インストゥルメンタルのポストロックの雄、モグワイ。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Mogwaiとは?
1995年にスコットランドのグラスゴーで結成され、1996年に自身のレーベル、ロック・アクション・レコードより、7インチ・シングル「Tuner/Lower」でデビューしました。
その後、ニューヨークのジェットセット・レコード と北米における契約を交わし、1997年にそれまでのシングル曲を集めたコンピレーションアルバム『Ten Rapid』をリリース。間もなくバンドはケミカル・アンダーグラウンドと契約し、同年にデビュー・アルバム『Young Team』をリリースしました。
1999年の2ndアルバム『Come On Die Young』はUKトップ30位以内を記録しました。
そこからコンスタントに作品をリリースし続けポストロックバンドの第一線を張り続けました。
2015年、ギタリストのジョン・カミングスの脱退を発表しました。
2021年2月に10thアルバム『As The Love Continues』をリリースし、これが自身初のUKチャートの1位、スコットランド・チャートの1位を獲得しました。
今までにフジロックフェスティバルやサマーソニック、単独で何度か来日しており、特にフジロックでは大自然の中の轟音がファンに評判です。
Mogwaiのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Mogwai Fear Satan(収録アルバム:Young Team)
1stアルバムのラストを飾る約12分もの大作。
リバーブするギターに絶えずまるで電車の走る音みたいにガタンゴトンと轟くドラムの音がまるで時が悠久に流れていくかのような感じを受けます。
轟音が鳴り響いているのに印象は静寂の中にいるかのようでまさに摩訶不思議な曲です。
New Paths to Helicon, Pt. 1(収録アルバム:Ten Rapid (Collected Recordings 1996–1997))
控えめなエフェクトのかかったギターをバックに落ち着いた浮遊感のあるメロディから始まり、そのまま続いていくかと思ったら途中から一気にギターがメインになりドッとリスナーに襲い掛かります、そして弾けた後最後はまた静寂へと帰っていきます。
Christmas Steps(収録アルバム:Come On Die Young)
どこか不気味で不穏な不協和音が徐々に物々しくなり、中盤は完全にハードコアサウンドになっています。
クリスマスなんていう名前がついてますがクリスマス要素は皆無です。
2 Rights Make 1 Wrong(収録アルバム:Rock Action)
アルペジオを基調に、スネアが裏拍のドラムにトランペット、多重録音された混合コーラスが織りなしモグワイワールドを見音に構築しています。
Take Me Somewhere Nice (収録アルバム:Rock Action)
タイトルのどこか美しいところに連れて行ってというフレーズの通りのゆったりとした美メロです。ストリングスとアコギの音が心地よいですね。
Hunted by a Freak(収録アルバム:Happy Songs for Happy People)
アルペジオで進行するメランコリックな曲です。ボイスチェンジのかけられた声のサンプリングが曲に絡みつきより不気味さを増しています。
甘美ながらも緊迫とした世界観がたまらないですね。
I Know You Are but What Am I? (収録アルバム:Happy Songs for Happy People)
ピアノの単音が延々と流れながら、キラキラ音やビープ音といったシンセサイザーの電子音が神秘的な曲に仕上げています。
Friend of the Night(収録アルバム:Mr Beast)
ピアノとギターの美メロが詫び寂びの哀愁を感じさせながらもコンパクトにまとまっており、絵にも描けない美しさです。
Glasgow Mega-Snake(収録アルバム:Mr Beast)
終始アグレッシブなギターの轟音ノイズとドラムの打ち込みがとにかくかっこいいの一言に尽きます。
I’m Jim Morrison, I’m Dead(収録アルバム:The Hawk Is Howling)
静寂なピアノからはじまり、それにベースに控えめな轟音ギターがしめやかに交わりながらどんどん盛り上がっていきます。
どこか不思議な爽快感を感じる曲です。
Rano Pano(収録アルバム:Hardcore Will Never Die, but You Will)
ディストーションがかかりまくって聞いてるだけで粗さが分かるギターから始まり、ドラムが遅れて入ってきます。
サウンドはゴリゴリのハードコアなのに神秘的なムードが漂っており抒情的です。
How to Be a Werewolf(収録アルバム:Hardcore Will Never Die, but You Will)
軽快に走っているメロディにギターがこれまた心地よくあわさり聞いていて非常に爽快です。
ザ・キュアーのようなサイケデリック感もありますね。
Remurdered(収録アルバム:Rave Tapes)
再び殺された、、そんなタイトル通りに殺伐とした雰囲気の中、シンセサイザーとドラムがリスナーの心を不気味なサウンドで侵食していきます。
Old Poisons(収録アルバム:Every Country’s Sun)
相変わらずギターサウンドやシンセサイザーを歪ませながら、ダークにシャープにアグレッシブにそしてドラマティックに曲が進行していきます。
Ritchie Sacramento(収録アルバム:As the Love Continues)
インディーロック要素が強く、アップテンポなバンドサウンドにモグワイのシューゲイザー成分が入っている感じです。
けっこう攻撃的なサウンドなんですが、シンセサイザーと優しいボーカルによって聴いていて心が落ち着きますね。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
好きな曲の入っているアルバムからがいいかなと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。モグワイのポストロックの世界観とサウンドが素晴らしくないですか?
これを機にぜひ聞いてみてください。
ライブレポ-ト
Fuji Rock 22
https://enjoynglish.tokyo/music/report_frflat_3
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