時代を彩ったポップアーティストの紹介
60年代以前のポップス
Elvis Presley
ロックの元祖の話となれば確実に名前が挙がる、カントリーとブルースを融合し、「ロックンロール」という新しいサウンドを誕生させた人物として知られているエルヴィス・プレスリー。
音楽はもちろんのこと、その出で立ちやパフォーマンスは後世の今でもオマージュされるほどのカリスマ性を誇っています。
Bob Dylan
洋楽界において60年代から活躍しているレジェンド、通称フォークの神様、ボブ・ディラン。
もはやその活躍は音楽の域を超え、反戦の象徴ともなり、ノーベル文学賞をも受賞しました。
未だにそのカリスマ性は現代でも十分すぎるほどにピカピカに輝いてます。
Aretha Franklin
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第1位にも選ばれた、ソウルミュージックを代表する歌手。
ソウル・ミュージック歌手の中でも、サム・クックと共にゴスペル・フィーリングの強い歌唱を持ち味としており、その圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”あるいは“レディ・ソウル”の異名を持っています。
Sam Cook
60年代のソウルミュージックを代表するシンガー。その奥深いボーカルとゴスペル・フィーリングのボーカルで公民権運動を行っている黒人をはじめ多くの人々を勇気づけました。
非業の最期を遂げましたが、彼の歌声は今でも鮮やかに輝いています。
Ray Charles
アメリカ合衆国ジョージア州出身の盲目ピアニスト。
R&Bやジャズ、ゴスペル、黒人霊歌などのブラックミュージックを、ソウルフルにピアノで弾き語る姿は黒人をはじめとした数多くの人々を勇気づけ、「ソウルミュージックの神様」と称されるまでに至りました。
Simon & Garfunkel
アメリカのシンガーソングライターデュオの、サイモン&ガーファンクル。
フォークを基調としたその美しいハーモニーとギターによるアンサンブルは現代でも数多くの人の心を癒し続けています。
70年代のポップス
Carpenters
70年代に大ヒットしたカレンとリチャードによる兄妹のポップスデュオ。『Yesterday Once More』『Top of the World』などが有名ですね。
残念ながらカレンが摂食障害により1983年に32歳の若さで急死してしまいましたが、未だに彼女らの楽曲はCMやテレビで使われており、良い曲はどの時代にも普遍的に通用するということをうかがわせてくれます。
Billy Joel
アメリカのニューヨーク州出身のシンガーソングライターでありピアニスト。
70年代から常に人々の胸に訴えかけてくる情熱的な名曲の数々を世にリリースしてきたレジェンドです。
彼の名曲はPiano Manはじめ日本でもCMで頻繁に使われているので、聞きやすいかと思います。
Elton John
イギリスのシンガーソングライター。
代表曲の『Your Song』をはじめ、世界中でヒット曲を繰り出しており、また様々なジャンルの音楽とのセッションも試みるパイオニアでもあります。
David Bowie
イギリス出身の稀代の天才ミュージシャン、デヴィッド・ボウイ。
あらゆるものを吸収することにより、常に時代の一歩先を先取り続けたカリスマで、雑誌『New Musical Express』がミュージシャンを対象に行ったアンケートでは、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」に選ばれました。
音楽のジャンルも当然、グラムロックだったりディスコサウンドだったり、時代それぞれで二十面相のように姿を変えており、でもそこがとてもいいんです。
ABBA
スウェーデンの音楽グループで男女混合の4人グループ。Dancing QueenやMamma Miaなどのヒット曲で70年代のポップシーンを席巻し、世界的にヒットしたポップスグループの一つであり、ABBAの曲は現在でも世界中で愛されています。
The Jackson5
アメリカの音楽グループ、モータウンを代表するアーティストでメンバーはインディアナ州ゲーリー出身のジャクソン・ファミリーの兄弟で構成されており、あのマイケル・ジャクソンがメンバーの1人だったことでも有名ですね。
世界中で人気を博しました。
John Lennon
ビートルズのボーカル、ギターでリーダーだったジョン・レノンのソロ活動。
ポール・マッカートニーとともに、ビートルズの多くの曲を作詞・作曲したことで知られますが、ソロでも愛と平和の思想に傾倒し、数多くの名曲を世に送り出しています。
Paul McCartney
ビートルズのボーカル、ギターでベースだったポール・マッカートニーのソロ活動。
