その独自の世界観ともいえるインディーロックに、世界中から絶大な人気を誇るグループ、アーケード・ファイア。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Arcade Fireとは?
ウィン・バトラーとレジーヌ・シャサーニュの2人によるソングライティング・ユニットを中心として2003年にカナダのモントリオールで結成されたバンド。この年にウィンとレジーヌが結婚し、夫婦となる。EP『Arcade Fire』発売後一旦解散し、翌年新メンバーを迎えてアメリカのインディーズ・レコード・レーベルであるマージ・レコードから初のフル・アルバム『Funeral』をリリース。これがピッチフォーク誌をはじめとして話題になり、グラミー賞にもノミネートされたりと知名度を獲得した。
2007年に2ndアルバム『Neon Bible』をリリースし、音楽活動として各地のフェスに出演し始めた。
2010年に3rdアルバム『The Suburbs』をリリース、これが米英で1位を獲得し、さらに第53回グラミー賞では最優秀アルバム賞を受賞した。これにより、一気に世界を代表するバンドへと成長する。2013年に4thアルバム『Reflector』をリリース、プロデュースは元LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーが行った。これが全米・全英両チャートで1位を獲得し、バンドの地位を確固たるものとしました。
2014年にはフジロックの2日目のヘッドライナーとして来日ライブを行った。
2017年に5thアルバム『Everything Now』をリリース、3作連続で米英チャートで1位を獲得した。
2022年に6thアルバム『The Lightning I, II』をリリースしました。それと同時にウィル・バトラー(ウィンの弟)が脱退しました。
Arcade Fireのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Rebellion (Lies)(収録アルバム:Funeral)
ピアノのメロディを基調に、淡々とした楽器の演奏によって構成されている曲。
サビのEverytime I Close my eyesのフレーズのキャッチーさは良いですね~
後半に向かってどんどん高揚していく展開、ストリングスの優しいハーモニーが聞き手の心をつかんで離しませんね、美しい曲です。
Wake Up(収録アルバム:Funeral)
とにかく壮大で、そして元気にしてくれる曲。サビでのライブでの合唱は圧巻の一言。
特にラストスパートの疾走感は、最高!の一言。
映画『LIFE』でも主人公が飛行機に乗るシーンで使われてましたね。
Neighborhood #3 (Power Out)(収録アルバム:Funeral)
イントロのドラムやギターが掻き鳴らす轟音、裏で綺麗に流れる鉄琴やタンバリンの音色といった、とにかく楽器が自由に鳴りまくってるという、インディー特有の雰囲気が最高ですね。賑やかな曲です。
途中のギターソロもかっこいいですね。
ライブでこの曲が流れたときのテンションはMAXになりますね。
Neighborhood #1 (Tunnels)(収録アルバム:Funeral)
記念すべきデビュー・アルバムのオープニングを飾る曲。ピアノの心を癒してくれるメロディ、ギターの心地良い轟音、力強いビートを刻むドラムの音に、ボイスチェンジを加えたボーカルと浮遊感あふれるコーラスと、とにかく曲の世界観づくりが素晴らしい曲。後半に向けて激しくなっていく演奏もいいですね。
No Cars Go(収録アルバム:Neon Bible)
ドラムのビートが一番印象に残りますね、あと所々のHey!!っていう掛け声もいいですね。クールダウンするのにピッタリな曲ですね。バックのホーンセクションが良い雰囲気を出してくれますよね。
Keep The Car Running(収録アルバム:Neon Bible)
タイトルの通りノンストップな曲です、作業中とかにぴったりな曲だと思います。
Intervention(収録アルバム:Neon Bible)
荘厳なオルガンの音色から始まる曲。落ち着いた雰囲気の曲なので、しっとりと聞くのにピッタリな曲です。
Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)(収録アルバム:The Suburbs)
レジーヌがボーカルをとっている曲。夢想的なシンセサイザーの音に、スローな四つ打ちビートが特徴的なエレクトロポップ。聞いていると、曲の優しい雰囲気に心地良い感じになれますね。
The Suburbs(収録アルバム:The Suburbs)
タイトル通り本当に郊外感あふれるのどかな曲。この曲を聞くと都会の喧騒を忘れて田舎に行きたくなりますね。
Ready to Start(収録アルバム:The Suburbs)
少しずつ盛り上がっていく感じがたまらない、アーケイドファイア節たっぷりの曲。
サビのNow I’m ready to Startの爽快感は筆舌に尽くせないですね。
Reflector(収録アルバム:Reflector)
金字塔アルバム『Reflector』のオープニング曲。電子音ベースのディスコサウンドのベースとドラム、パーカッションによる幻想的な雰囲気が蔓延した曲で、とにかく不思議な曲ですが、何度聞いてもテンションの高揚が確かに体内で起こっていることを感じられる曲。
サビのフレーズが何度も頭の中で巡りまわる、謎の中毒性もあります。
Afterlife(収録アルバム:Reflector)
壮大な曲の多い本アルバムの中でも特に壮大さを感じる曲です。切なさや享楽感といったサビの全てを受け入れた感満載の開放感は心地いいです。フジロックで聞いたときはあまりの神々しさに昇天しかけました。
Here Comes the Night Time(収録アルバム:Reflector)
夜の落ち着いた雰囲気と轟音による夜のフィーバーな雰囲気の二面性を有した曲。アーケイド・ファイアのピアノのメロディは美しいですね。タイトル通り、夜にバーなりクラブで聞きたい曲ですね。リズムに合わせて、おしゃれにダンスしたいです。
Normal Person(収録アルバム:Reflector)
サビのへんてこなメロディにかなり引き込まれる曲です。しかし、よく聞くとベースのメロディはかなりかっこいいですね。
Joan of Arc(収録アルバム:Reflector)
とにかくノリノリなリズムで進行していく個人的に好きな曲。サビの後のコーラスとか特浮遊感たっぷりでに好きです。
Everything Now(収録アルバム:Everything Now)
5thアルバムのタイトル曲。少しカントリー調なギターロックの曲ですが、所々挿入されてくる、楽器がアーケイドファイアっぽさをうまく演出しています。
The Lightning I, II(収録アルバム:The Lightning I, II)
ピアノとシンセサイザーを基調としたアーケイドファイアらしい曲で、自然とその世界へと引き込まれていきます。歌詞も前向きな感じで元気が出ます。
ⅠからⅡへの疾走感がたまらないですね!
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
ファーストから順番に聞いてけばいいと思います。ただ、どうしても聞きたいなら3rd,4thに一気に飛んでもいいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。アーケイド・ファイアの賑やかながら緻密なインディーロックの世界は聞いてみれば世界中で評価されるのもわかるでしょう。
フジロックでのライブは素晴らしいものだったので、また来日してくれることを願いましょう、そして来るべき来日に備えて、アーケイドファイアを聞き込みましょう!
Arcade Fire好きにおすすめのアーティスト
MGMT
MGMTのエレクトロでインディーロック特有の不思議な雰囲気は、Arcade Fireが好きなら、きっと気に入ることかと思います。
LCD Soundsystem
雑多な楽器が奏でる演奏が好きな方は