Marilyn Mansonのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Georges Biard, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
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その過激なパフォーマンスで音楽以外でもたびたび話題になる、マリリン・マンソン。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。

Marilyn Mansonとは?

マリリン・マンソン(Marilyn Manson)は、アメリカのロックミュージシャン、シンガーソングライター、俳優、そしてビジュアルアーティストです。彼は、自身の率いるバンド、マリリン・マンソン(Marilyn Manson & the Spooky Kids)のフロントマンとして最もよく知られています。彼のプロヴォカティブなイメージやダークな音楽性は、論争を呼ぶことが多く、彼を世界中で有名にしました。
マリリン・マンソンの本名は、ブライアン・ヒュー・ワーナー(Brian Hugh Warner)であり、1969年1月5日にアメリカ合衆国オハイオ州カントンに生まれました。彼はキリスト教徒の家庭で育ち、幼少期からカトリック教会に関わりを持ちました。その経験が後の彼の音楽やアートに大きな影響を与えることになります。両親によってカトリックの私立中学校に入学させられ、ハルマゲドンやイエス・キリストについて嫌というほど教え込まれ使用していたノートに、「こんな生活は嫌だ」との一文を何度も繰り返し書き続けたらしく、そのノートを見た親や教師に幾度も殴られたといわれています。その反発から麻薬や煙草に手を出し、さらに入れ墨を入れるなどして素行不良になった結果、退学処分を受け、それが現在の反キリスト的な歌詞などを書くようになった原因の一つと言われています。
高校卒業後、ブライアンはフロリダ州フォートローダーデールに移り、音楽ジャーナリストとして働き始めました。彼は、当時多くのロックスターにインタビューする機会を得ることができました。その後、彼は自分の音楽キャリアを追求する決意をし、1990年代初頭にバンド「マリリン・マンソン & the Spooky Kids」を結成しました。彼の芸名は、女優マリリン・モンローと連続殺人犯チャールズ・マンソンを組み合わせたものです。
バンドは、ショッキングなステージパフォーマンスやグロテスクなアートワークで知られるようになり、1994年には、彼らのデビューアルバム「Portrait of an American Family」をリリースしました。バンドはその後もアルバムをリリースし続け、特に1996年の「Antichrist Superstar」と1998年の「Mechanical Animals」が成功を収めました。
その後も音楽活動を続ける一方で、映画やテレビドラマにも出演し、幅広い活動範囲を持っています。また、彼はビジュアルアーティストとしても才能を発揮しており、絵画や彫刻などの作品を展示しています。これらの作品も彼の独特の世界観が反映されており、彼の芸術活動をさらに多様化させています。
2000年代以降も、マリリン・マンソンは新しいアルバムをリリースし続け、ロックシーンにおけるその地位を維持しています。
2021年2月、元交際相手であるエヴァン・レイチェル・ウッドがInstagramにて性的虐待を告発した事をうけ、他4人の女性が性的虐待を告発し、所属レーベルが契約を打ち切った。この告発を受け、マリリン・マンソンは事実ではないと反論する声明をインスタグラムに投稿した。
また、2005年から2006年にかけて結婚生活を送った元妻であるディタ・フォン・ティースは、「離婚理由は不倫と薬物乱用であり、虐待ではない」と声明を発表し、2022年3月2日、マリリン・マンソンがエヴァン・レイチェル・ウッドの告発を、キャリアを狂わせた悪質な嘘であるとして名誉毀損で訴えました。
マリリン・マンソンは、その挑発的なスタイルやダークな音楽で有名ですが、社会問題や宗教、政治などのテーマを取り扱うことで、議論を呼び起こすことがしばしばあり、特にコロンバイン高校銃乱射事件においては誤りであるにもかかわらず、メディアでは2人はマンソンの影響を受けていたという報道がなされました。
マリリン・マンソンは、その挑発的な歌詞やビジュアル、そしてパフォーマンスで批判も受けましたが、彼のファンにはその芸術性と才能が支持され続けています。

Marilyn Mansonのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Get Your Gunn (収録アルバム:Portrait of an American Family)


この曲は、社会やメディアが暴力を助長するというテーマを扱っています。メロディは、激しいギターリフと攻撃的なドラムパートが特徴で、マンソンの激しいヴォーカルが印象的です。

Sweet Dreams (Are Made of This) (収録アルバム:Smells Like Children)


この曲は、ユーリズミックスのカバーで、ダークで不気味な雰囲気が特徴です。歌詞は、欲望と恐怖が交錯する悪夢のような世界を描いており、リスナーを引き込みます。メロディは、オリジナル曲のポップな要素を排除し、重たいギターリフとマンソンの低く不気味な歌声が際立ちます。

Irresponsible Hate Anthem (収録アルバム:Antichrist Superstar)


アルバム「Antichrist Superstar」のオープニングトラックです。この曲は、社会への過激な不満と怒りを煽る歌詞が特徴で、アルバム全体の暗く挑発的なトーンを象徴しています。
歌詞は、個人と集団の権力闘争、抑圧、そして怒りに焦点を当てています。Marilyn Mansonの独特な歌唱スタイルと、ヘヴィなギターリフと打ち込みドラムビートが力強くインダストリアルなサウンドが組み合わさり、リスナーに圧倒的なエネルギーを感じさせます。

The Beautiful People (収録アルバム:Antichrist Superstar)


