洋楽のおすすめのヘビーメタルのアーティストを代表曲とともに紹介したいと思います。
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ヘビーメタル黎明期
Black Sabbath
イングランド出身のロックバンドで、ヘビーメタルジャンルの源流ともいわれています。
オカルトやホラーに影響を受けた世界観を取り入れた独特の音楽性を当時に創造し、1970年に発売した『Paranoid』は名盤として知られており、後世に与えた影響は計り知れないです。
後述するオジー・オズボーンがボーカルを務めていたバンドとしても有名。
Motorhead
1975年にイングランドで結成されたロックバンド。
デビューから40年以上一貫して、大音量かつハイスピードの爆走型ロックンロールをその音楽性の軸として活動し、後世のヘビーメタルやハードコア、パンクミュージックに多大な影響を与えました。
ただし、本人的にはヘビーメタルというよりは、一貫としたロックンロールをしているという感覚で、美意識的に近いのはダムド等のパンクらしいと発言しています。
残念ながらフロントマンのレミー・キルミスターが2015年末に亡くなってしまったので、今は活動終了状態です。
フジロック15で最後にその骨太ロックンロールが見れたのはいい思い出です。
Scorpions
ドイツ・ハノーファー出身のハードロック、ヘヴィメタル・バンドで、それと同時に同国を代表するバンド。通称、蠍団。
天才ギタリスト、マイケルシェンカーが在籍していたことでも有名で、その歴史は60年代からあるまさにベテラン中のベテランバンド。哀愁のメロディーに、ハードロック特有のアグレッシブなリフが特徴です。
また、Virgin Killerのジャケットはそのインパクトが有名ですね。
Michael Schenker Group
通称、M.S.G.のスコーピオンズを脱退したマイケルシェンカーの結成したバンドで、キャッチーなメロディと、マイケル・シェンカーのテクニカルで華麗なギター・プレイがセールス・ポイントです。
NWOBHM
1970年代後半のイギリスで勃発した音楽ムーブメントで、この時期に数多くのハードロック、ヘビーメタルバンドが生まれました。
Iron Maiden
鉄の処女の名を冠した世界を席巻するメタルバンド、アイアンメイデン。
NWOBHMムーヴメントの代表的バンドだけあって、80年代にイギリスを中心に一世風靡してから、未だに世界中で熱狂的な人気があります。
来日公演では、国技館で演奏したことがあったりと日本でも伝説が多数ありです。
Judas Priest
メタルゴッドとして世界中のメタラーやアーティストから尊敬されているヘビーメタルバンド、ジューダス・プリースト。
メタルゴッドと呼ばれているだけあって、数々のヘビーメタル曲にノックアウトされます。ダウンロードジャパン2019では、見事にオジーオズボーンの代役を務め、トリとしてフェスを沸かせました。
Def Leppard
「NWOBHM」ムーブメントから台頭したイングランドのヘビーメタルバンド。
1983年の『Pyromania』が全米2位,87年の『Hysteria』が全米・全英1位&1200万枚超と大ヒットして世界的バンドへと躍進し、現在でもヘビーメタル界の重鎮として君臨しています。
Venom
イングランド出身のスリーピース・ヘヴィメタル・バンド。
NWOBHM期に台頭し、アグレッシブでスピード感満載、不道徳な歌詞にデスヴォイスボーカルを主体としたエクストリーム・メタルのジャンルを確立し、その音楽はスレイヤーをはじめ後のスラッシュメタルに多大な影響を与えました。
スラッシュメタル
Metallica
「メタルバンドといったら?」といわれたら、おそらく一番多く名前が挙がるであろうバンド、メタリカ。
今までで数多くの名曲を世にリリースし、BIG4の一角として世界のフェスでは確実にヘッドライナーを務めるほどのモンスターバンドです。
Slayer
メタルの帝王と言ったら、このバンドでしょうスレイヤー。BIG4の一角にして、未だにデビューからぶれないアグレッシブなスタイルを一貫し、スラッシュメタルをやり続ける姿勢に、メタルファンからは経緯のまなざしを向けられています。
