「メタルバンドといったら?」といわれたら、おそらく一番多く名前が挙がるであろうバンド、メタリカ。
そんなメタリカのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Metallicaとは?
メタリカは、1981年にドラマーのラーズ・ウルリッヒとギタリスト兼ヴォーカリストのジェイムズ・ヘットフィールドによって西海岸で結成された。
1982年、現メガデスのデイヴ・ムステインが加入するも、彼のトラブルメーカーっぷりにベースのロン・マクガヴニーが脱退し、クリフ・バートンが加入する。翌年の4月に素行不良を理由に解雇される。代わりのギタリストとして、カーク・ハメットが加入。7月に『Kill ‘em All』をリリースし、デビューする。
1984年、2ndアルバム『Ride the Lightning 』をリリース。着々と知名度を上げていく。そして、1986年、メタル史に残る名作3rdアルバム『Master of Puppets』をリリース。ゴールドディスクを獲得する。だが、9月のツアー中にスウェーデンでメンバーの乗ったバスのスリップ事故により,ベーシストのクリフ・バートンがバスの下敷きになり死亡。これにより、メンバーは新ベーシストとして、ジェイソン・ニューステッドが加入する。
1988年9月、4thアルバム『…And Justice for All 』をリリース。収録曲の壮大なバラード『One』が、グラミー賞ヘヴィメタル部門受賞・授賞式では慣例のスーツ姿ではなくラフな格好で登場した。1991年8月、5thアルバム『Metallica』(通称、ブラックアルバム)をリリース。これが収録曲の『Enter Sandman』をはじめとして大ヒット。このアルバムは全米だけで1,700万枚近く売り上げ、世界では2000万枚以上売り上げた。1996年6月、6thアルバム『Load』をリリース、全英・全米1位を記録。1997年11月、7thアルバム『Reload』をリリース。しかし、この2作のメタル要素のないただのロック路線に、同業のスレイヤーに、「メタリカは死んだ」と評される。実際この時期のアルバムは全体的に評価が悪いです。1999年、メタリカ本拠地のオーケストラ、サンフランシスコ交響楽団との競演ライヴアルバム『S&M』をリリース。クラシックとメタルという最も対極にあると考えられる二つのジャンルが見事な化学反応を起こしました。しかし、この頃からバンドの雰囲気は悪くなり、2001年1月、ジェイソン・ニューステッドが脱退する。数年間音沙汰なしとなるが、2003年2月、元スイサイド・テンデンシーズの。ロバート・トゥルージロが加入。8thアルバム『St. Anger』をリリース。
2008年、9thアルバム『Death Magnetic』をリリース。
2016年、10thアルバム『Hardwired… to Self-Destruct』を8年ぶりにリリース。
彼らは音楽史上、最も大きな影響力を持ち、なおかつ商業的にも成功を収めたロック・バンドの一つである。世界中で1億1,000万枚のアルバム・セールスを記録し、文字通り7大陸すべてで何百万人ものファンの前で演奏を行ってきた。
これまでに9度のグラミー賞、2度のアメリカン・ミュージック・アワード、多数のMTVビデオ・ミュージック・アワードを受賞し、2009年にはロックの殿堂入りを果たしている。2013年12月には南極大陸でコンサートを行うという画期的な試みをし、1年の間に7大陸すべてで演奏を披露した初のアクトとなって、ギネスブックにその名を刻んだ。まさに文字通り、モンスターバンドである。
Metallicaのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Hit The Lights(収録アルバム:Hit The Lights)
記念すべきファーストアルバムの一曲目。スラッシュメタルらしく疾走感あふれる曲です。なんていうか全パートすごく若さに溢れてていいです。
Whiplash(収録アルバム:Hit The Lights)
リフのギザギザ感とスピード感がたまらない曲。サビではテンションのあまりwhiplashって叫んでしまいますね。
Seek and Destroy(収録アルバム:Hit The Lights)
キャッチーながらもきちんとヘビーなリフと中盤の疾走とスラッシュしています。
ライブでは定番の曲。歌詞の一番をライブの場所に置き換えますね。
Fight Fire with Fire(収録アルバム:Ride The Lightning)
メロディアスでスローなアンプラグトなイントロにまったりしてると、いきなりの怒涛の超スピードのギターリフにガツーンとやられます。そっからはあとは爆走、間奏部分ではもっと爆走。ギターはもちろん、ベースとドラムも頭おかしいくらいのスピードです。
Creeping Death(収録アルバム:Ride The Lightning)
キャッチーながらもスラッシュしている曲。ザクザクしたギターリフがかっこいいです。
ギターソロのメロディアスさはいつ聞いても痺れます。
ライブでの醍醐味はなんといっても間奏部分のDIE、DIEの大合唱。この曲はジェイソンのデスボイスがくそかっこいいです。
For Whom The Bell Tolls(収録アルバム:Ride The Lightning)
ライブの定番曲。この曲の見どころはなんといってもイントロ!
