SZAのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Raph_PH, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons

ジャズの影響を受けた自由なヴォーカル、ヒップホップ的な言葉のセンス、そしてロックのダイナミズムを併せ持つ新世代のポップスター、シザ。
そんな彼女のおすすめの曲を紹介したいと思います。

SZAとは?

シザは1989年11月8日にアメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスで生まれました。父親はイスラム教徒、母親はキリスト教徒であり、SZA自身は様々な宗教の影響を受けて育ちました。幼い頃から音楽に興味を持ち、高校卒業後は、デラウェア州立大学に進学し、海洋生物学を専攻しましたが、中退して音楽活動に専念することを決意しました。
2012年、SZAはEP「See.SZA.Run」をリリースし、これがきっかけで注目を集め始めました。2013年には、TDE(Top Dawg Entertainment)と契約を結び、2014年にはEP「Z」をリリースしました。
2017年、SZAは待望のデビューアルバム『Ctrl』をリリースしました。このアルバムは、R&B、ソウル、ヒップホップなどの要素を融合させた独特なサウンドで、批評家やファンから高い評価を受けました。
2018年、第60回グラミー賞では主要部門の最優秀新人賞に加えて合計5部門にノミネートされました。また、Kendrick LamarやRihannaなどのアーティストとコラボレーションし、その知名度をさらに高めました。
2022年、SZAは2枚目のアルバム「SOS」をリリースしました。このアルバムは前作以上の評価を受け、まさに怪物級のヒットを記録しました。Billboard 200チャートで10週間にわたり1位を独占。「Kill Bill」などのバイラルヒットを連発し、2024年のグラミー賞では最多ノミネートを記録、複数の賞を獲得しました。

SZAのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Childs Play (feat. Chance the Rapper) (収録アルバム:Z)

SZA – Chill Baby (Official Audio)

初期の代表作で、ミニマルで浮遊感のあるビートが印象的な一曲。チャンス・ザ・ラッパーとの相性が抜群で、子供時代のノスタルジーと大人の複雑な関係性を混ぜ合わせたような世界観が魅力です。ネオソウルとアンビエントが融合した、SZA独自のサウンドの原点です。

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Love Galore (feat. Travis Scott) (収録アルバム:Ctrl)

SZA – Love Galore (Official Video) ft. Travis Scott

トラップのリズムを取り入れた、甘く危険なR&Bナンバー。Travis ScottのオートチューンボイスとSZAの気怠げなボーカルが絡み合い、身体だけの関係や恋愛の駆け引きを描いています。キャッチーでありながら毒気を含んだ歌詞が、多くのリスナーの共感を呼びました。

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The Weekend (収録アルバム:Ctrl)

SZA – The Weekend (Official Audio)

「週末だけの恋人」という複雑な立場を歌った、現代的なR&Bの傑作。ジャスティン・ティンバーレイクの楽曲をサンプリングした滑らかなプロダクションに乗せて、嫉妬や諦めが入り混じった感情を淡々と描く表現力は圧巻です。彼女のストーリーテリング能力の高さが光ります。

Drew Barrymore (収録アルバム:Ctrl)

SZA – Drew Barrymore (Official Video)

自分の容姿や性格への不安、パーティでの孤独感を赤裸々に綴ったインディー・ロック調のR&B。「私は暖かさが足りない?」「私じゃ物足りない?」と自問自答する歌詞は、華やかなスターのイメージとは裏腹な等身大の弱さをさらけ出しており、痛いほど胸に刺さります。

Broken Clocks (収録アルバム:Ctrl)

SZA – Broken Clocks (Official Audio)

過去の恋愛や思い出に囚われず、日々の生活(シフトワーク)をこなそうとする決意を歌った曲。ヘイズがかかったようなドリーミーなサウンドと、少し投げやりにも聞こえるボーカルが、忙しない日常の中で感じる虚無感と微かな希望をリアルに表現しています。

All The Stars (with Kendrick Lamar) (収録アルバム:Black Panther: The Album)

Kendrick Lamar, SZA – All The Stars

映画『ブラックパンサー』の主題歌として制作された、壮大でアンセム的なトラック。シンセサイザーが効いたポップで洗練されたビートの上で、ケンドリックの鋭いラップとSZAの伸びやかなサビが見事な対比を描いています。彼女をメインストリームのスターへと押し上げた一曲。

2018年のグラミー賞のラップ部門を受賞するとともに、そこでのパフォーマンスで全世界を席巻し(あの明石家さんまさんをして、あいつかっこいいわ...

