の権威からの自立を訴える歌詞や、黒人が感じている社会と政治に対する怒りをラップにした社会派ヒップホップの先駆者。
また、ジャンル横断的な革新的な音楽性を持っており、Anthraxとのコラボ曲、Bring The Noiseはニューメタルの元祖として、確実に時代の先を行っていました。
2Pac
HIP HOP界の頂点に立ち、その最大の犠牲者となったレジェンドラッパー。
その型破りなトラックとフリーダムなラップ、それとトラブルメイカーっぷりで西海岸を中心に莫大な人気を集めました。
しかし、1996年9月魔の凶弾に倒れ、25歳の若さでこの世を去りました。
Snoop. Dog
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身のヒップホップMC。西海岸ヒップホップ界の重鎮です。
刑務所で仕入れたネタを取り入れた“ワルを絵に描いたような”個性的なラップ・スタイルで頭角を現し、90年代から現在に至るまでヒップホップシーンを盛り上げています。
いきなりスヌープライオンと改名したり、はちゃめちゃで奇想天外な行動とで世界中で人気を博しています。
The Notorious B.I.G.
本名:クリストファー・ウォレス、1972年ニューヨーク・ブルックリン生まれ。24歳没という短命ながらヒットを飛ばしました。
その巨体から繰り出される豪快なラップに多くのリスナーが魅了されました。
90年代の東西ヒップホップ抗争の犠牲者でもあり、皮肉も彼の死が無意味な抗争を終わらせようとする動きのきっかけとなりました。
Nas
1973年NYのクイーンズブリッジ生まれ。90年代初頭から現代まで、数多くのクラシックを生み、ヒップホップ・シーン最高のリリシストのひとりに数えられています。
歌詞は、ニューヨークのドラッグや貧困といったシリアスなものが多く、リリックの文学性の高さが評価されています。
Jay-z
90年代から現代にかけてのヒップホップシーンを支えてきたレジェンドであり、ビヨンセの夫としても有名なJay-Z。ソウルやファンクの影響をうけており、緻密に構築されたトラックが聞いていて心地よいです。
未だにラッパーとして、ヒップホップ界において重鎮として君臨しております。
De La Soul
ニューヨークのロングアイランドで結成された、アメリカのヒップホップ・グループ。
独自のユーモアセンスやサウンドを打ち出して行き、革新的な活動を続けてきました。ヒップホップの新たな方向性を示した功績は大きくトラック作りにはファンク、ソウル、エレクトロニカ、ジャズなどのサウンドの要素を取り入れています。
そのため、他のジャンルとの交流も深く、Gorillazの代表曲Feel Good Inc.ではクールなラップを決めています。
00年代
Eminem
ラップゴッドといえば、この人エミネム。
黒人がメインストリームのヒップホップに大旋風を巻き起こした天才ラッパーで。2000年代のラップを代表すると言っても過言ではない、まさにレジェンドです。
Kanye West
息を吸うだけでゴシップが生まれる、世界一のお騒がせ野郎カニエウエスト。
それでも、彼のプロデュースする曲は本物です。特にトラックメイキングが天才のそれです。
Outkast
2000年代のヒップホップシーンをエミネム・カニエと共に盛り上げた1992年に結成されたAndre3000とBig Boyのヒップホップデュオ。アトランタ出身で、Pファンクを基に、ファンクやソウル、エレクトロニカ、ロックなどの要素を合わせた独創的な音楽スタイルを確立しています。
対照的なキャラである二人のラップスタイルのコンビネーションが素晴らしいです。
Flo Rida
フロリダからやってきた時代の先を行くハイパーなサウンドと唯一無二のフローで世界を席巻する稀代のアゲアゲ系アーティスト、フローライダー。
そのノリノリっぷりは聞くだけで心がはじけて、楽しい気分になれますよ!
Pitbull
クラブのアゲアゲ系の音楽のアーティストといって真っ先に思いつくであろうアーティストといえば、やっぱりこの人、ピットブル!