ジョン・レノンとともに、ビートルズの多くの曲を作詞・作曲したことで知られますが、ソロでも数多くの名曲をリリースし、ギネスブックにポピュラー音楽史上、世界でもっとも成功した作曲家と認められました。
Earth, Wind & Fire
70年代のファンク、R&Bおよびディスコサウンドを代表するアーティスト。
モーリス・ホワイトが中心となり、結成された大所帯バンドで、その洗練されたグルーヴ感とファンキーなサウンドが、世界中で大ヒットしました。
グラミー賞を6回受賞し、世界でのCD・レコード総売上は9000万枚以上と世界的な人気を誇ります。
Boz Scaggs
アメリカのオハイオ州出身のシンガー。
ジャズやソウルを取り入れたAORミュージックの帝王と称され、世界中で絶大な支持を受けています。
アダルト・コンテンポラリーを代表するアーティストです。
Daryl Hall & John Oates
ダリル・ホールとジョン・オーツからなる、アメリカのブルー・アイド・ソウル・デュオです。
70年代中盤から頭角を出し始め、80年代には数多くの全米一位の曲を世に出してきました。ロックやAOR、テクノといったジャンルを取り入れながらも、芯には骨太ソウルがしみついてるのがいいですね~
Steely Dan
ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーによるデュオ体制で活動し、世界的な成功を収めたアメリカのグループ。
ロックやポップスを基調としながら、ジャズによる即興の如く突飛なリズム感も有し、その高度に綿密に織り成された世界観は、当時だけでなく現代でも数多くのリスナーを唸らせています。
80年代のポップス
Michael Jackson
ヒット曲は数知れず、世界に与えた影響は計り知れない、キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソン。絶対に聞いたことがある名曲だらけです。曲だけじゃなくてライブ映像でダンスを見るのもおすすめします、絶対にそのかっこよさにしびれると思います。
Madonna
アメリカ合衆国ミシガン州出身の女性シンガー。
デビューから、世界のダンス/クラブ/ディスコ・シーンを席巻し、もはや説明不要なほど、世界的に有名なポップス界の女王で、その活躍は音楽界にとどまらず、芸能界やファッション界にも大きな影響を与えています。
Wham!
イギリスのジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによる二人組ミュージシャン。
その爽やかなメロディと甘いボーカルで、1980年代前半から中盤にかけ大ヒット曲を連発し、世界的な人気を誇りましたが、人気絶頂のまま1986年に解散しました。
解散後もジョージ・マイケルはソロとしても有名ですね。
New Order
マンチェスターにて結成されたイギリスのテクノロックバンド。ポストパンクの代表的なバンドの一つジョイ・ディヴィジョンを前身とします。
ポストパンクやディスコ、現代音楽や電子音楽といったさまざまな影響によって成立したニューウェイブというジャンルを創り上げ、80年代のマッドチェスター・ムーヴメントを盛り上げました。
演奏があまりにも下手なことでも有名です(笑)
The Cars
1976年に結成されたアメリカ、ボストン出身のバンド。
ニューウェイブをいち早く取り入れ、革新的でユニークな音楽性で80年代に世界中大ヒットしました。特に「Drive」はあのライヴエイドのテーマ曲として採用されました。
Cyndi Lauper
アメリカ、ニューヨーク出身の女性シンガー。
80年代に数々のヒット曲をリリースし、時代を彩りました。陽気で活力あふれる歌声で人気を博し、ノリノリなポップスからしんみりとしたバラードまで歌いこなすバラエティの豊かさが人気となりました。
Lionel Richie
アメリカ出身のシンガーソングライター。
ファンクバンド、コモドアーズにサックス奏者として入った後に、同時並行しながらソロ活動をし、ブラックミュージックを超越した、黒人のポップスターとなりました。
代表曲でもあるAll Night Longは、時代を超えるR&Bのスタンダードナンバーとして語り継がれています。
The Bangles
アメリカの女性ポップロックバンド。
1980年代に、全米のヒットチャートに突然現れ、そのキュートな美貌とキャッチーな音楽でたちまちスターダムにのし上がりました。
曲もキャッチーなものが多く、Walk like An Egyptianはジョジョの奇妙な冒険のエンディング曲にも採用されたので、知っている方も多いかと。
Whitney Houston
アメリカカリフォルニア州ビバリーヒルズ出身のシンガー。
80年代後半から、期待のR&Bシンガーとして頭角を現し、出演した映画『ボディーガード』で一世を風靡し、大ヒット曲「I Always Love You」を収録したサウンドトラックは全世界で5,000万枚を売り上げ社会現象となりました。
