その才能と個性的なキャラクターで、現代のヒップホップシーンにおいて大きな影響力を持つニッキー・ミナージュ。
そんな彼女のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Nicki Minajとは?
Nicki Minaj(本名:オニカ・ターニャ・マラージ、Onika Tanya Maraj)は、トリニダード・トバゴ生まれ、アメリカ育ちのヒップホップアーティスト、シンガーソングライター、女優です。彼女のキャリアは2000年代後半に始まり、2010年代には世界的な成功を収めました。
Nicki Minajは、1982年12月8日にトリニダード・トバゴのセントジェームスで生まれました。彼女は5歳の時に母親と共にニューヨークのクイーンズに移住し、そこで音楽の道へ進むことを決意しました。彼女は演技の才能も持っており、マンハッタンにある有名なラ・ガーディア高校(演劇と音楽に特化した高校)に通いました。
キャリアの初期には、Nicki Minajはミックステープをリリースし、インターネットを通じて人気を獲得しました。彼女の最初のミックステープ「Playtime Is Over」は2007年にリリースされ、その後も「Sucka Free」(2008年)、「Beam Me Up Scotty」(2009年)と続きました。
2009年、彼女はラッパーのLil Wayneに注目され、彼のレーベル「Young Money Entertainment」と契約しました。2010年にはデビューアルバム「Pink Friday」をリリースし、全米アルバムチャートで2位にランクインしました。アルバムからのシングル「Super Bass」は、全米シングルチャートで3位を記録し、彼女の名を広めるきっかけとなりました。
その後も、彼女は多数のヒット曲を生み出し、2012年にリリースしたセカンドアルバム「Pink Friday: Roman Reloaded」では、シングル「Starships」が大ヒットしました。さらに、2014年にはアルバム「The Pinkprint」をリリースし、シングル「Anaconda」が全米シングルチャートで2位を記録するなど、その地位を確固たるものとしました。
2018年には、4枚目のスタジオアルバム「Queen」をリリース。このアルバムでも多数のヒット曲を生み出しました。
Nicki Minajは、アメリカン・ミュージック・アワード、ビルボード・ミュージック・アワード、MTV Video Music Awardsなど、数々の賞を受賞しています。また、彼女は数々のコラボレーション曲で成功を収めており、アリアナ・グランデ、ジェシー・J、デヴィッド・ゲッタ、ドレイク、ジャスティン・ビーバー、カーディ・Bなど、多くのアーティストと共演しています。彼女は特に、多彩なラップスタイルと、異なるキャラクターを用いたボーカルスタイルで知られています。
映画やテレビ番組への出演も含め、彼女はエンターテインメント業界で幅広い活動を行っています。彼女は、2012年にアニメ映画「アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険」で声優を務め、2014年にはキャメロン・ディアス主演のコメディ映画「セックス・テープ」に出演しました。さらに、2013年にはアメリカンアイドルの審査員を務め、彼女の知名度をさらに高めました。
近年、Nicki Minajはプライベートでも話題になることが多く、2019年に幼馴染のケネス・ペティと結婚し、翌年には息子を出産しました。彼女は一時期、音楽業界からの引退を宣言して家庭に専念することを表明していましたが、その後、音楽活動を再開しています。
Nicki Minajのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Itty Bitty Piggy (収録ミックステープ:Beam Me Up Scotty)
メジャーデビュー前のミックステープ収録曲ですが、彼女の原点にして最高傑作の一つ。Soulja Boyのビートをジャックし、高速ラップと独特の節回しで圧倒的なスキルを見せつけました。「ニッキーのラップが好きならまずはこれ」と言われる、ファンの聖典的な一曲です。
Monster (Kanye West feat. Nicki Minaj)
厳密にはカニエ・ウェストの曲ですが、ニッキーのキャリアを決定づけた伝説的な客演曲。カニエ、ジェイ・Zという巨物を相手に、声色を何度も変えながら狂気的なラップを披露し、「完全に主役を食った」と評されました。このヴァースで彼女はスターの座を確実なものにしました。
Moment 4 Life (feat. Drake) (収録アルバム:Pink Friday)
ドレイクとの黄金コンビによる、夢と成功を掴むためのアンセム。「この瞬間を一生待っていた」と歌う希望に満ちたリリックと、美しいメロディが胸を打ちます。デビューアルバムのハイライトであり、結婚式や卒業式でも流される感動的な名曲です。
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/drake/rec_drake
