2018年のソニックマニアとサマーソニックでの来日が決定し、さらには2019年に音楽活動を引退すると言われている、ファンク界の大御所中の大御所、ジョージクリントン。
そんなジョージクリントン(とそのバンド)を紹介したと思います。
George Clinton(Parliament、Funkadelic)とは?
1941年アメリカのノースカロライナ州で生まれる。実家が床屋でそこで働くうちに、仲間とドゥーワップ・グループを結成し、それがやがてパーラメントとしてデビューするきっかけとなります。パーラメントやファンカデリックを率いるなど、Pファンクの創始者として、地道に活動を続け、パーラメントで1976年発表の『Mothership Connection』で、宇宙空間を舞台に猥雑なファンクを展開し、SF的な世界観で圧倒的な人気を得ることとなった。ここからシングル・カットされた「Give Up The Funk」はビルボードのTop100で15位まで上昇するなど、破竹の勢いで評価を高めました。その後、ファンカデリックでも1978年に『One Nation Under A Groove』を発表し、ファンクの神髄を如何なく発揮しました。
1997年にはロックの殿堂入りも果たします。その独創的なアイディアで音楽シーンに革新を起こした生ける伝説として、今もなおその絶大な影響力と彼自身の音楽に対する精力は衰えることがなく、2015年にフライング・ロータス、サンダーキャット、シャバズ・パラセズのコラボ曲に参加したのをきっかけにBrainfeederとの親交を深め、現在制作中というアルバムもBrainfeederからのリリースが予定されている。
また、クリントンは奇抜なファッションでも知られています。
Funkadelicのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Maggot Brain(収録アルバム:Maggot Brain)
サイケデリックなギターソロが10分近くずっと続くだけの曲と言えばそれまでですが、とにかくこの泣きのギターソロが哀愁たっぷりで聞いていて10分間なんてあっというまです。
Super Stupid(収録アルバム:Maggot Brain)
ジョージクリントンのアクの強いボーカルに、エッジのきいたリフとヘヴィーでファンキーなメロディが良い感じにミックスしてすごくグルーヴィーな曲となっています。あと、ギターソロが特にかっこいいと思います。
Cosmic Slop(収録アルバム:Cosmic Slop)
曲は全体的に不思議な雰囲気ではあるんですが、所々暴れまわってるギターがとにかくかっこいいの一言に尽きます。
ファンクってギターリフかっこいいの本当に多いよなということを再認識させてくれる曲です。
One Nation Under A Groove(収録アルバム:One Nation Under A Groove)
ファンクにポップのキャッチーさを加えたことによりポピュラー層にまで浸透した名曲で知名度も高いのではないでしょうか。
サビのOne nation under a groove Gettin’ down just for the funkの伸びのあるボーカル部分が個人的に特に好きです。
(Not Just) Knee Deep(収録アルバム:Uncle Jam Wants You)
前作のOne nation under a groove以上にポップさとキャッチーさが増しましたが、普通に名曲です。
コーラスやギターソロ、ドラムの打ち込みや、ベースラインの構成が聞くと非常によく考えられたものだとわかります。
Parliamentのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Sucker)(収録アルバム:Mothership Connection)
ソウルフルなボーカルとコーラス、グルーヴィーなベース、そんな中でもきちんとリズムをとり続けるドラム、曲を盛り上げるために炸裂しまくるバックのホーン隊と、まさにこれぞファンクって感じです!
Mothership Connection(star child)(収録アルバム:Mothership Connection)
宇宙から来たファンクということをコンセプトにしたこの曲(というよりもこのアルバムなのだが)
スローテンポながらもノリの良い明るいファンクとなっています。
P. Funk (Wants to Get Funked Up) (収録アルバム:Mothership Connection)
ジョージクリントンの独白から始まりますが、サビに入るとキャッチーでノリノリなメロディを展開してくれるこの曲。
とにかく各演奏パートがありったけのグルーヴを出してる感がかなり好きです。
このPファンクって言葉は後に、ジョージクリントンが率いるバンドを総称したり、その音楽を指してつかわれるようになります。
Flashlights(収録アルバム:Funkentelechy Vs the Placebo Syndrome)
やっぱりファンクってノリノリになるよねってことを再認識させてくれる曲。
Ha da da dee da hada hada da daというコーラスとかつい一緒に口ずさみたくなりますもん。メロディに合わせて踊りたくなりますもん。
ベースラインが特に耳に残ります。
George Clintonのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Atomic Dog(収録アルバム:Computer Games)
すごく80年代のディスコ臭を感じる。ファンクのリズムとシンセサイザーの音作りがレトロで逆にたまらない。
気付いたらリズムに乗ってること間違いなし。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
正直どれって絞るのが難しいので、ParliamentならMothership Connection。FunkadelicならMaggot Brainをおすすめします。ファンクっていうのにまだ抵抗ある人はFunkadelicのOne Nation Under A Grooveあたりがキャッチーなのですこをおすすめします。
ライブレポート
ソニックマニア 2018 でのライブ
Summer Sonic 18のライブレポートはこちら
おわりに
いかがだったでしょうか。ノリのいいファンクにかなり心躍ったのではないでしょうか。
古いからと言って敬遠せずに、ぜひ聞いてみてください。
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