2025年2月27日(木)にニュー・オーダーの来日公演に参加したので、そのライブレポートを書きたいと思います。
ライブにつくまで
二日前のGreen Dayのライブの余韻も冷めやらぬまま迎えた本公演。こちらも平日でなおかつ有給を特に取得していたわけではないので、仕事後に有明アリーナへ向かう形に。
仕事自体は定時に終わりましたので、そこから東京メトロで築地駅まで行きそこから都営バスで有明アリーナまでに行くという計画を立てましたが、これが大失敗。
バスは来るものの満員で平気で入社拒否のスルー。20分くらい待って、計4本くらい見送り、さすがに堪忍袋の緒が切れ、そこから新富町駅まで歩き有楽町線に乗りました。普通に豊洲経由のゆりかもめで行けば余裕で電気グルーヴに間に合ったので、後悔しながらも、有明アリーナに行く際に都営バスはクソの役にも立たないということを学べ、もっと大事なライブの時遅れなくてよかったと、これでいい勉強になったと思いました。思うことにしました。
それにしても、有明アリーナは相変わらずアクセスがクソですね~、最寄りの駅から徒歩10分くらい歩かされますし。
電気グルーヴ
機嫌を取り直し、急いで自分のS席へ移動すると、ちょうどShangri-Laが終わり際という感じでした。何度も聞いているとはいえ、やはりフルで聞きたかったな、残念となりました。
その後は、DISCO UNIONで電気グルーヴの独特な世界観に浸かって、SHAMEFULでは笛とともに飛び跳ねたりと、フジロックみたいな楽しみ方をしました。
そして、今回一番の待望であるN.O.、タイトルの元ネタであるニュー・オーダーの前座としてこの曲を聴くのはやはり特別感がありました。改めて聞くとメロディとかめちゃくちゃTemptationですよね。
そんな感じで最後にFLASHBACKDISCOでハードに締めて終了。
最近、コジコジにハマっているので、ポケット・カウボーイとか聞いてみたいなと思ったけど、相変わらずノリノリでそれでいてかっこいいライブでした。
電気グルーヴのライブ後、開演まで30分以上時間があるのでトイレに行った後はのんびりと過ごして19:40ごろにライブスタート。
初っ端からJoy DivisionのTransmissionというハードなスタート、ゴリゴリなベースラインながらダンサンブルな不思議な曲でいきなりテンションは上がっていきました。
憂いと切迫した雰囲気が素晴らしいCeremony。
Age of Consentはまさにニュー・オーダーらしいメロディで最高でした。
Your Silent Faceではバーナードのピアニカチャレンジ、イントロも間奏もどちらも上手く吹けていました!やったね!
Bizzare Love Triangleのまさにディスコ向けなビートもライブだとここまで映えるとは思いませんでした、キラキラなシンセサウンドが眩しかったですね。
そして個人的に、ここからの終盤の怒涛の流れが一番印象に残ってます。
まずはTrue faith、緊迫感のあるシンセサイザーに、キャッチーでグルーヴィーなメロディがダンサンブルで心地よいです、そこから暗転したのちドラムマシンの打ち込みから始まり、それにエレキベースがかっこいいベースラインを響かせ、それにシンセが乗っかり、独特の機械的でありながらも人間的な温かみを感じさせるサウンドを生み出しています。シンプルなビートなのになんでここまでかっこいいんですかね。ブルーマンデーが終わると、そこからあのイントロが流れてきます。Temptationです。エネルギッシュでありながら、どこかメランコリックな雰囲気でドラマチックなこの曲は背景の映像も相まって人生の走馬灯を駆け抜けている感がすごくかなりエモい気持ちになりますね。バーナードのボーカルがピッチ上がったり下がったりするのもニューオーダーらしくて良かったです。
Temptationで本篇が終わり、小休止の後アンコールへ。Joy DivisionのAtmosphereで静かながらも悲愴な雰囲気を醸し出した後に、最後はおなじみのLove Will Tear Us Apart。ニューウェイヴ感満載で陰鬱で内省的なサウンドながらもキャッチーなメロディはまさにニューオーダーの真骨頂という曲ですね(Joy Divisionですが)
単に暗いだけでなく、どこか切迫感や焦燥感、そして微かな希望のようなものも感じられ、まさにラストの曲としてはぴったりでした。
終演後
ライブ終了後は、そのまま誘導に従って豊洲駅まで歩いて帰りました。相変わらず歩かされる会場で嫌だなと思いながらも、New Orderの余韻に浸りながらなので幸せでした。
感想
やはり、ニュー・オーダー=演奏が下手という印象が強く、実際どのようなものなのかとワクワクしていましたが、普通に安定感はありました。
ただ、バーナード・サムナーのボーカルは、時折息が切れたりピッチを急に変えたりしていて面白かったです。大阪公演だとYour Silent Faceのピアニカを盛大にミスったみたいですし笑
とはいえ、先述した通り全体的にはライブの安定感はありましたし、そんなことを差し置いても有り余るほどの名曲の数々で非常に楽しめたライブでした!特に怒涛の後半の流れは最高でした。