DOWNLOAD JAPAN FESTIVAL 19で最後のツアーを行ったので、第1線からは退いてしまったのが非常に残念です。
Megadeth
BIG4の一角にして、テクニカルな曲構成でヘビーメタル界に多大な影響を与えてきた、大佐ことデイブ・ムステイン率いるメガデス。
インテレクチュアル・スラッシュ・メタル機械のようにテクニカルな曲構成に、複雑なリフとメタラーを飽きさせない曲を毎度お届けしてくれます。
Anthrax
その独特な音楽性で多くの熱狂的なファンを持ち、スラッシュメタルBIG4にも数えられているヘビーメタルバンド、アンスラックス。
一言でいえば、底抜けに陽気でワイルドで、BIG4の中でも一番親しみやすい雰囲気を持っているバンドです。
Pantera
ヴィニー・ポールとダイムバッグ・ダレルの兄弟によって結成された1981年に結成されたヘビーメタルバンド。
風貌もさることながら、アンセルモの重く鋭いヴォーカルとダレルの重戦車の如く破壊力満載のヘビーなギターによる凶暴すぎる音楽で90年代のメタルシーンを盛り上げ、メタルとパンクとオルタナを融合させたグルーヴメタルというジャンルを確立しました。
現在もう活動していませんが、その音楽はハードコアをはじめ多くのバンドに影響を与えました。
LAメタル
Motley Crue
80年代にアメリカを中心に起こった一大音楽産業ムーブメント、LAメタルの代表的バンド、モトリー・クルー。ケバい衣装と明るいメロディ、能天気な歌詞とハードなリフのメロディで明るい雰囲気の曲がアメリカを中心に世界中で人気を博しました。
Skid Row
LAメタル・ムーブメント末期にメジャーデビューしたアメリカのロックバンド。
抜群なメロディセンスに、セバスチャン・バックのハイトーンボーカルが人気を博しました。
ニューメタル
Rage Against the Machine
1990年にアメリカのカリフォルニアで結成されたバンド。
ハードロックとヒップホップをミックスしたニューメタルの草分け的存在として、「レッド・ツェッペリンとパブリック・エナミーの融合」と呼ばれるサウンドと政治色強い歌詞が特徴です。
長く活動休止していましたが、2020年に再始動し、なおも圧倒的な存在感を持っているバンドです。
Korn
そのあまりにもヘビーでそして陰鬱な音楽性で世界中のリスナーに衝撃を与えたヘビーメタルバンド、コーン。
ニューメタルというジャンルを確立したバンドともいえます。
狂気に満ちた独特な世界観に気付いたらどっぷりとはまってしまいます。
Slipknot
スリリングでアグレッシブなデスボイスのバンドのイメージとして名高いスリップノット!日本では最大の敬意と特徴を表して、“猟奇趣味的激烈音楽集団”というキャッチコピーが付けられています。
ストレートでアグレッシブな音楽なしでは生きていけない体になります。
Limp Bizkit
2000年初頭に大ヒットしたニューメタルを代表するバンド、リンプビズキット。
ちょっとダサいかもしれませんが、とにかくノリノリでグルーヴィーな彼らの曲は今もなお色褪せない魅力があります。
Linkin Park
2000年代を一世風靡したミクスチャーバンド、リンキンパーク。初期の頃のリンキンパークは、まさにニューメタルの血を色濃く継いでおり、聞いていてノリノリになること間違いなしで、確実にニューメタルの一つの完成系です。
ボーカルのチェスター・ベニントンの自殺により活動休止を余儀なくされてしまいましたが、リンキンパークの名曲たちは決して色あせることはないです。
プログレッシブ・メタル
Dream Theater
プログレッシブメタルを代表し、今なお数多くのコアなファンを抱えるバンド、ドリームシアター。
そのテクニカルな演奏技術はもはや神の領域に両足をどっぷりとつけているレベルです。
彼らのライブは良くも悪くもアルバムとほぼ同じといっても過言ではないです。
Mastodon
グラミー賞も受賞した21世紀のプログレッシブメタルヒーロー、マストドン。最近は若干ポップ寄りになりましたが、その奇想天外な曲の展開は健在です。
正直難解なバンドではあると思うんですが、聞けば聞くほどはまっていきます。
Opeth
