Sigur Rosのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Alive87, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons
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まるでアイスランドの自然を想起させてくれる優美な音楽を奏でてくれるアイスランドの誇るポストロックバンド、シガー・ロス。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。

Sigur Ros (Sigur Rós)とは?

ヨンシー、ゲオルグ、アウグストの3人によって1994年に、アイスランドのレイキャヴィークにて結成されたポストロックバンドです。
バンド名は、バンドを結成した日にヨンシーの妹が生まれ、Sigurrósと名づけられらことからとりました。
「Sigur Rós」とは、アイスランド語で「勝利、薔薇」を意味します。
1997年に発売された『Von』でデビューし、1999年、新メンバーのキャルタンが加わり、2ndアルバム『Ágætis byrjun』をリリースすると世界的に高い評価を受けました。
2002年に3rdアルバム『()』をリリースし、これがグラミー賞にノミネートされました。
2005年に4thアルバムの『Takk…』をリリースしました。
2013年6月に7thアルバム『Kveikur』をリリースしました。
2016年にフジロックに初日のヘッドライナーとして来日しました。
2018年10月、オーリーが性的暴行の告発を受けてバンドを脱退しました。

Sigur Rosのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Hafsól (収録アルバム:Von)

ギターやストリングスが残響のように響き渡り、ヨンシーのボーカルが久遠へと透き通って徐々に溶けていきます。

Ný batterí (収録アルバム:Ágætis byrjun)

まるで静かな草原をのんびりと歩いていたら突発的に突風に襲われたかのような感覚を与えてくれる曲。
センセーショナルなベースラインに前半と後半の昏睡からの覚醒、静と動の切り替わりっぷりはドラマティックな展開でお見事です。

Olsen Olsen(収録アルバム:Ágætis byrjun)

大自然を想起させくれるアンビエントさたっぷりで、ギターもベースもドラムもストリングスもピアノもすべてがとにかく優しいです。
途中に挿入される笛の音とかすごくイカしてます。

Svefn-g-englar(収録アルバム:Ágætis byrjun)

静寂に、音量は控えめながらも歪んだギター音に、こだまする電子音、優しいベース音が温もりを感じさせてくれます。

Vaka(収録アルバム:())

ピアノとヨンシーのボーカルのユニゾンが神秘的でただただ尊いです。ストリングスとホーンの重奏も美しいですね。
美しくも儚く、まるで宇宙を感じさせてくれます。

Popplagið (収録アルバム:())

約12分の大作です。凍てついているけど燃え盛ってもいるなんともいえない感覚を覚える曲です。
ドラムが荒れ狂う終盤の圧巻のクライマックスは息を飲みます。

E-Bow(収録アルバム:())

メランコリックなメロディながらも、後半のディストーションのかかったギターが良い味を出しています。

Njósnavélin(収録アルバム:())

サイケデリックでアンビエントなムードに終始包まれている曲。聴いていて心地よい気分になれます。

Sæglópur(収録アルバム:Takk…)

ピアノとシロフォンの美しいメロディから始まり、そこに一気にほかの楽器がまるで洪水のように押し寄せてきます。
壮大な一曲です。

Glósóli(収録アルバム:Takk…)

陰鬱さはなく終始希望に満ち溢れている曲で、荘厳さと神秘さが共存し聴く者の心を昂らせながらも浄化してくれます。
徐々に盛り上がっていく展開もいいですね。
聞き終わったときにはカタルシスを覚えていることでしょう。

Hoppípolla(収録アルバム:Takk…)

この曲の美しさはまさに神々しいという言葉がぴったりです。多幸感溢れており、ピアノもストリングスもベースもボーカルもすべてが優しさに愛に満ちています。
聞いてるだけで涙が出てきますよ、これは。

Með blóðnasir(収録アルバム:Takk…)

ヨンシーのボーカル、電子音、ベース、ピアノ、ドラムのビートが心を浄化してくれます。
これを聞いて成仏するなという方が無理です。

Í gær(収録アルバム:Hvarf/Heim)

メランコリックなエレクトーンにダークなギターの轟音が重なり、破壊的ながらもどこか切ない1曲になっています。

Festival(収録アルバム:Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust)

静寂ながらも光が優しく差し込んでいる情景を想起させてくれる前半パートから、徐々におだやかに盛り上がっていき後半のどんどんと躍動するリズムに高揚感やカタルシスを感じますね。

Fljótavík(収録アルバム:Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust)

優しいピアノの旋律にヨンシーのヘブンリーナファルセットが織りなすハーモニーがリスナーを昇天させてくれます。包み込むように奏でられるストリングスも良い味出しています。

Gobbledigook(収録アルバム:Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust)

良い意味で内省的な曲の多いシガーロスらしくない楽曲で、開放的で祝祭感あふれています。
独特なリズムがアイスランドの北欧の大地というよりはサバンナやジャングルを思い起こさせますね。

Varúð(収録アルバム:valtari)

冷たい冬の吹雪のように音が刺々しく響き渡ります。ラストの壮大な感じもグッド。

Kveikur(収録アルバム:Kveikur)

シンセサイザーの電子音、ボウイング奏法の独特なギター音、ヨンシーの透き通るファルセット、強烈なドラムのビートとシンバルがあわさって儀式的な神秘を感じさせてくれます。芸術点がとにかく高いです、まさにシガロスだからこそ作れる曲です。

Yfirborð(収録アルバム:Kveikur)

ストリングスの残響のオンパレードが印象的な一曲。音の空間が無限に広がっていきます。

Brennisteinn(収録アルバム:Kveikur)

シューゲイザーらしさを取り戻した一曲で、シガーロスにある情熱的な部分をありありと反映し炸裂させています。
歪んだノイズとドラムのビートが物々しく不気味ですがかっこいいです。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. Hoppípolla
  2. Kveikur
  3. Festival

Takk…からがいいかと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか。彼らの奏でる美しい世界観を気に入ったらぜひこれを機にシガーロスを聞いてみてください。

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