Neil Youngのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Tore Sætre, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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世代を超えてジャンル問わずリスペクトされている、レジェンドシンガー、ニール・ヤング。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。

Neil Youngとは?

ニール・ヤング(Neil Young)は、カナダ出身のシンガーソングライターであり、ギタリストです。
1945年11月12日にカナダのオンタリオ州トロントで生まれました。彼の音楽への興味は、若い頃から始まりました。やがてヤングはカナダのマニトバ大学に進学し、「4次元フォーク・クラブ」に入る。そのクラブにはジョニ・ミッチェルがいました。二人は「シュガー・マウンテン」などをいっしょに歌いました。
その後、彼は1966年にアメリカに移住し、スティーヴン・スティルスと共にバンド「バッファロー・スプリングフィールド」を結成しました。彼らのヒット曲「For What It’s Worth」は、多くの人々に愛されています。
バッファロー・スプリングフィールド解散後、ニール・ヤングはソロ活動を始めました。彼の最初のソロアルバム「Neil Young」は1968年にリリースされましたが、翌年にリリースされたセカンドアルバム「Everybody Knows This Is Nowhere」が、彼の初めての商業的成功を収めた作品となりました。レコーディングのためにバックバンド結成を構想したヤングは、6人編成のバンドのザ・ロケッツからダニー・ウィットン(ギター)、ラルフ・モリーナ(ドラムス)、ビリー・タルボット(ベース)の3人を彼のバックバンドとして雇い入れ、クレイジー・ホースが結成されました。
1970年代初頭、ヤングはデビッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラム・ナッシュと共にスーパーグループ「クロスビー、スティルス、ナッシュ & ヤング」(CSNY)を結成し、アルバム「Déjà Vu」をリリースしました。彼らは大成功を収め、その後も定期的に共演を行っています。
1970年代は、ニール・ヤングの最も成功した時期でした。彼は多くのヒット曲やアルバムをリリースし、その音楽スタイルを幅広く展開しました。特に1972年のアルバム「Harvest」は、彼のキャリアを象徴する作品であり、ヒット曲「Heart of Gold」、「Old Man」、「The Needle and the Damage Done」を含んでいます。
1980年代と1990年代には、彼の音楽スタイルはさらに多様化し、実験的なアプローチが増えました。ニール・ヤングは、シンセポップやロックabilly、そしてブルースにも手を広げ、その独特な音楽性を追求し続けました。彼の商業的な成功は変動しましたが、彼は引き続き批評家たちから高い評価を受けていました。
また1990年代になると、彼は若い世代のグランジ・ロックミュージシャンに多大な影響を与え、彼らから敬意を受けることになりました。ニール・ヤングは、その時代のバンド、特にパール・ジャムやニルヴァーナなどと共演し、彼らと親交を深めました。彼は「ゴッドファーザー・オブ・グランジ」として称されることもありました。
2000年代以降、ニール・ヤングは引き続きアルバムをリリースし、ライブ公演を行っています。彼は音楽キャリアの中で、さまざまな社会問題や政治問題にも関心を寄せ、それらを歌詞や活動を通じて表現してきました。
ニール・ヤングの音楽は、多くのアーティストにも影響を与えてきました。彼の生涯にわたる功績は、ロックの殿堂入り(1995年)やグラミー賞の特別功労賞(2010年)といった多くの賞を受け取ることで称えられています。
彼の音楽は、今もなお世代を超えて愛され続けており、彼はまさにロック界のレジェンドと言えるでしょう。

Neil Youngのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

The Loner (収録アルバム:Neil Young)


デビューアルバムからのシングルであり、深みのあるギターと歌詞が特徴。彼の独特の音楽スタイルが初めて現れる作品として知られています。

Down by the River (収録アルバム:Everybody Knows This Is Nowhere)


荒削りなギターが印象的で、繰り返されるリフがエモーショナルな雰囲気を醸し出しています。歌詞は、人間の矛盾と情熱を扱っており、Neil Youngの独特な表現力が際立っています。

After the Gold Rush (収録アルバム:After the Gold Rush)


美しいピアノメロディに支えられ、Neil Youngの切ない歌声が印象的。詩的な歌詞が環境問題や未来への憧れを繊細に表現しています。

Tell Me Why (収録アルバム:After the Gold Rush)


Neil Youngの歌声が心地よいフォークナンバーです。歌詞は恋人や友人との別れや新しい出会い、人間関係の複雑さを描いています。美しいメロディとシンプルなアコースティックギターのアレンジが、曲の感傷的な雰囲気を引き立てています。

Heart of Gold (収録アルバム:Harvest)