音楽雑誌「ローリング・ストーン」によりその声を「強力で鋭いポップ・ゴスペル」といわれました。
2012年に惜しくも事故死してしまいました。
Pet Shop Boys
1981年に結成されたイギリスのポピュラー音楽デュオ。クリアなウィスパーボイスのボーカルと流れるようなシンセポップが特徴で、ハウスを基調としたリズムに、ダンサブルでアップリフティングかつメランコリーあふれるメロディーは世界中の多くのファンを獲得しています。
90年代のポップス
George Michael
Wham!の解散後にソロ活動としても大成功を収めたジョージ・マイケル。
ワム!の頃に比べ、R&Bやソウル、ブルースの要素を取り入れ音楽的にさらにバリエーション豊かになりました。
色々と問題を起こしましたが、90年代のイギリスのソロアイドルを代表するアーティストです。
Mariah Carey
今更説明不要な気もするスーパースター、マライア・キャリー。
アメリカニューヨーク州出身の彼女は、「7オクターブの音域を持つ歌姫」として90年代初頭からデビューし、以降R&B
をベースとした素晴らしい楽曲を世界に提供し続けてきました。彼女の持つ18曲の全米No.1シングルはビートルズに次いで歴代2位です。
Celine Dion
カナダ出身の女性シンガー。「My Heart Will Go Onタイタニック愛のテーマ)」で最優秀レコード賞など計5回のグラミー賞を受賞している大物シンガーです。
圧倒的な声量と技術的に卓越した歌唱力で世界中の人を感嘆させています。彼女の曲は、ポップス、ロック、R&B、ソウルの他に、ゴスペル、クラシックなど幅広いジャンルに影響されており、そのため彼女の歌唱力と相まって、曲ごとに様々な印象を与えてくれます。
Spice Girls
1994年に結成されたイギリスの女性アイドルグループです。
96年にリリースしたWanna Beで一世風靡し、世界中でヒットしました。デビューアルバム「Spice」は世界中で3,100万枚以上の売上を記録し、歴史上最も売れた女性グループのアルバムとなっており、まさに90年代後半を代表する女性アイドルグループです。
Britney Spears
アメリカミシシッピ州生まれのポップ歌手。ディズニーチャンネルの『ミッキーマウス・クラブ』で芸能界デビューし、16歳のころからシングル「…Baby One More Time」でデビューし、人気が爆発。一気に90年代後半から00年代前半のアメリカのポップシーンを代表する女性シンガーとして活躍しました。愛称はブリちゃんです。
Christina Aguilera
1980年生まれのアメリカの女性シンガー。
ミッキーマウスクラブに出演し、人気を博し、1999年にリリースしたデビューアルバム『Christina Aguilera』が世界中で大ヒットしました。
以降、歌手としてはもちろん女優としても活躍し、世界中に多くのファンを持ちます。
Backstreet Boys
アメリカ合衆国の5人組・男性アイドルグループ。全世界でシングル・アルバムを1億4000万枚以上売り上げたモンスターアイドルグループ。個人的に最強の男性アイドルグループと言われれば、彼らを挙げますね。
‘NSYNC
アメリカの5人組男性アイドルグループ。1995年に結成され、2002年に活動を休止しました。
バックストリート・ボーイズの永遠のライバルであったアイドルグループであり、ポップかつクールなサウンドでヨーロッパをはじめ多くの国で人気を集めました。
ジャスティン・ティンバーレイクが在籍していたことでも有名ですね。
Jamiroquai
1992年にデビューしたジェームス・ゲイが率いるアシッド・ジャズ集団。
ポップとアシッドジャズを見事に融合させた音楽を確立し、Virtual InsanityのPVの独創性も相まって90年代に一世風靡し、以降もジャンルにとらわれない個性豊かな音楽をリリースしています。
Boyz Ⅱ Men
1985年にアメリカペンシルベニア州で結成された男性グループ。
誰でも親しみ安いようなキャッチーな曲と、三人の美しいハーモニーによって人気を博し、90年代のR&Bを代表するボーイズグループです。
Sheryl Crow
1962年生まれのアメリカ合衆国ミズーリ州出身のカントリー&ウェスタンを中心にしたシンガーソングライター。
軽快なハスキーボイスとカントリー・フォークを感じさせる爽やかなポップロックソングの音楽は数多くの人々の心を大きく打ちました。
また、女優業や政治活動などマルチな方面でも活躍しています。
MC Hammer
90年代初頭に一世を風靡したシンガー。ストリートダンスを世界に知らしめ、MCハマーの名曲「U Can’t Touch This」は、奇抜なストリートファッションと、高速カニ歩きダンスが日本でも大流行しました。