ラテン系のノリがたまらないですね~~
Lil Wayne
ルイジアナ州ニューオーリンズのラッパー。「生きている中で最高のラッパー」を自称しており、Lil’ Weezy「ウィージー」の愛称でも呼ばれています。
ねっとりとした中毒度高めな粘着質ラップをスピットしながら、若干オフ・ビート気味のフロウを自由自在、気ままに変幻自在にこなす理論派というよりは天才肌よりのラッパー。良い意味でリスナーの期待を裏切ってきます。
N.E.R.D
フジロック2018のヘッドライナーとしても登場した彼ら。
ヒップホップをベースにロックやファンクを取り入れたけっこう攻撃的なサウンドで人気を博しました。
ボーカルのファレル・ウィリアムスはソロの方が有名かもしれませんね。
Tyler The Creator
ラップをはじめで様々な分野でクリエイターとして天才的な活躍をしているタイラー・ザ・クリエイター。
自分でも独特だと自称しているだけあって、かなり癖のある曲が多かったと思いますが、なんか妙な中毒性というか心地のよさを感じます。
Flying Lotus
ジャズ、ヒップホップ、エレクトリック。こんな完璧に異なる3ジャンルの音楽を見事融合した天才アーティスト、フライングロータス。
幻想的な世界観にきっとやみつきになってしまうことでしょう。
The Black Eyed Peas
アメリカ合衆国のロサンゼルスで結成された ウィル、アップル、タブーによるヒップホップ・ミクスチャーグループ。
現在活動休止中であるファーギーが在籍し始めた3rdアルバム「Elephunk」や4thアルバム「Monkey Business」がメガヒットし、グラミー賞をこれまで幾度と受賞しています。
まさに2000年代を代表するヒップホップグループです。
10年代
Kendrick Lamar
2010年代のヒップホップを代表すると言っても過言ではない、ラッパー、ケンドリックラマー。
トラックはもちろんのこと、彼のつづる歌詞はラップというジャンルを超えた、もはや一人のアメリカ国民としての社会性あふれるリアルなもので、聞く者の心を打ちます。
フジロック18でのパフォーマンスは素晴らしいものでした。
Chance The Rapper
アメリカ・イリノイ州シカゴ出身のヒップホップ・アーティスト。オンライン上で音源を無料公開するなど、従来の音楽ビジネスにとらわれないスタイルながら、フォーブスの「最も稼ぐヒップホップアーティスト」では5位に輝くなど、名実ともにヒップホップ・シーンの最高峰に立つアーティストです。
Drake
カナダが生んだ天才ラッパーのスーパースター、ドレイク。
デビューアルバムから8作連続全米1位を記録するなど、名実ともに北米の音楽シーンを代表するアーティストの一人です。
名曲のオンパレードなので、ぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。
Post Malone
1995年生まれのアメリカのラッパー。2010年代の白人ラッパーで一番勢いがあると言っても過言ではない、ポスト・マローン。
かなりルーズながらもエモーショナルなスタイルに、気づいたら彼の曲に夢中になっています。
G-Eazy
1989年、カリフォルニア生まれのラッパー。Good Lifeがワイルドスピード アイスブレイクのテーマ曲として使われ一気にブレイクしたG-Eazy。
ポストマローンとともに白人ラッパーとして2010年後半から一気に注目の的になりました。
Anderson.Paak
自身はドラムを演奏したりと、今までにない独特の演奏スタイルを誇る、ラッパー、アンダーソン・パーク。
R&Bやファンク要素がかなり濃いですが、彼自身のラップの実力もなかなかのものです。
Future
名前の通り、まさに次世代の一つ先を行っているラッパー、フューチャー。オートチューンを駆使したラップといい、ドリルスネアを駆使したメロディといい、かなりクールです。
A$AP Rocky