イントロのベースが、深夜の鐘の荘厳さをうまく表現できていると思います。キャッチながらもヘビーな名曲です。
Fade to Black(収録アルバム:Ride The Lightning)
ヘビーでメロウなイントロから始まり、哀愁に満ちた寂しげな雰囲気満載の曲。
メタリカのバラードの元祖ともいえる曲。
後半部のディストーションのかかった情緒あふれる泣きのギターソロが壮大で素晴らしい
Battery(収録アルバム:Mater of Puppets)
名盤『Mater of Puppets』の一曲目であり、メタリカのスラッシュチューンを代表する曲。
イントロの荒涼感あふれるアコースティックギターからはじまり、イントロが終わると一度聴いたら忘れられないリフが一気にたたみこんできたかと思ったら、終わるまで疾走し続けます。ストレートにかっこいいとはまさにこの曲のことではないでしょうか。
Master of Puppets(収録アルバム:Mater of Puppets)
一曲目のbatteryから既にノックアウトされている状況で、さらに追い打ちをかけてくる曲。まずリフがかっこいい、イントロが1分以上あるけどそんなことまったく気にならない。イントロの転換点の音をトランスさせたギターもくっそかっこいい。そっからエッジの効いたリフに合わせて、突っ走っていきます。そして、中間部に入り泣きのメロディを堪能し、落ち着いてゾクゾクとさせてくれるバックのもとMaster!Master!と叫ぶ部分は、もはや至高の瞬間。そして、そっから一気に元へと戻っていく激流が如くギターソロに飲み込まれたのち、また元の曲調に戻されます。もう曲の展開がドラマチックで無駄なく、それでいて疾走していて最高の一言ですね。
基本ダウンピッキングとかいう鬼。
Damage.Inc(収録アルバム:Mater of Puppets)
名盤メタルマスターの最後を告げる曲にして、最後のくせにこれまた癖の強い曲。最初のひっかけがことくスローなテンポは、すぐにアップテンポへと舵をかえます。ある意味、メタリカがスラッシュしていた最後の曲とも言えますね。この曲のギターソロってメタリカ最速じゃねーの?
Orion(収録アルバム:Mater of Puppets)
故クリフバートン作曲のインスト曲、このアルバムにおける息抜き的なポイントではありますが、起伏の富んだ展開に気づいたら引き込まれています。閑散とした雰囲気がまさにオリオン座の輝く冬空にぴったりです。
Welcome Home(Sanitarium)(収録アルバム:Mater of Puppets)
重厚で抒情的なバラード。アルペジオ部分が美しく、サビに向けて徐々にテンションが上がっていくボーカルがかっこいいです。
後半のギターソロで感情が爆発します。
One(収録アルバム:And Justice For All)
メタリカ最強のバラード曲といえばこれじゃないでしょうか。映画「ジョニーは戦場にいった」をモチーフにした曲。イントロからノックアウトされるくらい哀愁の漂いっぷりが半端ないです。ジェームスがメロウに歌い上げながら演奏人もそれにあわせる序盤、中盤の一瞬の安楽的な雰囲気は束の間、終盤に向けて壮絶さをましていき、そして終盤の銃砲飛び交う戦場がごとく猛烈な雰囲気に一気に心身をもってかれたところで、フィナーレでその感情の爆発を表現するかのようなギターソロで締めます。
Blackened(収録アルバム:And Justice For All)
テープの巻き戻しによってつくられたイントロからはじまるこの曲。
ギターリフとベースライン、どっちも絶妙にかっこいい曲。ひたすらにタイトでヘヴィーです。中盤のプログレッシブさを感じるミディアムテンポもこの曲にいいアクセントを加えています。ギターソロのすばらしさはもちろんのこと、ギターソロから元の曲調に戻る瞬間はまさに鳥肌モノ。
「バケツリレー、水よこせー!」の空耳でも有名
And Justice For All(収録アルバム:And Justice For All)
緊張感にあふれていてカッコイイ曲。Justice is rapedとかいうストレートな歌詞もいいですね。So true So real!で一気にはじけるところもかっこいいです。
リズムも全体的に面白く、
To Live is To Die (収録アルバム:And Justice For All)
なきクリフ・バートンの遺作。
静かながら重くかっこいいリフとドラマチックな曲展開が感涙モノです。
ジャスティスツアーでのこの曲からのMaster of Puppetsへのつなぎは見事です!
