今まで数多くのタブーを破り、数々の伝説を生んできた。
泣く子も黙る、ラップゴッド、エミネム!
そんなエミネムのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Eminemとは?
1972年生まれ、アメリカ合衆国ミズーリ州セントジョセフ生まれ。幼い頃から極貧の環境に育ち、父親に捨てられ、母親からはひどい仕打ちを受け続けてきました。カンザスシティとデトロイトを転々とする。そんな状況なので当然友達もできず、トラブルの絶えない日々を過ごす。
そんな悪環境だったので、彼がヒップホップに興味を持ったのは必然だったのかもしれません。14歳ごろから本格的にMCとして活動しはじめ、黒人優位のヒップホップ界において、白人ながらいくつものMCバトル・コンテストに挑戦しました。
1997年、MCバトルに盛んに参加しレコード会社にデモ ・テープを送りまくったことにより、デモテープがドクタードレの目に留まり、その才能にほれ込んだドレにより、ドレのレーベルと契約、1999年に「The Slim Shady EP」をベースにメジャー・デビューアルバム『The Slim Shady LP(The Slim Shady LP)』をリリース。いきなり全世界で600万枚を超えるセールスを記録し「グラミー賞最優秀ラップアルバム部門」受賞。一気に スターダムにのし上がった。2000年に2ndアルバム『The Marshall Mathers LP』をリリース、これまた前作以上の爆発的ヒットをする。
2002年、3rdアルバム『The Eminem Show』の発売。これは2002年に最も売れたアルバムとなる。
また、半自伝的映画「8 Mile」に主演。主題歌「Lose Yourself」はエミネムの代表曲となり、2003年度アカデミー歌曲賞を受賞。
以降、2004年に4thアルバム『Encore』をリリース、2009年に5thアルバム『Relapse』をリリース、2010年に6thアルバム『Recovery』をリリース、2013年に7thアルバム『The Marshall Mathers LP 2』をリリース、2017年に8thアルバム『Revival』をリリース、2018年に9thアルバム『kamikaze』をリリース、2020年に10thアルバム『Music to Be Murdered By』をリリースし全てのアルバムで全米一位を獲得している。
アルバムトータルセールスが1億枚を超える史上最も売れたヒップホップ・ミュージシャンであり、2000年代に世界で最もアルバムが売れたアーティストでもある。
Eminemのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
My Name is(収録アルバム:The Slim Shady LP)
ドクター・ドレと出会って、何か曲を作ってみてよとドレーから言われたエミネムがすぐに作った曲がこれです。このエピソードだけでも、エミネムの才能が特異なことが分かりますね。
これからメジャーシーンに乗り込むにあたっての、自己紹介的な曲になってます。
バックミュージックのテンポはスローながらも、ラップは当時から高速ですね。
The Real Slim Shady(収録アルバム:The Marshall Mathers LP)
このスリムシェディはエミネムの別人格のことです。サビのラップのスタイリッシュかつアグレッシブな勢いは聞いていて爽快感たっぷりでいいですね。ついつい口ずさみたくなります。歌詞はブリトニースピアーズ、クリスティーナ・アギレラをはじめ様々な人をDisってます
というかわりかしひどい内容です(笑)。
The Way I Am(収録アルバム:The Marshall Mathers LP)
全体的に吐き捨てるかのような、力強いエミネムのラップが繰り広げられる曲。
これが俺の道だから、邪魔するんじゃねー!!っていう、エミネムの熱い思いが感じられる曲。バックで流れる鐘の音が、この曲にメリハリを与えてます。
Stan(収録アルバム:The Marshall Mathers LP)
歌詞の内容は、エミネムの狂信的なファンとそれにアンサーするエミネムという構成になっていますが、わりとホラーです。というか、描写が上手いです。
ダイドの切り込んでくるラップがこれまたかっこいいんですよ。
Without Me(収録アルバム:The Eminem Show)
でもお前ら俺がいなけりゃ、お前ら面白くないだろ??っていう自信満々な曲、エミネムらしくていいですね~
歌詞も韻を踏みまくってて、とくに3番の
Sometime it’s just seen ~~ の下りとかいつ聞いても痺れます。
曲中にリンプビズキット、元インシンクのクリス・カークパトリックといった嫌いな奴らを曲中でディスったりと、これぞラップだな~、って感じです。
Sing for the moment(収録アルバム:The Eminem Show)
エアロスミスのDream Onしをベースにした曲。エアロスミスってWalk This WayとRun DMCのコラボから分かる通り、ラップと親和性が高い曲が多いですよね。スローテンポなバラードにハイスピードのエミネムのラップていうコントラストが鮮やかでいいです。
Cleanin’ Out My Closet(収録アルバム:The Eminem Show)
母親との屈折した関係を歌い上げた曲。この歌で表現されているものは愛情でもない憎悪でもなく、ほんと難しいですね、、
Lose Yourself(収録アルバム:8 Mile)
今更説明不要な超有名曲。
ニコニコ動画でエミネムさんが○○してくれるそうです、でよくMVが使われてますね。
イントロのピアノからエミネムの世界に引き込まれます。
この独特なリズムでもラップできるのが、エミネムのすごいとこだなーとつくづく思います。
Like Toy Soldiers(収録アルバム:Encore)
ラッパー同士の不毛な対立を批判した曲です。ラップのディスリ合いは、ラップ内で終わればいいんですが、争いがヒートアップして暴力沙汰になったり、ひどい場合だと死者を出しています。
ただ、悲しいことにこの曲の発表後に盟友のプルーフが銃殺されます、、
Just Lose It(収録アルバム:Encore)
MVはマイケルジャクソンをおちょくったものとなっています。エミネム的には相手が大物スターであろうがディスる時はディスるっていうのが、そこに痺れる憧れるぅ~~って感じです。
