シンガー、ソングライター、女優として活躍し、ポップでキャッチーな楽曲で世界的な人気を集めるサブリナ・カーペンター。
そんな彼女のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Sabrina Carpenterとは?
1999年5月11日、アメリカ合衆国ペンシルベニア州で生まれたサブリナ・アンリン・カーペンターは、幼い頃から音楽に情熱を注いでいました。10歳の頃にはYouTubeに歌のカバー動画を投稿し始め、マイリー・サイラスの後継者を探すコンテストで上位に入賞するなど、早くからその才能の片鱗を見せていました。ちなみに、彼女の叔母は人気アニメ『ザ・シンプソンズ』のバート役で知られる声優のナンシー・カートライトであり、芸術に親しい環境で育ちました。
彼女の名を一躍世界に知らしめたのは、2014年から放送されたディズニー・チャンネルの人気ドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』です。主人公の親友であるマヤ・ハート役を演じたサブリナは、その演技力とカリスマ性で瞬く間にティーンのアイドルとなりました。同時期にシングル「Can’t Blame a Girl for Trying」で歌手デビューも果たし、女優と歌手という二つの道を歩み始めます。
ディズニー・チャンネル卒業後、サブリナはNetflix映画『Work It 〜輝けわたし!〜』で主演兼製作総指揮を務めたり、ブロードウェイミュージカル『ミーン・ガールズ』で主役を演じたりと、女優としてのキャリアを着実に積み上げました。
一方で音楽活動においては、2021年にアイランド・レコードへ移籍したことが大きな転機となります。それまでのアイドル的なイメージから脱却し、より自身の内面や恋愛観を赤裸々に綴った楽曲制作へとシフトしました。2022年にリリースしたアルバム『Emails I Can’t Send』からは「Nonsense」や「Feather」がTikTokを中心にバイラルヒットし、ユーモアと色気を兼ね備えた歌詞が若い世代の共感を呼びました。
彼女の人気を決定的なものにしたのは、2023年から2024年にかけて行われたテイラー・スウィフトの「The Eras Tour」へのオープニングアクトとしての参加です。世界最大規模のツアーに帯同したことで、彼女のパフォーマンスは世界中の音楽ファンの目に留まりました。
そして2024年、アルバム『Short n’ Sweet』からの先行シングル「Espresso」が世界的な大ヒットを記録します。キャッチーなメロディと洗練されたポップセンスでチャートを席巻し、続くシングル「Please Please Please」では自身初の全米シングルチャート1位を獲得しました。身長約152cmという小柄な体躯からは想像できないパワフルな歌声と、ドーリーでファッショナブルなルックス、そしてウィットに富んだキャラクターで、現在では名実ともに次世代を代表するトップ・ポップスターとして輝きを放っています。
Sabrina Carpenterのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Can’t Blame a Girl for Trying (収録アルバム:Can’t Blame a Girl for Trying – EP)
彼女の記念すべきデビュー曲。アコースティック・ギターを基調とした、カントリー・ポップの要素を感じさせる爽やかなナンバーです。「失敗しても、努力した女の子を責めないで」と歌う等身大の可愛らしさと、当時10代半ばとは思えない表現力が詰まった原点です。
Thumbs (収録アルバム:EVOLution)
高速で畳み掛けるようなボーカルと、ハンドクラップ(手拍子)のリズムが中毒性を生むエレクトロ・ポップ。「ただ他人の言いなりになって生き続けるだけの存在(Thumbs)」にはならないという、強い意志と反骨精神が、キャッチーなメロディの中に隠されています。
Why (収録アルバム:Singular: Act I )
「私たちは水と油のように違うけれど、だからこそ上手くいく」という、正反対のカップルを描いたスムーズなシンセ・ポップ。派手なドロップを避け、声の魅力とメロディの良さで聴かせる構成が心地よく、彼女が「大人なポップ・アーティスト」へと脱皮するきっかけとなった一曲です。
