90年代から現代にかけてのヒップホップシーンを支えてきたレジェンドであり、ビヨンセの夫としても有名なJay-Z。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Jay-zとは?
1969年、ニューヨーク州のブルックリンにて生まれる。幼少の頃から生活保護を受けるほどの貧乏で、11歳のときには父と別離となる。そんな恵まれない生活環境のなかラッパーを志し、一時は彼が尊敬、敬愛するビッグ・ダディ・ケインとツアーをする機会を勝ち得たものの、それは上手くいかず結局地元へ戻り、自暴自棄の生活へと堕落していく。26歳の時、至近距離から通り魔に拳銃で銃撃されたことが人生の転機となる。再度ラップに挑戦することとなり、1996年にデイモン・ダッシュと共に自主レーベルロッカフェラ・レコードを設立、1996年に1stアルバム『Reasonable Doubt』をリリース。その後は、97年から1年ごとに2003年までコンスタントにアルバムをリリースし、それが大ヒットし、一気にスターダムにのし上がる。特に3rdアルバム『Vol. 2… Hard Knock Life』は初の全米一位を記録し、それ以降のアルバムでは全て全米チャートにおいて一位を獲得している。特に911同時多発テロ事件の後にリリースされた6thアルバム『Blueprint』が、ヒットし、リードシングル『IZZO(H.O.V.A.)』は世界中で大ヒットした。2003年の8thアルバム『The Black Album』リリース後、一時MCとしての活動を休止するも、リンキンパークとのコラボといった活動は続けていた。そして、2006年に9thアルバム『Kingdom Come』を引っ提げて帰還。その後もコンスタントに活動を続け、2008年にはグラストンベリーフェスティバルにて、ヒップホップ初のヘッドライナーに選ばれました。
2018年に妻のビヨンセと共にthe Cartersという一時的なユニットを結成しました。
2011年にはサマーソニックのヘッドライナーとして来日しました。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第88位とその影響力のすごさが分かりますね。
前述したとおり、妻はあの世界的歌姫のビヨンセです。
Jay-zのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Hard Knock Life (Ghetto Anthem)(収録アルバム:Vol. 2… Hard Knock Life)
ジェイジーの初期の名曲。自身のゲットーとしての生活から今の成功に至るまでの過程を赤裸々にありのままに語った内容の歌詞は一種のカタルシスさえ感じられます。
Nigga What, Nigga Who (Originator 99)(収録アルバム:Vol. 2… Hard Knock Life)
電子音で刻まれたプログレッシブなトラックに、ジェイジーの高速ラップがこれでもかとしっくりとあっている曲。
ライブでのサビでの、コール&レスポンスは圧巻の一言です。
Big Pimpin’ feat UGK(収録アルバム:Vol. 3… Life and Times of S. Carter)
サザンHip HopグループのUGKとのコラボ曲。楽天的でトロピカルなノリのトラックが牧歌的でいいですね。
I Just Wanna Love U (Give It 2 Me)(収録アルバム:The Dynasty: Roc La Familia)
ネプチューンズのコーラスとジェイジーのラップの融合が良い味を出している曲。あと、歌詞がフリーダム過ぎて笑えます。
Izzo (H.O.V.A.) (収録アルバム:The Blueprint)
ジェイジーの代表曲であり、ジェイジーを象徴する曲といえばこれですね。サビのキャッチーさが良いですよね。歌詞もヒップホップらしくノリノリで、H to the izz-O, V to the izz-Aのフレーズがいいですね。
U Don’t Know(収録アルバム:The Blueprint)
ゴージャスなトラックに、ジェイジーの力強いラップが良い化学反応を起こしている曲。ライブだとさらにかっこよくなります。
Excuse Me Miss(収録アルバム:The Blueprint²: The Gift & The Curse)
ナードのファレルウィリアムスとタッグを組んだ曲。女性のエスコートについて歌った曲です。MVにビヨンセが出ていますね。
Public Service Announcement(収録アルバム:The Black Album)
不安な雰囲気を醸し出しているピアノのリズムを基調に、ジェイジーのラップとシンセの音が混ざった曲。
99 problems(収録アルバム:The Black Album)
ダイナミックなトラックにノリノリにラップするジェイジーに、虜になってしまう曲。このシンプルながらも骨太な感じが良いですよね!
Dirt Off Your Shoulder(収録アルバム:The Black Album)
ドープな、サイケデリックな雰囲気のトラックにジェイジーがかっこよく爽快にラップをかましている曲です。
Umbrella feat Jay-Z(収録アルバム:Good Girl Gone Bad(リアーナのアルバム))
Jay-Zを迎えたこのナンバーはリアーナの代表曲といっても過言ではないです。とにかくノリノリなシンセとキャッチーな曲で、サビの「under my umbrella, ella, ella, a, a, a」は特にくせになりそうです。
Show Me What You Got(収録アルバム:Kingdom Come)
バックのホーン隊が、これでもかとノリノリに空気を暖めてくれており、それにジェイジーが心地よさそうに楽しそうにラップしています。サビもキャッチーですし、聞きやすい曲だと思います。
Empire State of Mind feat Alicia Keys(収録アルバム:The Blueprint 3)
アリシアキーズとのコラボをした大ヒット曲。映画「Sex and The City パート2」のテーマ曲です。サビのニューヨーク、ニューヨーク叫びまくっているアリシアが印象的ですね。ソウルフルながらも聞きやすくキャッチーでよく完成された曲だと思います。
Run This Town(収録アルバム:The Blueprint 3)
とにかくノンストップなラップがかっこいいですね。リアーナとカニエが参加しているだけあって、かっこいいのも当然ですけどね。まさに、ヒップホップのお手本ともいえる曲です。
Ni××as in Paris(収録アルバム:Watch the Throne)
お騒がせ者でマブダチのカニエウエストと共演した曲。さすがアメリカを代表するラッパー同士だけあってスキのない曲となっています。トラックの不穏ながらも壮大な雰囲気が素晴らしいですね。そんなトラックに二人のラップがかっこよく乗っかっています。
Holy Grail (Featuring Justin Timberlake)(収録アルバム:Magna Carta… Holy Grail)
Suit & Tieに引き続き、またジャスティン・ティンバーレイクとタッグを組んだ曲。ティンバーレイクがエモーショナルに歌い上げるパートと、ジェイジーが鋭くラップするパートの切り替わる感じが、かなりクールです。
The Story of O.J.(収録アルバム:4:44)
シックなトラックに、ジェイズの淡々としたラップがするりと乗っかっている曲。黒人問題について切り込んだ内容でもあります。
Apeshit(収録アルバム:)
妻にビヨンセと共にthe Cartersとして披露した曲。
贅沢に野望を語っています、普段あまり見ないビヨンセの高速ラップがかっこいいですね。
What It Feels Like with Nipsey Hussle(収録アルバム:)
既に亡くなっているニプシー・ハッスルとのコラボ曲。
起伏のある展開が聞く者を飽きさせないですね。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
アルバムが多いので、どれからっていうのが難しいですが、個人的には金字塔『Blueprint』ですかね。
おわりに
いかがだったでしょうか。どちらかというと、ビヨンセの夫としての方が有名かもしれませんが、そもそもは世界的なラッパーとして有名であり、それを裏付ける素晴らしい楽曲がたくさんあるので、ぜひジェイジーの曲も聞いてみてください。
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