Museの感想、ライブレポート(2025年 Kアリーナ)

2017年の横浜アリーナ公演以来、実に8年ぶりとなった今回の来日。
同じ横浜ですが今回の会場のKアリーナ横浜は、音楽専用アリーナならではの抜群の音響を誇り、ミューズの重厚なサウンドを浴びるには文句なしのロケーションでした。アクセスはあれだけど。

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Muse

開演のブザーが鳴り、暗転した会場に鳴り響いたのは、2024年後半にリリースされた最新シングルUnravellingの重厚なリフでした。
そこから定番のInterludeから流れるように、クリスの奏でるあのベースラインHysteriaが始まった瞬間、8年も待っていた観客によるアリーナ全体が揺れるほどの歓声が上がりました。
中盤のWon’t Stand DownやKill or Be Killedでは、屋内とは思えない規模のパイロ(火柱)が上がり、会場の温度物理的にも心情的にも一気に上昇しました。
もちろん今までの過去の曲のMadnessやTime Is Running Outといった泣きメロから、PsychoやSupermassive Black Holeといった盛り上がり曲を織り交ぜてフロアを沸かせました。
やはりPlug In Babyのギターのリフをマシューが奏でる瞬間の完成はすごかったですね。
そして、終盤はドムのビートから始まるUprisingは 数万人の観客による拳と大合唱は、Kアリーナの構造上、上層階まで一体となって押し寄せるような迫力がありました。
本編ラストはお決まりのこの曲、Knights of Cydonia。ハーモニカの導入から、ラストの爆発的なジャムセッションまで、ミューズが最強のライブバンドであることを確信させてくれる完璧な締めくくりでした。
アンコールではThe 2nd Law: Isolated System、Undisclosed Desiresといったストイックな曲で仕切りなおした後、Starlightでまったりとライブは終わりました。

と全体的には満足なライブだったものの、New BornやStockholm Syndromeはやってくれなかったり(New Bornいつ聞けるねん、、)、あとアクモンのような若手からベテランバンドへの熟成みたいなものも感じたかったことも事実でここら辺は物足りませんでしたね。

とはいえ、8年ぶりに見れたMuseは大満足でした。

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