スウェーデン出身のプログレッシブ・メタルバンド。通称、北欧の暗黒神。
壮大で技巧的なプログレッシブ要素はさることながら特筆すべきは、クリーンとデスボイスを使い分けているところで、これがさらに曲のドラマティックさを増幅しています。
オルタナティブメタル/メタルコア/ドゥームメタル
System Of A Down
1994年にアメリカのカリフォルニアで結成されたバンド。
メンバー全員がロサンゼルスのアルメニア・コミュニティ出身であり、社会的・政治的メッセージの強い曲が多いです。曲はとにかくエキセントリックではちゃめちゃですけど、中毒性が強烈です。
Marilyn Manson
1989年にマリリンマンソンを中心に結成されたバンド。
インダストリアル・メタルながらも、ポップな要素も多く含んでいるので、一般人にもキャッチーで聞きやすいかと思います。
派手なメイクや衣装、過激な歌詞、不気味なPV、そして反キリスト主義者として有名で、音楽界にとどまらず様々な界隈に影響を与えました。
Avenged Sevenfold
カリフォルニア州にて1999年に結成されたバンド。
アルバムごとに音楽性を変えながら、アグレッシブかつメロディアスでドラマティックなメタルサウンドで2000年代を代表するメタルバンドとして、世界中をまたにかけ活躍しています。
Bring Me The Horizon
2010年代を代表するといっても過言ではないメタルコアバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライゾン。
北米、ヨーロッパを中心に、そのファッション性とともに、主に10代の若者に絶大な人気を誇っています。
初期のメタルコアから、4thアルバム以降はアルタナティブメタルへと音楽性が変化していますが、どちらも甲乙つけづらい素晴らしさがあります。
Lamb of God
アメリカバーモンド州で結成された5人組ヘヴィメタルバンド。
ギターリフを基調とした力強いサウンドとPANTERAを彷彿させるパワーグルーヴが特徴的なバンドで、アメリカを中心に世界中で人気があります。
Trivium
アメリカにて結成されたヘビーメタルバンド。
攻撃的でありながらメロディックで壮大な楽曲を奏でています。
Rammstein
ドイツのロックバンド。インダストリアルロックを基調とした音楽で、本国ドイツを中心に欧米で絶大な人気を誇ります。別名、ドイツの変態集団であり、ダークな世界が多くのリスナーを熱狂させています。
ライブでは、大量の火薬や火炎放射器を使ったり、SM的なパフォーマンスしたりと過激な演出で有名です。
Bullet For My Valentine
ウェールズ出身のヘヴィーメタルバンドで、BFMVと呼ばれています。
2000年代を代表するメタルコアバンドで、スラッシュメタルやハードロックからの影響を受けながら自分たち独自の音楽性を確立しています。
Ghost
スウェーデン出身のヘヴィメタル・バンド。同国のミュージシャン、トビアス・フォージが扮するキャラクターが主宰するグループ。数多くの音楽賞を受賞しており、2016年には「グラミー賞ベスト・メタル・パフォーマンス部門」を獲得しました。日本には2014年に初来日しました。
見た目は怖いけど、音楽はかなりキャッチーで聞きやすいと思います。
ボーカル:パパ・エメリトゥス改め、コピア枢機卿が率いるバンドという設定であり、悪魔崇拝的なパフォーマンスといいそのあまりにも完成された独特の世界観にはもはや畏怖の念しかないです。
ちなみに、2017年からメンバーのネームレス・グールズから訴訟を起こされました。
Carcass
イングランド出身のエクストリーム・メタルバンド。
初期はグラインドコアでしたが最近はメロデス要素が強くなってきました。リヴァプールの残虐王と謳われています。
メロスピ/パワーメタル/シンフォニックメタル
Yngwie Malmsteen
スウェーデン生まれの天才ギタリストです。
クラシックを基調とした早弾きギターで、早弾きブームの先駆けとなります。
また、彼は貴族であり、彼の音楽を理解できないものはゴミらしいです。(本人談)
Helloween
ジャーマンメタルの雄、ハロウィン。彼らのメロスピの世界はいつ聞いても素晴らしいです。