Enter Sandman(収録アルバム:Black Album)
メタリカを代表する曲です。前のような疾走するかのような勢いはないですが、
とにかくギターリフがダークでヘビーでかっこいい。中盤のギターソロ部分もメロディアスでまさにこれこそヘビーメタルって感じです。
ヤンキースの最強の守護神、リベラの登板ソングとしても有名でした。
ちなみに、今は亡き「千代田生命にいこう~~」っていう空耳が有名です。
Nothing Else Matters(収録アルバム:Black Album)
メタリカの侘しさたっぷりのバラード。渋い声で歌うジェームスがかっこいいです。この頃からボーカルがしっかりし始めた印象です。少しずつ弾いていくギターソロも哀愁たっぷりでいいですね~~。
Sad But True(収録アルバム:Black Album)
ヘビーでスローで、どこかヒップホップさ(笑)も感じる曲。このグルーヴ感がたまらないですね。聞いていてゾクゾクしちゃいます。
Through the Never(収録アルバム:Black Album)
このアルバムで一番疾走している曲ではないでしょうか。まさに疾走ヘビーといったところでしょうか。
「寿司!鳥!風呂!寝ろ!」の空耳でおなじみです。
The Unforgiven(収録アルバム:Black Album)
メタリカのヘビーでダークで哀愁のあるバラードといえばこれ。
アコギの乾いた音と重厚なドラムとベースのコントラストが逆に味わい深くギターソロも必聴です。
Until It Sleeps(収録アルバム:Load)
もの哀しいイントロからはじまり、陰鬱的で陶酔的なAメロから一気に弾けて爆発するサビとヘヴィーなリフ、そしてまたゆっくりとまるで眠りにつくかのように静まっていく曲展開が素晴らしいです。
Ain’t My Bitch(収録アルバム:Load)
リフがまさにロックンロールって感じでクールな曲。
締めのAin’t my Bitch!と吐き捨てるジェームスがくっそかっこいいです。
Fuel(収録アルバム:Reload)
純粋にかっこいい曲です。ヘビーメタルとか聞かない人でも聞きやすいんじゃないでしょうか。開放的で爽快感あふれる名曲です。
ギターソロの部分とか、まさにレースで疾走している感満載で最高ですね。
The Memory Remains(収録アルバム:Reload)
重量感たっぷりのミドルテンポの曲。
ヘヴィでエッジの立った気持ちいいリフに、随所に飛び込んでくるカークのワウと所々光るところがあります。
またマリアンヌお婆さんの荒廃的な「らららーららー」というコーラスも異様な味わいを出しています。
St.Anger(収録アルバム:St.anger)
長い沈黙を経て、新生メタリカとしてひっさげてきたこの曲。パンクっぽさもありますが、この怒りという感情を爆発させながら疾走させるこのチューンは、マーベラスの一言。
Invisible kids(収録アルバム:St.anger)
メタリカっぽいかといわれるとそうでもないけど、この独特なリズムというかノリが好きです。これは個人的なおすすめ曲って感じです。
That was just your life(収録アルバム:Death Magnetic)
かっこいいリフにメロディアスな展開。アグレッシブで殺傷力満載な曲です。
All nightmare long(収録アルバム:Death Magnetic)
渦を巻くかのようなリフがグルーヴィーでかっこいいです。ギターがとにかく好き放題暴れていていいですね。
Hardwired(収録アルバム:Hardwired… to Self‐Destruct)
この年になっても、とにかく突っ走っていて純粋にかっこいいですね。この痺れる感じこそメタリカです。
Moth into Flame(収録アルバム:Hardwired… to Self‐Destruct)
イントロからグッっと掴まれたこの曲。
サビの疾走からのギターソロの流れがオーソドックスだけど、やっぱりかっこいい。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。ヘビーメタルを代表するバンドだけあってどの曲も最高にかっこよくて、またハードだったと思います。まさに世界を代表するモンスターバンドなのでぜひ聞いてヘドバンしまくってください。