ソニックマニア 25の感想・ライブレポート

今年は、ソニックマニアからサマソニに参加することにしたので、そのライブレポートを書きます。

ソニックマニア 8月15日 (金)

仕事後に、プロディジーのTシャツに着替え海浜幕張駅へと移動しました。

COMMON

90年代ヒップホップの雄コモンからライブスタート。
途中は観客をステージに挙げてステージ上にあげた女性の名前を使ったフリースタイルライブしたりとファンサも全開でした。
ラストは往年の名曲、The Lightで締めました。

Perfume

ソニマニ&サマソニの常連、パフュームのライブに途中から参加しました。
チョコレイトディスコやポリリズムといった初期の名曲メドレーは大盛り上がりでした。

2 HOLLIS

深夜の幕張メッセ、ソニックマニアのステージに現れたホワイト・タイガーこと2 Hollis、無機質な画面をバックにエレクトロとラップを融合させた音楽を炸裂させ、観客を沸かせました。
ラストは ヒット曲jeansを連チャンで披露し、新しい時代の熱狂を感じさせるものでした。

電気グルーヴ

こちらはフジロック・サマーソニックの常連、電気グルーヴ。
今回は元メンバーのまりんこと砂原良徳のトリオでのパフォーマンスでした、観客席からもこの3人の仲良しっぷりが伝わってきました。
Shangri-LaやN.O.といった代表曲を惜しげもなく披露してくれました。

きゃりーぱみゅぱみゅ

こちらもサマソニ&ソニマニ常連のきゃりーぱみゅぱみゅ、一時期活動休止していましたが復活してこのソニマニに帰ってきました。
自分が聞けたのはどどんぱ。やつけまつけるといった曲のみでしたが振付込みでステージと客一体で楽しかったです。

Floating Points

こちら昨年のフジロック以来のフローティングポインツでした、きゃりーぱみゅぱみゅとの交互で見ていたので一部しか見れませんでしたが、アンビエンスとノイズが混ざり合う壮大なカオス空間を作り上げました。

The Prodigy

最後に自分がプロディジーのライブを見てからはや10年、キース・フリントの悲劇的な死からはや6年、その穴は大きく一時は解散まで噂されていましたが、ついに残りのメンバーのマキシムとリアムがこの幕張に帰ってきました。
暗くなったステージにスモークがたかれ、メンバーが暗闇の中ステージに上がると、聞き覚えのあるあのサイレンの音、Voodoo Peopleからライブはスタート。
「Magic people, Voodoo people!」の大合唱と共に、会場のボルテージは一気に激しいレイヴ会場へ、そこから2000年代のヒット曲のOmenへと続きます。
このライブ一番のハイライトは序盤から中盤にかけての、イントロのあの耳に残るリフが鳴ると同時に、ステージ上のスクリーン、そして空間そのものにレーザーで描かれたキース・フリントのシルエットが浮かび上がると、そこから一気に始まった名曲Firestarterです。
彼がそこで踊っているかのように激しく動く光の幻影。マキシムは敬意を払うように静止し、涙を流しながら踊り狂うオーディエンス、ドロップと共にキースのボーカルトラックが轟音で再生されました。それは不在を嘆く追悼ではなく、「彼は今もここにいて、俺たちと一緒に暴れているんだ」と確信させるような、あまりにも力強く、美しい演出でした。
そこからはPoisonやTheir Lowといったミドルテンポの名曲で盛り上がり、ラストは代表曲のBreatheでもうめちゃくちゃに盛り上がりました。
アンコールは、Smack My Bitch Up、Take Me to the Hospitalといった破壊的な曲から始まり、最後は定番のOut of Spaceで今までの喧騒が嘘かのように和気あいあいと終わりました。

gesaffelstein

The Prodigyの狂乱の後、最も深く、重く、美しい闇がそこに広がっていました。
巨大な玉座にまるでダースベイダーかのような征服者のような出で立ちでジョッキーのまえにたたずむと、重厚なインダストリアル・ビートがフロアを叩き潰すように響き渡りました。
Oprからはじまり観客をどんどんダークな世界へと誘っていきます。
時折、神秘的で象徴的な照明のコントラストで観客の目を惹きます。
最後はOrckで駆け抜けるように終わり、終わってみると圧巻の戦慄と陶酔の60分間でした。

撤収

ライブが終わると、体力と眠気も限界だったのでステージの後方で爆音を子守歌に朝まで寝て、そこから海浜幕張駅から家に帰りました。