この曲は、メリリン・マンソンの最も有名な曲の一つであり、社会の偽善や表面的な美しさを批判しています。歌詞は、個人の価値が外見に基づいて評価される現代社会を風刺しており、リスナーに考えさせます。メロディは、重厚なギターリフとインダストリアルなビートが特徴で、マンソンの独特な歌声が印象的です。

Tourniquet (収録アルバム:Antichrist Superstar)


この曲は、痛みや苦しみを抱える人々に向けてのメッセージが込められています。歌詞は、心の傷を癒すための止血帯(トルニケット)を求める様子を描いています。メロディは、ゴシックな雰囲気の中でエモーショナルなコーラスが展開される構成で、マンソンの切ない歌声が印象的です。

The Dope Show (収録アルバム:Mechanical Animals)


この曲は、メディアやエンターテインメント業界の表と裏を扱っています。歌詞は、麻薬のような中毒性を持つ名声や富について警告しており、リスナーに考えさせます。メロディは、キャッチーなコーラスとグラムロック調のギターリフが特徴で、マンソンの独特な歌声が印象的です。

Rock Is Dead (収録アルバム:Mechanical Animals)


音楽業界とその表面的な価値観に対する批判と皮肉が込められた歌詞が特徴です。Marilyn Mansonは、音楽業界が本当の意味での「ロック」を壊していると主張しています。この曲のメロディは、インダストリアル・ロック調のエッジの効いたギターと、強烈なドラムビートで構成されています。Marilyn Mansonの歌声は、力強くて暗いトーンで歌われており、歌詞のメッセージを強調しています。映画『Matrix』に使われたのでも有名ですね。

Coma White (収録アルバム:Mechanical Animals)


この曲は、薬物中毒や自己破壊的行為を通して現実から逃避することを批判しています。歌詞は、現実逃避を求める人々の悲劇を描いており、リスナーに共感を呼びます。メロディは、壮大なギターやドラムが特徴で、マンソンの感情的な歌声が印象的です。

Disposable Teens (収録アルバム:Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death))


この曲は、若者が消費される現代社会を批判しています。歌詞は、若者が過酷な現実に翻弄される様子を描いており、リスナーに考えさせます。メロディは、パンク調のリズムとギターリフが特徴で、マンソンの力強いヴォーカルが印象的です。

The Nobodies (収録アルバム:Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death))


この曲は、孤立感や無力感を抱える人々に向けたメッセージが込められています。歌詞は、無名でいることの苦しみと寂しさを描いています。メロディは、メランコリックなギターとドラムが特徴で、マンソンの儚げな歌声が印象的です。

This Is the New Shit (収録アルバム:The Golden Age of Grotesque)


この曲は、社会やカルチャーが繰り返す表面的な変化を皮肉っています。歌詞は、新しいものへの執着や空虚な価値観を批判しており、リスナーに考えさせます。メロディは、インダストリアルなビートと重厚なギターリフが特徴で、マンソンの挑発的な歌声が印象的です。

Mobscene (収録アルバム:The Golden Age of Grotesque)


この曲は、集団行動やマス・コンシューマリズムを批判しています。歌詞は、人々が盲目的に従う社会の現象や、大衆文化の影響力について疑問を投げかけています。メロディは、強烈なリズムとサビのキャッチーなコーラスが特徴で、マンソンの独特な歌声が印象的です。

Personal Jesus (収録アルバム:Lest We Forget: The Best Of)


この曲は、デペッシュ・モードのカバーで、宗教や信仰に対する独自の解釈を提示しています。歌詞は、個人的な救済や心の支えを求める様子を描いています。メロディは、オリジナル曲のエレクトロニックな要素にヘビィなギターリフとマンソンの力強い歌声が加わり、新たな解釈が生まれています。

Heart-Shaped Glasses (When the Heart Guides the Hand) (収録アルバム:Eat Me, Drink Me)


この曲は、愛に溺れることの危険性を描いています。歌詞は、盲目的な愛によって自己破壊に陥る可能性を示唆しており、リスナーに考えさせます。メロディは、ゴシック調のギターリフとエモーショナルなコーラスが特徴で、マンソンの哀愁漂う歌声が印象的です。

No Reflection (収録アルバム:Born Villain)


この曲は、自己認識と向き合うことの困難さを表現しています。歌詞は、自分自身を省みることができず、自分を映す鏡の中に映らないことを描いています。メロディは、ダークで重厚なギターサウンドと激しいドラムパートが特徴で、マンソンの独特な歌声が印象的です。

Third Day of a Seven Day Binge (収録アルバム:The Pale Emperor)


この曲は、自己破壊的な行為や無駄な時間の過ごし方を描いています。歌詞は、7日間のうち3日目に差し掛かり、依然として続く破壊的な生活に焦りや後悔を感じる様子を描いています。メロディは、ブルージーなギターリフとドラムビートが特徴で、マンソンの深い歌声が印象的です。

KILL4ME (収録アルバム:Heaven Upside Down)


この曲は、忠誠心と愛情を試すことについて描いています。歌詞は、愛する人のためにどこまで行動できるかという疑問を投げかけており、リスナーに考えさせます。メロディは、キャッチーなエレクトロニックビートとサビのコーラスが特徴で、マンソンの独特な歌声が印象的です。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. The Beautiful People
  2. Mobscene
  3. Rock is Dead

おわりに

以上のように、インダストリアル・ロック、ゴシック・ロック、グラム・ロックなど様々なジャンルの要素を含んでおり、音楽ファンから幅広い支持を受けています。
これを機にぜひマリリンマンソンを聴いてみてください。

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