全世界のフェスでもはや当然のようにヘッドライナーを飾るようになったイギリスを代表するバンド、ミューズ。
そんなミューズを今回は紹介したいと思います。
Museとは?
1994年にイングランド、デヴォン州ティンマスで結成された3人組のバンド。当時はあまりにも田舎で音楽以外楽しめるものがなかったと回顧している。1999年に1stアルバム『Showbiz』で衝撃のデビューを果たし、その唯一無比なサウンド・ダイナミズムでロック・シーンに新風を吹き込む。1999年のWoodstockにも新人バンドとして出演していた。
2001年、2ndアルバム『Origin of Symmetry』をリリース、シンセサイザーを取り入れたり、多重録音をしたりという独自の音楽性を確立し、それが好意的にとらえられ、全英3位を記録。
続く、2003年の『Absolution』でついに全英1位を獲得。
翌2004年には欧州最大のフェス、グラストンベリー・フェスティバルの大トリを、デビューしたてながらポール・マッカートニーやオアシスとともに務める。
2006年には4thアルバム『Black Holes and Revelations』をリリース。
2009年には5thアルバム『Resistance』をリリース。これがグラミー賞の最優秀ロックアルバム賞を受賞。
2012年に発表した6thアルバム『The Second Law~熱力学第二法則』は世界21ヶ国で1位を獲得、同年に行われたロンドン・オリンピックの公式テーマ・ソングを担当するなど、まさに圧倒的人気と存在感をこの時期から確立しました。
2015年6月、7thアルバム『Drones』をリリース。レジスタンスと同じくグラミー賞の最優秀ロックアルバム賞を受賞しました。
2018年に8thアルバム『Simulation Theory』をリリースしました。
Museのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Showbiz(収録アルバム:Showbiz)
かなりダークな雰囲気ながらも、エッジがきいており切り咲かれそうなくらいのメロディーがかなりかっこいいです。高鳴る切ない感情、怒濤のごとくおしよせるメロディの洪水、まさに哀愁ロックともいうべき記念すべきミューズの初期の曲です。
Plug in Baby(収録アルバム:Origin of Symmetry)
イントロのギターからいきなりやられる曲。そっからドラマティックなメロディに続き、サビの力強い高揚感が素晴らしい。まさにミューズを代表するパワーバラード。マシューのファルセットも素晴らしい。
Bliss(収録アルバム:Origin of Symmetry)
カッティングなリフト神秘的なフレーズとエモーショナルなボーカルが聴くものをミューズの世界へと誘ってくれます。聞いているだけで快楽的な気分になります。
New Born(収録アルバム:Origin of Symmetry)
イントロのまるでどこかに迷い込んだかのようなピアノの伴奏から始まり、イントロが終わるとサビへと向けて一気に疾走していくドラマティックな曲です。
サビのついにたどり着いたかのような開放感が最高です。
Stockholm Syndrome(収録アルバム:Absolution)
とにかくエッジの効きまくったリフがかっこいい、その一言に尽きる曲。轟くようなドラムロールもいいですね。アグレッシブでこんがらがっているverse部分と、一転して爽やかで爽快感あふれるサビのコントラストも素晴らしいです。
Hysteria(収録アルバム:Absolution)
イントロの轟音ベースの一気にそびえたっていくかのような高揚感がたまらない曲。そこからのサビの解放感も素晴らしいです!
