プログレッシブ・ロックの先駆者としても知られるピンク・フロイド。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Pink Floydとは?
1965年に、リージェント・ストリート建築工芸学校の同級生であったロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスンの3名が現代音楽に関して論争を交わしたことがきっかけで「Sigma 6」というバンドを結成しました。
その後、親友のシド・バレットを加えて、バンド名を『Pink Floydとしました。
1967年、1stアルバム『The Piper at the Gates of Dawn』をリリース。
1968年に、過度のLSD摂取による精神障害に見舞われていたシドの役割を補う形でデヴィッド・ギルモアが加入し、一時的にフロイドは5人編成となりましたが、シドの容体は回復せず、結局3月に脱退し、4人編成でスタートし2ndアルバム『A Saucerful of Secrets』をリリースしました。1970年に5thアルバム『原子心母 (Atom Heart Mother)』をリリースすると、全英1位を記録しヒット。これにより知名度を上げます。1971年に6thアルバム『Meddle』をリリースし、このツアーで初来日をしました。
1973年に8rhアルバム『The Dark Side of the Moon(狂気)』をリリース。これが斬新な音楽性もあり大ヒットし、『狂気』はビルボードアルバムTOP100に741週間(約15年間)に亘ってランクインし続けることになりました。この記録はいまだに破られていません。
1975年に9thアルバム『Wish You Were Here』をリリース。
1979年11月、2枚組の11thアルバム『The Wall』をリリース。
この頃からウォーターズのバンド内での独裁化が進行し、ライトは正式メンバーから外されました。
そのままウォーターズの支配のもとバンドは活動するものの、売り上げが減少していき、それにより1985年にウォーターズはピンクフロイドから脱退しました。
その後、ギルモアを中心に新生フロイドは活動し、1994年に14thアルバム『The Division Bell』をリリースしましたが、ここからのツアーを最後に活動を減らしていきます。
1996年、ロックの殿堂入りしました。
2006年7月7日、かつてのリーダーであったシド・バレットが死去しました。
2014年7月7日、スタジオ録音としては20年ぶりとなるアルバムを秋に発表すると、バンドのオフィシャル・サイトで公式発表し、同11月7日にアルバム『The Endless River』をリリースしました。これは、亡くなったリチャード・ライトを追悼した作品であり、正真正銘ピンクフロイド最後のアルバムと銘打たれています。、
Pink Floydのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Astronomy Domine(収録アルバム:The Piper at the Gates of Dawn)
バンドの幕開けを集る曲ですが、早速不気味な雰囲気を漂わせているのが、フロイドらしいです。
サイケデリックで浮遊感がありますが、どこか殺気みたいな緊張感もありたまらないですね。
Set the Controls for the Heart of the Sun(収録アルバム:A Saucerful of Secrets)
神秘的なマジカルパワーを秘めていそうな曲です。なんというか瞑想的でまるで儀式に参加しているかのような気持ちになります。
Careful With That Axe, Eugene(収録アルバム:Ummagumma)
オリエンタルなメロディに繰り返されるリフが徐々に聴く者を狂気の渦へと誘います。
シャウトはもはや発狂のレベルです。
Atom Heart Mother: a) Father’s Shout / b) Breast Milky / c) Mother Fore / d) Funky Dung / e) Mind Your Throats Please / f) Remergence(収録アルバム:Atom Heart Mother)
20分以上にもわたる大作です。オープニングの重厚ながらも不気味なブラスで幕を開け、チェロやオルガンといったクラシックの楽器も参加し一つの世界を作り上げ、そこにギルモアのギターが途中から入ってきます。
後半部の盛り上がっていく感じもいいですね。
Echoes(収録アルバム:Meddle)
潜水艦のソナーの音から始まり、幻想的なエコーの増幅が不思議な音楽空間に異次元ワープさせてくれます。
深海にいるのか、はたまた宇宙の中を漂っているのか、思いっきり漂流して楽しんじゃってください。
One of These Days(収録アルバム:Meddle)
ベースがゴリゴリと音を流しながら、徐々に侵食していき闇に飲み込んでいきます。
ブッチャーの入場曲としても有名ですね。
Time(収録アルバム:The Dark Side of the Moon)
時と思考の悠久さを感じさせてくれる静寂とその中に響き渡る弦と電子音が心にしみますね。
ギターソロもドラマティックで素晴らしいです。
戦慄的なメロディは限られた時間を大事にしないことへの警告に聞こえますね。
Money(収録アルバム:The Dark Side of the Moon)
レジの音を音楽化したコミカルな曲で、実験心たっぷりで面白いです。これこそまさにプログレです。
地味にサックスソロ、ギターソロはかっこいいです。
Us and Them(収録アルバム:The Dark Side of the Moon)
サックスが作り出す雰囲気が幻想的で、そこにコーラスやギターが覆いかぶさり一種のカタルシスを感じます。
The Great Gig in the Sky(収録アルバム:The Dark Side of the Moon)
物悲しげなピアノのメロディーに、エモーショナルな女声ヴォーカルが奏でる名バラードです。
On the Run(収録アルバム:The Dark Side of the Moon)
疾走感のある、まるでタイムリープしているかのようなSFみがある曲です。
Shine On You Crazy Diamond, Parts I-V(収録アルバム:Wish You Were Here)
なんといってもギルモアの泣きのギターが炸裂している名曲。
哀愁漂うブルースに、枯れた風のようにキーボードとサックスが吹きすさんでいます。
Wish You Were Here(収録アルバム:Wish You Were Here)
精神的にダウンしてしまった元メンバーのシドバレットにささげた曲。
アコギの音色が切なくて泣けますね。
ANOTHER BRICK IN THE WALL(PARTⅡ)(収録アルバム:The Wall)
当時の画一的な教育政策を痛烈に皮肉った曲です。
子供のコーラス部分は不気味で鳥肌が立ちますし、最後のギターソロはヘヴィーでかっこいいですね。
Comfortably Numb(収録アルバム:The Wall)
内省的な歌詞に優しい雰囲気ですがどこか痛々しい哀しみも漂わせています。
ギルモアのギターソロは感動モノです。
Hey You(収録アルバム:The Wall)
もの哀しいアルペジオにロジャーのボーカルが泣けるバラードです。
High Hopes(収録アルバム:The Divison Bell)
鐘とピアノの音からはじまり、恐ろしいほど圧倒的でそれでいて甘美さもある不思議な曲です。
なんというか終末へと向かっている気分になりますね。
Marooned(収録アルバム:The Divison Bell)
アンビエントなサウンドに炸裂する泣きのギターが最高ですね。
Louder Than Words(収録アルバム:The Endless River)
当アルバムの唯一の歌詞のある曲。ギルモアの溜めのギターが炸裂し、ピアノと相まって美しい旋律を奏でています。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
名盤『The Dark Side of the Moon』から聴きましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。渋いギターロックのプログレがとてもかっこよくないですか。
ぜひ、これを機にピンクフロイドを聞いてみてください。
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