この曲はアコースティックギターを基調にしたフォークロックで、美しい歌詞とメロディが人々の心を捉えました。彼の最も成功した曲の一つとされています。

Old Man (収録アルバム:Harvest)


ヤングの代表的なバラード曲の1つであり、この曲は、当時購入した農場の以前の所有者についての物語を歌っています。彼は、その男と自分の共通点や人生の営みを見つけて、その男に敬意を表しています。アコースティックギターとベース、バンジョーなど、カントリーフレーバーの強いアレンジが特徴的で、温かみのあるメロディと歌詞が印象に残ります。

The Needle and the Damage Done (収録アルバム:Harvest)


ドラッグの危険性について歌った名曲です。ヤングは、親しい友人やバンドメイトがドラッグ中毒に苦しむ姿を目の当たりにし、その悲劇を訴えるために書いた曲です。シンプルなアコースティックギターによる演奏と、儚げなメロディが印象的で、リスナーに強いメッセージを伝えます。

Like a Hurricane (収録アルバム:American Stars ‘n Bars)


壮大なギターサウンドと熱い歌詞が特徴のロックバラード。恋愛感情を表現した歌詞は多くの人々に共感を呼んでいます。

Rockin’ in the Free World (収録アルバム:Freedom)


政治的なメッセージが込められたロックアンセムで、アメリカの社会問題に切り込んだ歌詞が話題となりました。強力なギターリフが印象的です。

Harvest Moon (収録アルバム:Harvest Moon)


アコースティックなサウンドに乗せて歌われる美しいメロディと歌詞が特徴。懐かしい気持ちと愛情に満ちた歌詞が心を打ちます。

Unknown Legend (収録アルバム:Harvest Moon)


独特なストーリーテリングの歌詞と優れたメロディが印象的な一曲。過去の恋人への想いが切なく表現されています。

Philadelphia (収録アルバム:Philadelphia Soundtrack)


映画「フィラデルフィア」のサウンドトラックに収録されているこの曲は、映画の感動的なシーンと相まって多くの人々の心を揺さぶりました。美しいメロディと歌詞が劇的な物語を彩ります。

My Heart (収録アルバム:Sleeps with Angels)


Neil YoungのバンドCrazy Horseとの共演で制作されたアルバムの中で、荘厳で美しい歌声とピアノメロディが印象的。歌詞は愛と喪失のテーマを繊細に描いています。

Peace of Mind (収録アルバム:Silver & Gold)


アコースティックギターによるシンプルなアレンジと、彼の切ない歌声が印象的な一曲。歌詞は人間関係や愛情についての思索が綴られています。

Ordinary People (収録アルバム:Chrome Dreams II)


長いギターソロと独特のストーリーテリングが特徴の一曲。歌詞は、日常の出来事や人々の営みを題材にした力強いメッセージが込められています。

When God Made Me (収録アルバム:Prairie Wind)


優れたメロディと深い歌詞が印象的なピアノバラード。信仰や宗教についての独自の哲学が表現されており、多くの人々に感銘を与えました。

Ramada Inn (収録アルバム:Psychedelic Pill)


長いギターソロと独特のストーリーテリングが特徴の一曲。歌詞は、夫婦の愛と試練を描いた感動的な物語です。

Who’s Gonna Stand Up? (収録アルバム:Storytone)


環境問題を題材にした政治的な歌詞が特徴の一曲。美しいオーケストラアレンジとメロディが、強いメッセージを引き立てます。

Children of Destiny (収録アルバム:The Visitor)


壮大なアレンジが特徴のアンセム調の楽曲。政治的なメッセージが込められた歌詞が、社会変革の必要性を緊急感を持って訴えかけています。

Show Me (収録アルバム:Peace Trail)


アコースティックなサウンドと哲学的な歌詞が特徴の一曲。人間の存在や愛、希望についての考察が繊細に綴られています。

Almost Always (収録アルバム:The Visitor)


優れたメロディによるアコースティックバラードで、歌詞は環境問題や社会問題に対する思いを表現しています。感情的な歌声とメロディが印象的です。

Shut It Down (収録アルバム:Colorado)


Crazy Horseとの共演による力強いロックナンバー。政治的な歌詞が、環境問題や社会の変革に対する緊急性を強調しています。エネルギッシュな演奏が印象的です。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. Heart of Gold
  2. Old Man
  3. Tell Me Why

名盤『Harvest』、『After The Gold Rush』あたりがおすすめです!

おわりに

いかがだったでしょうか。フォーク、ロック、カントリー、そしてグランジなど、彼の多様なスタイルはまさしくレジェンドそのものですね!
ぜひNeil Youngを聞いてみてください。

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