DOWNLOAD FESTIVAL 2019の感想・ライブレポート~帝王の終焉と鋼鉄神の矜持~

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3月21日(木・祝)に行われた日本では初開催のダウンロードジャパンに参加してきたので、その感想をレポートしたいと思います。

会場到着まで

実は先日は夜遅くまで残業していた(月曜日まで北京旅行のための有給休暇をとっていました)ので、起きたのが午後の10時くらいでした。
それで、すぐ良ければよかったんですが、北京旅行の準備として荷物づくりや人民元の両替等を行っていたら、幕張メッセに到着したのが、Arch Enemyのライブが終わる前くらいでした。

ライブ

Arch Enemy

ライブの最後の曲で、彼らの定番ともいえる曲Nemesisを聞いて終了。感想としては何とも言えないけど、モッシュがすごかったですね、前方の方でなんかやばいことになってました(笑)
ただ、セットリスト見たらいよいよ初期の頃の曲流行らなくなったみたいっすね、、

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Anthrax

アーチエネミーが終わったので、反対側のbloodステージへと移動しました。その途中で、なんと、昔入っていたバンドサークルのメタラー友達と再会。スレイヤーのラストライブとのことで、まさにメタラー同士は惹かれあうって感じでした。というわけで、モッシュしながらアンスラックスの予定から後ろで一緒にみるという見方に変更。
一曲目から、Caught in A Moshとぶっこんできたので、結局この曲だけはすぐ前にいてモッシュしにいきました。(笑) いやだって、これモッシュしなきゃダメでしょ(笑)
その後、2曲目にGot the Timeとスピードの手綱を緩めない彼ら。ステージを見るとジョーイの髭が前のラウドパーク16の時より心なしか増えているような気がしました(笑)
3曲目でmadhouseとミドルテンポの曲になったので、友達のいる後方へと戻り、そこでゆっくりと観戦。この曲のおどろおどろしい感じがゾクゾクしていいですね~。こいつら、それにしても年の割に相変らず元気でびっくりとともに安心しました。終始ニッコニコでしたもん。
I Am The Lawと中盤でもしっかりとシメてきており、終始後ろで見ていても集中が途切れることはありませんでした。
最後に、AntisocialからのIndiansという定番の流れに。このビッグウェーブには乗るしかないので、また前へとモッシュをしに行ってしまいました。Indiansのなんともいえない、グルーヴ感にのまれながら、全速力で駆け回るサークルモッシュは楽しかったっすね~。

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Ghost

アンスラックス終了後はまた友達に合流し、露店で飲み物を購入した後、ゴーストのTearsステージへ。
時間になると、暗転からのパパ・エメリトゥス3世改め、コピア枢機卿が降臨。新曲のAshesからスタート。昔のパパ時代に比べると神々しさは消えかなりワイルドになっており、まるでマリリンマンソンみたいな恰好でいらっしゃいましたが、そんなコピア枢機卿もワイルドでかっこよかったです。
それに演奏というか演出もなんかいよいよ壮大になっていて、2014年のサマソニの頃に比べてかなり成長して、深みに入ったなぁ、としみじみとみていました。
中盤におどろおどろしくも壮大なCircleで浄化され、ラストは代表曲のSquare Hammerでノリノリなビートで盛り上がったりできたので満足です。

SUM 41

Ghostの後は、サマソニ2017以来のサム41。サマソニの時は、ラストからだったので、No Reason,In Too Deep,Fat Lip,Still Waitingしか聞けなかったので(これだけでも満足だけど(笑))、いよいよ最初から初めて聞けるのでワクワクでした。
定番のThe Hell Songからスタート、一気にモッシュが出来、巨大な渦が加速していきます。この曲のスピード感とコール&レスポンスのしやすさは最高ですよね。そっから、Over My Head (Better Off Dead)でさらにはじけます。やっぱりパンクはいいっすね~~、ステージを見るとデリックは相変わらずガリガリだし、デイブは逆にさらにゴツくなっていてこのコントラストも彼ららしくていいな~~、って思いました。
そっからコミカルにmotivationでダンス。We’re All To Blameでハードコアに暴れたり、Walking Disasterでエモい気持ちになったりとメロコアは、子供のころのような気持になれていいですね。
No reasonでは、欠席になったオジーのParanoidをカバーしてから、シリアスにプレイ。この曲はハードでパンキッシュ精神たっぷりでいいっすね。
これ以外も、Another Brick in The WallやWe Will Rock Youもカバーしており、ライブに花を添えていました。終盤は、サマソニと同じく In Too DeepとFat Lipというサムの中でもかなりエモい2曲で盛り上がりました。Fat Lipのモッシュでのダンスはめちゃくちゃノリノリで踊れて楽しかったです。Fat Lipの歌詞とか青春感たっぷりで最高ですよね~
そしてラストは定番ソング、Still Waitingで、大暴れして終了。いつ聞いても名曲はあせないっすね~
いつ聞いても、このリフはかっこいいですね!