Good Days (収録アルバム:SOS)

SZA – Good Days (Official Video)

ジェイコブ・コリアーがバックコーラスに参加した、ノスタルジックで幻想的な楽曲。ギターのループと鳥のさえずりが印象的で、「過去を手放して、良い日を信じる」という前向きなメッセージが込められています。不安な時代において、聴く人の心を癒やす精神安定剤のような一曲です。

I Hate U (収録アルバム:SOS)

SZA – I Hate U (Visualizer)

SoundCloudで先行公開されバイラルヒットした、80年代風のシンセサイザーが特徴的な失恋ソング。「愛しているけど、あなたのことが大嫌い」という矛盾した感情を、軽快なビートに乗せてストレートに吐き出しています。シンプルだからこそ感情がダイレクトに伝わる、中毒性の高いナンバー。

Shirt (収録アルバム:SOS)

SZA – Shirt (Official Video)

重厚なベースラインとダークな雰囲気が漂うR&Bトラック。リリース前からSNSで一部が公開され大きな話題となっていました。完璧ではない自分自身や、うまくいかない関係性に対する葛藤を、グルーヴィーかつスタイリッシュに歌い上げています。

Kill Bill (収録アルバム:SOS)

SZA – Kill Bill (Official Video)

映画『キル・ビル』にインスパイアされた、アルバム『SOS』最大のヒット曲。「元カレを殺しちゃうかも」という衝撃的な歌詞を、甘く可愛らしいメロディで歌うサイコパスな世界観が強烈です。嫉妬と執着を極限までデフォルメした、ポップでダークな復讐劇。

Low (収録アルバム:SOS)

SZA – Low (Audio)

トラヴィス・スコットがアドリブで参加した、トラップ色の強いアグレッシブな楽曲。「低い声で話して」「秘密にしておいて」と繰り返すフックが印象的で、SZAのラッパーとしての資質やフロウの巧みさが際立っています。ライブ会場をクラブに変えるようなエネルギーを持った一曲。

Nobody Gets Me (収録アルバム:SOS)

SZA – Nobody Gets Me (Official Video)

アコースティックギターを基調とした、エモーショナルなバラード。「私を理解してくれるのはあなただけだった」と、別れた相手への未練と依存を痛切に歌い上げています。マジー・スターを彷彿とさせるような、90年代オルタナティブ・ロックの香りがする名曲です。

Snooze (収録アルバム:SOS)

SZA – Snooze (Official Video)

「あなたのためなら何でもする」という、盲目的で情熱的な愛を歌ったロマンチックなR&B。メロディの美しさと、SZAのボーカルコントロールの巧みさが際立っており、リラックスしたビートの中で揺れ動く感情の機微が見事に表現されています。

Saturn (収録アルバム:Lana)

SZA – Saturn

2024年にリリースされた、ドリーミーで浮遊感あふれる楽曲。「この惑星(地球)にはもういたくない」と、人生の苦難や社会への違和感を嘆き、土星への逃避を願う歌詞が多くの共感を呼びました。美しくも切ないメロディが、現代人の抱える孤独を優しく包み込みます。

30 for 30 (feat. Kendrick Lamar) (収録アルバム:Lana)

SZA – 30 For 30 feat. Kendrick Lamar (Official Audio)

2024年末リリースのデラックス盤『Lana』で実現した、レーベルメイトであるケンドリック・ラマーとの待望の再タッグ曲。互いにキャリアを重ね、成熟した二人が織りなす高度なリリックの応酬と、無駄を削ぎ落としたビートが特徴。二人の「盟友」としての絆と進化を感じさせる一曲です。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. Kill Bill
  2. Low
  3. Love Galore

おわりに

いかがだったでしょうか。
R&Bを再定義し、時代を塗り替える孤高のクイーンの実力はさすがですね。
ぜひ聞いてみてください。

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