クリスのベースやドムのドラミングが特にかっこいい曲。
Time is Running Out(収録アルバム:Absolution)
ミューズを代表するバラード曲ではないでしょうか。ベースの音によるゾクゾクする、もの悲しい雰囲気を漂わせながらも、サビのキャッチーさはさすがですね。
Apocalypse Please(収録アルバム:Absolution)
破壊的なピアノのイントロから始まるナンバー。これでもかと攻撃的に重厚にピアノが攻めてきます。
スペースロックと呼ばれるミューズですが、この曲とか特に宇宙を感じますね。
Super Massive Black Hole(収録アルバム:Black Holes and Revelations)
マシューのファルセット気味のボーカルが印象に残る曲。幻想的な曲というのが正しい表現でしょうか。ほんとミューズは独特な世界観を構築するのがうまいですよねぇ。
Knight of Cydnia(収録アルバム:Black Holes and Revelations)
ミューズのライブのラストの壮大な定番曲。ギターのメロディにあわせて合唱するのがこの曲のライブでの楽しみ方です。これきくと、明日も行けそうな気がするんですよね。
聞き終わった後のカタルシスは異常です。
Starlight(収録アルバム:Black Holes and Revelations)
ミューズの心が浄化される曲といえばこれ。星たちが見守っているかのように優しく包んでくれる曲です。
野外ライブだと、この曲ほど美しいものはないですよ、マジで。
Map of the problematique(収録アルバム:Black Holes and Revelations)
特別テンポが速いわけではないが、とにかく前へ進んでいく感がたっぷりな曲。楽器がどんどんと主張していく感が気持ちを昂らせてくれます。
Uprising(収録アルバム:The Resistance)
縦ノリがすごく心地よくなる曲。サビへと入る前の瞬間とかクールすぎて、思わず手を突き上げたくなるほどです。2番になってギターメロディが追加されてからとかさらに盛り上がります。
この頃からミューズが若手バンドからトップバンドって感じの雰囲気というか貫禄になったと思います。
The Resistance(収録アルバム:The Resistance)
荒涼としたイントロに美しいピアノのイントロが流れ、そこから曲の物語は一気に加速していきます。サビに到達したときのエクスタシーは格別ですね!
Madness(収録アルバム:The 2nd Law)
美しくも儚い曲って感じですかね。聞いているとかなりセンチメンタルな気持ちになります。徐々にクリアな音になっていくシンセサイザーの使い方も見事ですよね
some kind of a madness の部分がコーラスも相まって尊すぎますね。
Survival(収録アルバム:The 2nd Law)
2012年のロンドンオリンピックの公式テーマ曲。オリンピックの開会式での演奏は圧巻の一言です。
Psycho(収録アルバム:Drones)
フルメタルジャケットのハートマン軍曹の叱責の声をマッシュアップしながら、キャッチーなリフで盛り上がるロックチューン。このリフはライブだとちょうど飛び跳ねやすいのでよく計算されてるなぁって思います。
The Handler(収録アルバム:Drones)
マシューのファルセットと対照的に、エッジの効いたハードなメロディが、退廃的ながらもエモーショナルという見事な化学反応を起こしています。とにかくかっこいい曲です。
Dig Down(収録アルバム:Simulation Theory)
ミューズの独特なシンセの音作りを楽しめる曲。
WON’T STAND DOWN(収録アルバム:Will of the People)
まるで初期のMUSEに戻ったかのような重々しい轟音ノイズに、緩急が激しいハードコアなギターサウンドがかっこよく決まっています。
特に後半部分のゴリゴリのギターロックは必聴。
COMPLIANCE(収録アルバム:Will of the People)
ちょっとオーバーに感じるシンセサイザーが迫力ありますね。
コロナ禍においてマスクやワクチン、行動規制といった様々な権威的な抑圧に対して肯定もせずかといって否定もせず、淡々とその有り様を歌っています。
WILL OF THE PEOPLE(収録アルバム:Will of the People)
縦ノリのギターリフにベースがゴリゴリでかっこいいロックチューンです。ライブ映えとかよさそうですね。
今日のノリが若干、マリリン・マンソンっぽさを感じるのは自分だけでしょうか。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
Absolutionが個人的には一番おすすめできるアルバムです。
おわりに
いかがだったでしょうか。ストレートなギターロックもあれば、壮大な曲もあったりと色々と楽しめたんじゃないでしょうか。また、ミューズの売りはライブパフォーマンスなので、興味を持ったらライブもぜひ見に行ってください!
Muse好きにおすすめのアーティスト
Radiohead
ギターやシンセを多用しているバンドとして、レディオヘッドの方がよりダークですが