ダブステップやサイケデリックと様々なジャンルをヒップホップと融合させた音楽性が魅力的な、エイサップ・ロッキー。
彼のサイケでもあったり、王道R&Bだったりするヒップホップ音楽はかなり魅力的ですね。自身はファンキーで陽気な性格なくせに、けっこう曲はシリアスなのもグッド。
Travis Scott
カニエ・ウェストやケンドリック・ラマーといった大物ラッパーからも認められ、一気にヒップホップ界のトップへと登り詰めた男、トラヴィス・スコット。
トラップを見事に汲んだ曲に居心地のよさを感じます。
Stormzy
イギリス発のグライム・ラッパーとして、エド・シーランとのコラボでも話題になり、2019年のグラストンベリーフェスティバルにも若くして金曜日のヘッドライナーが決定しました、ストームジー。
グライムラップの期待の星として今後も目が離せないですね。
Wiz Khalifa
ペンシルベニア州ピッツバーグを拠点に活動しているラッパー。
その見た目の強烈な個性とは裏腹に、心地よいラップとファンクののりとポップさを含んだ柔らかく聴きやすいラップを展開します。
Brockhampton
おしゃれなヒップホイップグループ、ブロックハンプトン。
ヒップホップの中でも異端児といわれる彼らだけあって、非常にエキセントリックで独特な曲ですが、それに何とも言えない妖しげな魅力があります。
Nicki Minaj
トリニダード・トバゴ出身の女性ラッパーです。Lil Wayneに見出されて2009年にデューした後に立て続けにシングルがヒットし一気にスターダムを駆け上りました。テクノやEDMなどのエッセンスも取り入れる柔軟な音楽性が多くの人を惹きつけ、名実ともに2010年代を代表する女性HIP-HOPアーティストです。
Cardi Bとは仲が悪く殴り合いのけんかをしたこともあります。
Cardi B
米人気リアリティTV 番組『Love & Hip Hop :New York』から注目を集めた後、2016年からラッパーとしてデビュー。
2017年にメジャー・デビュー・シングル「Bodak Yellow」が女性ラッパーとしてはローリン・ヒル以来およそ19年ぶりの1位を獲得するとそこから破竹の勢いでヒップホップ界を席巻。
女性として初めて「最優秀ラップ・アルバム賞」を受賞したりと2020年代も期待のアーティストです。
Lil Baby
2017年にデビューしてから、一気にスターダムを駆け上り2020年についにMy Turnで全米一位を獲得しました。
トラップ感がありながらフロウがメロディアスなのが特徴です!
Migos
2013年のデビューからトラップのラッパーとして破竹の勢いを見せてきたミーゴス。
ソロでの活動にも注目です。
Megan Thee Stallion
テキサス州ヒューストン出身の女性ラッパーです。そのアグレッシブで向こう見ずなフリースタイルなラップで多くのファンを獲得し、2021年の第63回グラミー賞で最優秀新人賞を受賞しました。
まさに2020年代を席巻していく女性ラッパーといえるでしょう。
Lizzo
ミシガン州デトロイト生まれの女性ラッパーです。そのフランクでポジティブなメッセージとウーマン・エンパワーメントで社会を動かすポップ・スターとして2020年から一気にスターダムに昇りあがりました。
Lil Nas X
2018年にカントリーとヒップホップを融合させるという斬新なスタイルでデビューし、2020年代に入りさらに勢いがのっているラッパーです。
The Kid Laroi
オーストラリアのウォータールー出身のラッパーです。2018年のラジオ番組でツアー中の故ジュース・ワールドのチームに才能を見出され、共同生活を行いながら音楽活動を精力的に始め、2020年にジュース・ワールドをフィーチャーした「Go」がヒットする。
さらに2021年にはジャスティン・ビーバーとコラボした「Stay」が全米チャート1位を獲得する大ヒットを記録しました。
2023年にはいよいよ待望のデビューアルバム『Fortnite』をリリースするまさに期待の大型新人です。