Katy Perryの感想、ライブレポート(2025年 さいたまスーパーアリーナ)

世界的なポップアイコン、ケイティ・ペリーが最新アルバム『143』を引っ提げたワールドツアー「The Lifetimes Tour」。その待望の日本公演が、12月3日(水)にさいたまスーパーアリーナで開催されました。
自分も参加してきたのでライブレポートを書きたいと思います。

Katy Perry

平日の開催にもかかわらず、会場は彼女の帰還を待ちわびた「ケイティ・キャッツ」で超満員となり、開演前からカラフルなコスチュームやグッズを身に着けた観客の熱気で包まれていました。会場の客の男女比も今まで史上最大の女性比率の多さでした。
会場のライトが落ち、スクリーンにサイバーパンク調の近未来的な映像が映し出され「ゲームをロード中」と思わせるデジタルな映像が表示されて観客はいよいよとハラハラな気分に。
観客の期待が高まる中、ショーは最新アルバム収録のインダストリアルなナンバーARTIFICIALで幕を開け、近未来的なボディスーツに身を包んだケイティが登場すると、割れんばかりの歓声が上がりアリーナを揺らしました。
これまでのカラフルでキュートなイメージとは一線を画す、クールでサイバーパンクな演出でスタートし、続くChained to the Rhythm、Dark Horseでは、ヴィランと対峙するかのような力強いパフォーマンスを見せつけました。
第2部では、そこから一転してOne of the BoysからTeenage Dream期のあの頃のポップでカラフルな世界が展開され、15年前に一気にタイムスリップした気になりました。これぞケイティというべき大ヒット曲のオンパレードで、WOMAN’S WORLDを皮切りに、California Gurls、Teenage Dream、Hot n Coldといった大ヒットナンバーを連発。当然、会場中が一体となってシンガロングし、バックダンサーたちもノリノリ、さいたまスーパーアリーナは巨大なダンスフロアと化しました。ラストはねっとりとしたセクシーダンスをしながらI Kissed a Girlを立派に歌い上げました。
中盤のMCでは、日本のファンへの愛を語るとともに、今回のツアーの名物コーナー「Choose Your Own Adventure」が行われた。これは観客の歓声によって、アコースティックで披露する曲を決めるというもの。この日はThe One That Got Awayが選ばれました。また、娘のデイジーの花の名前を日本語では何というのを質問する(そして誰も分からず答えられない観客も含めて)暖かいコミュニケーションの時間も。
その後も、相も変わらずサイバーパンクな時間は続き、E.T.の時はライトセーバーをもってパフォーマンスをする一幕も。
そして、このヴヴィランに勝利したケイティはRoarで猛々しく雄たけびを上げると、ラストはやはりこの曲、Firework。無数の紙吹雪と、スクリーンに映し出される花火、そしてケイティの圧倒的なボーカルが融合し、約2時間にわたる「人生の旅(Lifetimes)」は大団円を迎えました。

2025年現在も、第一線のポップスターであることを証明してくれた一夜でした。

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