その堂々とした曲と演奏に世界中のメタルファンを唸らせています。
ヘビーメタルの入門としては、かなり聞きやすいと思います。
Manowar
アメリカのヘヴィメタルバンド。真のヘヴィメタルを標榜する彼らは「偽メタルに死を」 合言葉に192年にデビューし、以降力強くドラマティックな楽曲をベースに、シャウトや高速プレイあふれる数々の曲を世に出してきました。
その特筆すべきはライブでのあまりにも大音量の演奏で、過去にギネスで世界記録に登録されていました。そのほかにも、手首を左手で掴んで頭上に掲げる「マノウォー・サイン」ポーズと様々なライブでのお決まりがあり、それがファンを余計熱狂させています。
Stratovarius
フィンランド出身のメロスピバンド。
北欧メタルの草分け的存在として、ヨーロッパや南米を中心に絶大な人気を誇ります。キャッチーな楽曲にテクニカルな演奏が人気の秘訣です。
メンバー交代を幾度も繰り返しつつも、コンスタントにアルバムをリリースしています。
impellitteri
アメリカのヘヴィメタルバンド。1987年にギタリストのクリス・インペリテリによって結成されました。
ハイトーンボーカルと技巧的なギターで、90年代の速弾きメタルシーンを盛り上げました。
Angra
ブラジルサンパウロ出身のパワーメタルバンド。
ブラジル神話の火の女神が、バンド名の由来であり、それに恥じぬ壮大なメロディとラテン音楽要素を加えたパワーメタルが本国ブラジルを中心に世界でヒットしています。
Sonata Arctica
フィンランドで結成されたメロスピバンド。
キャッチーで叙情的なメロディと共に疾走するパワーメタルを展開し、そのクラシカルで壮大な音楽性が人気を博し、メロスピノ代表格ともなりました。
Rhapsody of Fire
イタリアから突如現れたシンフォニックメタルバンド。
その壮大過ぎるおとぎ話が如く世界観とヘヴィメタルとクラシック音楽を融合させたシンフォニックメタルの草分け的なバンドです。
Nightwish
フィンランド出身のシンフォニックメタル・バンド。ボーカルが女性なことでも有名ですね。
オペラ要素も強く重厚で壮大なメロディが多くのメタラーから支持されています。
Dragonforce
イングランド出身のイケメンメロディックスピードバンド。
とにかくあほみたいにピロピロしまくっているギターメロディの曲がほとんどですが、それが聞いていて爽快です。
ギタリストのハーマン・リーはイケメンの愛称で親しまれています。
Hibria
ブラジルで結成されたパワーメタルバンド。正統的でテクニカルかつメロディックなギターが特徴です。
王道を行くかっこよさが本国ブラジルを中心に人気です。
メロデス
Children of Bodom
チルボドの愛称で知られる、ヘビーメタルバンド、チルドレンオブボドム。見どころはアレキシのギターとヤンネのキーボードのソロバトルで、その勢いにテンションは爆上げです。
デスボイスですけど、メロディが綺麗なので初心者でも聞きやすいと思います。
Arch Enemy
紅一点の女性ボーカルに、アモット率いる演奏部隊が特徴のバンド、アーチエネミー。
激烈なデスメタルと哀愁たっぷりのメロスピっぷりの中毒性、端的に言ってヤバいです。日本とフランスを中心に
メロデスファンの心をわしづかみにしています。
In Flames
スウェーデン出身のヘヴィメタルバンド。
シンセサイザーとデスボイスを見事にミックスしたメロデスバンドとして世界中のメタルシーンの注目を集めました。近年では、アルタナメタル寄りになっていますね。
Cannibal Corpse
アメリカ合衆国出身のデスメタル・バンド。90年代から活動しており、まさにデスメタルというジャンルの確立に多大な貢献をしたバンド。どこまでもデスメタル的な凶暴なサウンドとデスボイスシャウトが多くのメタルファンを唸らせました。
グロテスクなジャケットでも有名です。
ブラックメタル
Emperor
ノルウェー出身のブラックメタル・バンド。ブラックメタルバンドらしくメンバーの逮捕歴もあります。
ブラックメタルらしいダークで破壊的なサウンドながらも、ネオクラシカルメタル特有のプログレッシブで壮大なメロディが世界中でコアな人気を持ちます。