Super Bass (収録アルバム:Pink Friday)
世界的な大ブレイクを果たしたポップ・ラップ・ソング。重低音が響くビートに乗せて、片思いのドキドキ感をキュートにラップしています。テイラー・スウィフトなどが絶賛したことでも広まり、ラップファン以外も巻き込んで社会現象となりました。
Beez in the Trap (feat. 2 Chainz) (収録アルバム:Pink Friday: Roman Reloaded)
ポップなヒット曲を連発する一方で、「私はストリート出身だ」と誇示するかのようなドープなトラップ・ナンバー。スカスカなミニマル・ビートの上で、淡々と、しかし凄みのあるラップを乗せる姿はクールそのものです。
Starships (収録アルバム:Pink Friday: Roman Reloaded)
RedOneがプロデュースした、EDM全開のパーティー・チューン。「ラップじゃない」という批判も跳ね除け、世界中のクラブやフェスでアンセム化しました。とにかくポジティブで開放感があり、聴けば誰でも踊り出したくなるエネルギーに満ちています。
Anaconda (収録アルバム:The Pinkprint)
Sir Mix-a-Lotの「Baby Got Back」を大胆にサンプリングしたバイラル・ヒット曲。お尻(Booty)を強調した過激なミュージックビデオはインターネットを破壊するほどの再生数を記録。コミカルながらも、女性の性的魅力とパワーを堂々と表現した一曲です。
Only (feat. Drake, Lil Wayne & Chris Brown) (収録アルバム:The Pinkprint)
Young Moneyレーベルのファミリーが集結した強力なナンバー。ダークで不穏なビートの上で、女王様のようなサディスティックなニッキーのラップが炸裂します。ドレイクやリル・ウェインとの絆、そして彼女のボスとしての貫禄を感じさせます。
Chun-Li (収録アルバム:Queen)
ゲーム『ストリートファイター』のキャラクター「春麗」をモチーフにした曲。「私は悪役(Bad Guy)でいい」と開き直り、批判やアンチを猛烈なスキルでねじ伏せます。攻撃的なフロウと、オリエンタルなビートが中毒性を生む、ラッパーとしての実力を見せつけた一曲です。
Good Form (収録アルバム:Queen)
重厚な低音と、トゥワーク(お尻を振るダンス)に最適なリズムが特徴のバンガー。とにかく強気でセクシー。「クッキー(女性器)」についてのメタファーを多用した際どい歌詞を、余裕たっぷりにラップする姿は圧巻です。
Super Freaky Girl (シングル / 収録アルバム:Pink Friday 2)
Rick Jamesの名曲「Super Freak」をサンプリングし、ソロとして初の全米1位を獲得したヒット曲。80年代のファンクなビートと、彼女の遊び心あるエロティックなラップが絶妙にマッチ。TikTokを中心に爆発的に広まりました。
FTCU (収録アルバム:Pink Friday 2)
「Fuck The Club Up」というフレーズをサンプリングした、攻撃的なクラブ・バンガーです。オールドスクールなヒップホップのヴァイブスと、現代的なトラップが見事に融合しており、ライブでの盛り上がりは必至です。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。Nicki Minajは、可愛らしい「バービー」から、凶暴な「モンスター」まで、一人のアーティストとは思えないほど多様な表情を見せてくれます。
ラップのスキルはもちろん、そのキャラクターや生き様そのものがエンターテインメントです。まずはベスト盤的な『Queen Radio: Volume 1』などで、ヒット曲の数々を体感してみてください。
Nicki Minajを聞くならおすすめの他アーティスト
Megan Thee Stallion
Nicki Minajの「強くてセクシーな女性像」を受け継ぐ、現在のトップラッパーの一人です。
Nickiとのコラボ曲「Hot Girl Summer」もあり、彼女の持つパワフルな発声と、膝が強すぎるダイナミックなダンス、そして男性に媚びないリリックは、現代の女性エンパワーメントの象徴です。
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/megan-thee-stallion/rec_megan_thee_stallion
Cardi B
一時期はライバル関係として比較されることも多く殴り合いのけんかもしたことのある彼女ですが、Nickiが好きならやはりCardi Bも外せません。
Nickiがテクニカルで変幻自在なフロウを持つのに対し、Cardi Bはより野性的でユーモアあふれるストレートなラップが特徴です。「Bodak Yellow」や「WAP」など、聴くだけで強気になれる楽曲が揃っています。
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/cardi-b/rec_cardib