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Slayer

さて、サムも終わりいよいよ時間帯も夜に。そして、ついにこの瞬間が、帝王の最後のライブの時間がやってきました。過去に2度ラウドパークで見たことがある身としては、この3回目で最後になるっていうのがあまり実感が未だにわいていませんでした。
ライブはいきなりRepentlessからスタート。デビューしてから30年以上たってから作った曲ですけど、相変わらずスラッシュしていてめちゃくちゃカッコいい曲です。
この曲を皮切りにスレイヤー名物ノンストップ爆走ライブがスタート。当然、モッシュピートは大洪水状態です。Blood Redで一旦少しやんだのは束の間、Discipleで再度疾走、サビのGod Hate Us Allの禍々しいアラヤのシャウトがより場を熱狂的にします。そこからは、Mandatory Suicideで一旦、ダークなムードの中、ヘビーなリフに耳を傾けて、そこからHate WorldwideとWar Ensemble で爆発爆走。こっからは、もうとにかく彼らの超スピードについていくのに精いっぱいで何やったかあんま覚えてないっす(笑)確か、PostmortemとかJihadとかがあった気がします。さすがはスラッシュ一筋のバンドだけあって、もう全曲スラッシュしまくりです。Seasons in the Abyss、Dead Skin Mask、South of Heavenでミドル・スローテンポの名曲を投入してきました。まぁ、これらの間にHell AwaitsとかBorn of Fireとかぶっこんできたので、色々とオンオフが激しかったですが(笑)
そして、ライブもいよいよ終盤に入り、ステージが赤くライトアップ。そして静寂、、そしてこだまするドラムのバス音。そしてお決まりの必殺リフが鳴り響きRaining Bloodがスタート。この曲はいつ聞いても破壊的でそして美しいですね。ドラマティックな展開が最高です。この曲の後半の疾走パートでモッシュし、そのままChrmical Welfareに突入、スレイヤーが名曲を惜しみもなく投入してくれるので、こちらも全力でそれに応えます。そして最後に、おなじみのAngel of Death。バックにはラウパ16の時と同じく、ハンネマンの追悼。普通だったらモッシュしてるんですけど、ラストなので、サークルからは離れてじっくりと4人の雄姿を見届けました。ケリーキングのギターの指使いってほんとすごくまろやかで優しんですよね。まるで絹を触っているかのような柔らかさなのほんとすごいですよね。ゲイリーのワイルドに動き回るギタープレイもシンプルにかっこよくてこれもかっこいいです。ボスタフのツーバスも相変わらず機関銃の如く破壊力で素晴らしく、そしてフロントマンのあらやのベーボ。ほんと世界一のベースボーカルだと思ってます。ベース弾きながらっていうこととか微塵も感じませんもんね。最後までスラッシュ、疾走していてかっこよかったです。
そしてライブが終了し、ピックとかを投げ、メンバーが観客の歓声に応える中、ひとりしみじみと客席を見渡すアラヤ。そして、他のメンバーがステージ脇へと退けた後、一人ステージのマイクスタンドへ戻り、そこで日本語で「私達の最後のショーです、とても悲しい、I miss you、さよなら、いつかまたね」とスピーチ。ここで、本当に終わるんだなーっていう寂寥感が一気に襲ってきました。
スレイヤーは、人生で初めて行った音楽フェスであるラウドパーク12のヘッドライナーなので、メタル以外の音楽を聴くようになった今でも、思い入れはけっこうありますし、一つの時代が終わったんだなぁとしみじみとしました。目頭が熱くなりましたね。

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Judas Priest

スレイヤーの喪失感で、ボーっとしながら外に出て飲料水を購入。その後、戻ってくるとちょうどメタルゴッドがライブをスタートしていました。去年の11月のライブ以来ですが、まさかこんなに早く見れるとは思ってませんでした(笑)

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この前と同じくFirepowerからスタートし、そこからDelivering Goodsと2曲目から前回と変えてきました。というかセトリ今回大分違っていたので正直びっくりしました。Rapid Fireとかやってくれたのは嬉しかったですね。この曲の疾走感とギターのドライブしまくりのうねるリフといいめっちゃクールです。
Devil’s childのAC/DCっぽいノリも大好きですし。
Killing Machineにいたっては今までのライブで数回しかやったことがないくらいレアだったみたいっすね。
もちろん、定番曲もやってくれました。Turbo Loverでは相変らず盛り上がりましたし。
終盤はHell BentからのPainkillerという定番ながら最高の疾走感の流れ。大分疲れてるはずなのにそんなの関係なしにノリまくりでした。
Painkillerは特にいつきいてもかっこいいっすね~

そして、アンコールでは前回のライブではやってくれなかったThe Hellion~Electric Eye、これは本当に聴きたかったので聞けて感涙。サビの大合唱のカタルシスはやばかったですね。さらに、そこから間髪入れずにBreaking the Lawを入れてきたのですが、このつなぎが鳥肌モノにかっこよかったです。ノンストップというか、ラストにとんでもない演奏を見せてくれました。もちろん、会場は大盛り上がり、こっちでももちろん合唱です。そして最後はこれまたノンストップでLiving After Midnightにつないで終了。相変らずこの曲のラストなんか感じさせない楽しさあふれる雰囲気は最高ですね、飛び跳ねたり合唱したりはちゃめちゃにはしゃぎました。
気づいたらスレイヤーの寂寥感を吹き飛ばしていました。

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ライブ終了後

ライブも終わり、早々とクロークへと移動。サークルの友達は既にクロークに荷物を取りにいっていたので、最後に会えなかったのは少し残念でした。
ただ、それでも久しぶりのヘビーメタルフェスを思う存分に楽しめて満足でした。

おわりに

先行期間からチケットを買っていたくらいには楽しみだったので、無事開催されてよかったです。動員も良かったみたいでまだまだメタルは終わりのジャンルなんかじゃありませんよ。
来年も開催するみたいなので、来年も同等かそれ以上のエキサイティングなフェスを期待しましょう!!

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