Mockingbird(収録アルバム:Encore)
哀愁漂うピアノの美しいメロディにエミネムのラップが乗るバラードです。自分は音楽活動に忙しく、母親は逮捕されるという状況に置かれた娘に対する、愛情があふれた内容の歌詞となっています。
Shake that featuring Nate Dogg(収録アルバム:Curtain call the hits)
シックにノリの良い曲ですね。クラブとかでソファーに座りながら、泰然と聞くとめっちゃ似合う曲です。
Nate Doggの低音ラップもかっこいいです。
Crack a bottle(収録アルバム:Relapse)
ドクタードレーと50centと仲良くコラボした曲。歌詞はめちゃくちゃにひどい(笑)ですが、3人とも楽しそうに歌ってるので、そんなことどうでもよくなります。
We made you(収録アルバム:Relapse)
まるでおとぎ話で流れてくるかのような煌びやかなメロディにエミネムのラップがノリノリにのってます。
3.a.m(収録アルバム:Relapse)
殺人現場を舞台にしたホラーな曲です。おそらく薬物中毒だった自身の過去の惨さを投影しているのでしょう。
Love The Way You Lie featuring Rihanna(収録アルバム:Recovery)
今を時めくリアーナとコラボしたラップのバラードソング。
時には愛し合ったり憎しみあったりする二人を描いた曲です。
リアーナの透明感あふれるボーカルにエミネムの後半のフロー、まさに神ってるってやつですね。
No Love featuring Lil Wayne(収録アルバム:Recovery)
リルウェインとコラボした曲。エミネムのまくし立てるラップとリルウェインのルーズなラップが良い化学反応を起こしています。ラップにおける熾烈な戦いをうたった曲です。
Not Afraid(収録アルバム:Recovery)
ポップよりの曲ですが、相変わらずかっこいいですね。
恐れるなという、希望と勇気を与えてくれる歌詞もいいですね。
The Monster(収録アルバム:The Marshall Mathers LP 2)
またまた、リアーナとコラボしちゃいました。この二人の化学反応は本当にいいですね。
Rap God(収録アルバム:The Marshall Mathers LP 2)
タイトル通り、ラップゴッドという名に恥じぬ超早口ラップを途中で披露します。まさにエミネムの才能がこの曲で炸裂しまくってます。
Berzerk(収録アルバム:The Marshall Mathers LP 2)
ビースティーボーイズっぽいハードな曲ですね。MVではリックルービン、ケンドリックラマー、キッドロック、スローターハウスの面々がMVにカメオ出演しています。
Walk on water(収録アルバム:Revival)
ビヨンセをフィーチャリングしている曲。世間からは神のごとく崇められている自分とただの人間である現実の自分とのギャップをうたった曲。Walk on waterはそのまま水の上を歩くことができない、ただの人間だということを表すタイトルになってます。
River feat Ed Sheeran(収録アルバム:Revival)
エドシーランとのコラボ曲。エドのクリーンでエモーショナルなサビとエミネムのハードなラップのコントラストが鮮やかです。
すごい爽やかな曲と思わせておいて、かなりドロドロの恋愛の愛憎劇を歌ってます。破局寸前のカップル、エミネムとの不貞、そして妊娠。かなりヘビーでダークな内容になっています。
Venom(収録アルバム:Kamikaze)
スパイダーマンのキャラクター、ヴェノムについて歌った曲。
エミネムのアグレッシブなラップとスリリングに刻まれるトラックビート、ヴェノムの悪役であるキャラ設定が見事にマッチしてますね。
Lucky You (featuring Joyner Lucas)(収録アルバム:Kamikaze)
ジョイナー・ルーカスのラップが速すぎてビビりますね。今のヒップホップに対するイライラをぶつけまくっている歌詞で、良く言えば未だに第一線、悪く言えば老害って感じの賛否両論な内容になっております。
エミネムはエミネムなりに、自分が築いてきたものに対する矜持があるんでしょうね。
Killshot(収録アルバム:)
Machine Gun Kellyの『Rap Devil』自分に対するディスに対してのアンサーソング。
1週間で仕上げてきた当たり、いまだに彼の戦闘力はすさまじいですね。
かなりロジカルにお前の曲のここがだめってダメだししてるし、老害ディスに対して、俺はお前より売れてるけど何??みたいな煽りされたら言い返せないよな(笑)
極めつけには、お前はJay-ZやNotorious BIGにはなれないと切捨て御免。これは完全にエミネムの軍配ですね。
Godzilla (featuring Juice Wrld)(収録アルバム:Music To Be Murdered By)
ゴジラが徐々に上陸していく様を表しているかのような、重い雰囲気のビートながらもアグレッシブなエミネムとドープなジュースワールドのラップがイカしてます。
そもそもが高速ラップなんですけど、最後の部分はもう超スピードで歌詞を見ながらでも追いつくのが難しいレベルです。
Darkness (収録アルバム:Music To Be Murdered By)
スロウなリズムにもの哀しいピアノが流れる曲。
2017年に起きたラスベガス・ストリップ銃乱射事件を受けての銃社会を批判した曲になっています。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
Eminem showが個人的には好きだけど、Lose Yourselfとかも聞きたいならCurtain call hits(ベスト盤)聞くのがいいかも!
おわりに
いかがだったでしょうか。とにかく痺れるほどかっこいいという言葉に尽きるのではないでしょうか。確かに聞きながら歌詞を理解するのは難しいかもしれませんが、ラップという音楽を聴いてみるのにエミネムはマジでおすすめです。それに、色々と聞いていけば英語力も上がって、少しずつ聞き取れるようにもなりますよ。なのでぜひ聞いてみてください、エミネム!!
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