Sue Me (収録アルバム:Singular: Act I)
「私が可愛く見えるからって、訴えれば?」と元カレを挑発する、自信満々のエンパワーメント・アンセム。別れを悔やむのではなく、最高に輝いている自分を見せつけるというアティチュードが痛快です。ライブでも大合唱が起きる、自己肯定感を高めてくれる楽曲。
On My Way (with Alan Walker & Farruko) (収録アルバム:World of Walker)
アラン・ウォーカーとのコラボ曲で、彼女の楽曲の中でもトップクラスの再生数を誇る大ヒットナンバー。ラテン風味のムーンバートン調のリズムと、少し憂いを帯びたメロディが特徴です。「あなたのもとへ向かうためなら」と歌う健気さと、EDMの壮大なサウンドスケープが見事に融合しています。
because i liked a boy (収録アルバム:emails i can’t send)
世間を騒がせた三角関係騒動に対する、彼女なりの誠実で痛切な回答。「ただ男の子を好きになっただけなのに」と、理不尽なバッシングを受けた苦悩を透明感のある歌声で綴っています。ポップスターとしての覚悟と、傷ついた一人の人間としての脆弱さが同居する、涙なしでは聴けない名バラードです。
Nonsense (収録アルバム:emails i can’t send)
彼女をネクストレベルのスターへと押し上げた、R&Bテイストのポップ・ソング。恋に落ちて思考回路がおかしくなり、支離滅裂(ナンセンス)なことを口走ってしまう様子をユーモラスに描いています。ライブごとに歌詞を変える、遊び心満載のアウトロも話題となりました。
Feather (収録アルバム:emails i can’t send fwd:)
「あなたと別れて、羽のように心が軽くなった」と歌う、ディスコ調の失恋ソング。未練や悲壮感は一切なく、むしろ清々しいほどの解放感に満ち溢れています。軽やかなグルーヴと、毒気を含みつつも甘いボーカルのバランスが絶妙な、ポジティブなバイブス全開の一曲。
Espresso (収録アルバム:Short n’ Sweet)
2024年の「サマー・アンセム」として世界中で爆発的にヒットした楽曲。ファンキーなベースラインと、一度聴いたら忘れられない中毒性の高いフックが特徴です。「私はエスプレッソのような存在」と、相手を眠らせないほど夢中にさせる魅力を、小悪魔的な歌詞で歌い上げています。
Please Please Please (収録アルバム:Short n’ Sweet)
ジャック・アントノフがプロデュースを手掛けた、80年代風のシンセとカントリー要素が混ざり合った異色作。「お願いだから、世間の前で私に恥をかかせないで」と恋人に懇願する歌詞が、切実でありながらどこかコミカル。ミュージックビデオでの演技力も光る名曲です。
Taste (収録アルバム:Short n’ Sweet)
ロックなギターリフが印象的な、アグレッシブなポップ・ナンバー。「彼とキスする時、あなたは私を味わうことになる」という、元カレの今カノに向けた強烈なマウンティングと嫉妬心が描かれています。ホラー映画のようなMVと共に、彼女の「狂気的な可愛さ」が炸裂しています。
Bed Chem (収録アルバム:Short n’ Sweet)
タイトルの通り「ベッドでの相性(Chemistry)」をテーマにした、ドリーミーで官能的なシンセ・ポップ。レトロで煌びやかなサウンドに乗せて、意中の相手との親密な時間を空想する様子を、ウィスパーボイスを交えてセクシーかつロマンチックに表現しています。
Juno (収録アルバム:Short n’ Sweet)
映画『JUNO/ジュノ』をオマージュした、最新アルバムの中でも特に人気の高いポップ・チューン。「あなたに夢中すぎて、妊娠しちゃいそう(子供が欲しくなる)」という際どいジョークを、軽快なギターポップに乗せて歌うセンスは彼女の独壇場。とびきりキュートで大胆なラブソングです。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。
一度聴いたら忘れられない、キュートでキャッチーなポップの魔法ですね。
ぜひ聞いてみてください。
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