アイルランドを代表するアーティストグループでのグラミー最多受賞アーティストのU2。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
U2とは?
1976年、アイルランドダブリンのマウント・テンプル高校の掲示板にラリー・マレン・ジュニアがバンドメンバー募集の貼り紙を出し、これを知ったポール・ヒューソン(ボノ)、アダム・クレイトン、エヴァンス兄弟(兄ディック、弟デイヴ(ジ・エッジ))が集まり、5人で活動を始めたのがバンド結成のきっかけになります。
当初のバンド名は「Feedback」や「The Hype」を経て、ディックが脱退した1978年に「U2」と決まりました。
1980年に1stアルバム『Boy』をリリース。
1981年に2ndアルバム『October』をリリース。
1982年に3rdアルバム『War』をリリース。アルバムタイトルは母国アイルランドにおけるカトリックとプロテスタントの宗教対立に対して、不偏の非暴力主義をアピールし、特に収録曲のSunday Bloody Sundayは血の日曜日事件を題材にしたことにより、アイルランド共和軍(IRA)の活動を批判する立場を示した。このため、IRA支持者から脅迫されましたが、全英1位を獲得し、一気に知名度を獲得します。
1984年10月に4thアルバム『The Unforgettable Fire』をリリースしました。
1987年3月に5thアルバム『The Joshua Tree』をリリースし、これが全英・全米チャート1位を獲得しました。
1991年に、東西ドイツ統一による影響のあるベルリンで制作された7thアルバム『Achtung Baby』をリリースし、この頃からテクノやポップといった要素も入れていき、それが90年代の作品に影響していきます。
2002年、『第36回スーパーボウル』のハーフタイムショーに出演し、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件で犠牲者となった全員の氏名をスクリーンに映し、追悼の意を表しました。
2004年には11thアルバム『How To Dismantle An Atomic Bomb』をリリースしました。
2009年1月、バラク・オバマの大統領就任式『祝賀コンサート』に出演しました。
2014年に13thアルバム『Songs of Innocence』をリリースしました。
2017年に14thアルバム『Songs of Experience』をリリースしました。
U2のおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
I Will Follow(収録アルバム:Boy)
デビューアルバムの1曲目を飾る曲です。
冷たい凍てつく感じながらも爽やかさも感じさせる清涼感のあるギターサウンドが伝説の始まりを予感させます。
Gloria(収録アルバム:October)
こだまするボノの哀愁を帯びたシャウトに小気味良いリズムがいいですね。
ラストの疾走しながら明日へと駆けていく感じがいいですね。
Sunday Bloody Sunday(収録アルバム:War)
アイリッシュ民謡のようなドラムの刻むグルーヴィーなリズムに心が踊らされます。
アイルランドの血の日曜日事件を題材にしたかなり政治メッセージの強い曲です。
サビのSunday Bloody Sundayの爽快感たるや!
New Year’s Day (収録アルバム:War)
哀愁と荒涼感のある美麗なイントロから始まり、寒々とした雰囲気と切ないギターサウンドが一気に疾走していきます。
独創的なメロディながらも中毒性が高いです。
Pride (In the Name of Love)(収録アルバム:The Unforgettable Fire)
The Edgeのギターのリフが光りまくっておりゾクゾクします。
壮大なスケールで青空の元、希望の光が差し込んでくるようです。
The Unforgettable Fire(収録アルバム:The Unforgettable Fire)
神秘的なイントロに湿っぽい哀愁がたまらないですね。
Bad(収録アルバム:The Unforgettable Fire)
優しく徐々に盛り上がっていきます、サビのシャウトは魂の叫びですね。
Where the Streets Have No Name(収録アルバム:The Joshua Tree)
ディレイを駆使したエッジのカッティングといい幻想的なキーボードといい壮大な景色を簡単に心象できます。
悠久である人生という長い旅に疲れたときに聞くとかなり癒されます。
ニュースステーションのOPに使われましたね。
With or Without You (収録アルバム:The Joshua Tree)
緻密に組み立てられた一種の芸術作品のような魂のバラードで、まるで希望の光が差し込んでくるかのような徐々に盛り上がっていく感じがたまらないですね。
聴く者を穏やかに、優しい気分にしてくれます。
I Still Haven’t Found What I’m Looking For(収録アルバム:The Joshua Tree)
ほんわかとしたメロディに軽快なドラム、ボノのエモーショナルなボーカルが絵にも描けない美しさです。
人生とはまるで終わりなき旅、死ぬまでその何かを見つけるためにみんな前へ歩き続けます。
Bullet the Blue Sky(収録アルバム:The Joshua Tree)
ミステリアスなメロディに不協和なギターサウンドが不安を駆り立てます。
Desire(収録アルバム:Rattle and Hum)
ローリングストーンズのようなロックソングですね、ファンキーなリズムがノリノリですね。
Ultra Violet (Light My Way)(収録アルバム:Achtung Baby)
サビといい明るいテンポの曲ですがどこか寂しさや哀愁のある曲です。
One(収録アルバム:Achtung Baby)
「愛」について歌った感動的なバラードで、ボノの心のこもった力強いボーカルが良いですね。
ここまで優しいメロディはそうそうないですよね。
Mysterious Ways(収録アルバム:Achtung Baby)
けっこうポップな曲でへんてこなメロディではありますがノリノリになれます。
Stay (Faraway, So Close!)(収録アルバム:Zooropa)
ボノのファルセットが美しい心に染みる曲です。
Discothèque(収録アルバム:Pop)
テクノ要素も取り入れてより音楽性に多様性と深みを増したU2を体験できます。まさにデジロック。
Beautiful Day(収録アルバム:All That You Can’t Leave Behind)
静かなイントロから始まり最初は浮遊感たっぷりで落ち着ているが、どんどん高揚していきサビの爆発からのまるで快晴のような世界が広がっていく爽快さは一種のカタルシスを覚えます。
Stuck in a Moment You Can’t Get Out Of (収録アルバム:All That You Can’t Leave Behind)
ボノの優しいボーカルがぴったりな、綺麗で優しいバラード。湿った哀愁感があるのもいいですね。
Walk On(収録アルバム:All That You Can’t Leave Behind)
乾いたギターサウンドに軽快なドラムが爽快な曲です。
ミャンマーの民主化指導者、アウン・サン・スー・チーについて歌っています。
Vertigo(収録アルバム:How to Dismantle an Atomic Bomb)
なんといってもエッジのギターリフがイカしてますね。愚直なまでもロックンロールがかっこいいです。
テレビ朝日の屋上でMステの収録で歌ってたライブは当時興奮してみましたね。
Sometimes You Can’t Make It on Your Own(収録アルバム:How to Dismantle an Atomic Bomb)
美しくも儚いバラードです。後半の怒涛の展開もいいですね。
父に向けてボノが語り掛けている曲とのことです。
City of Blinding Lights(収録アルバム:How to Dismantle an Atomic Bomb)
適度な疾走感と透明感あふれるギターとキーボードのメロディがきれいな夜景を想起させてくれますね。
I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight(収録アルバム:No Line on the Horizon)
愁いを帯びたメロディに弾けるドラムがなんともいえないシナジーをもたらしています。
Every Breaking Wave(収録アルバム:Songs of Innocence)
これぞU2といえる静と動のコントラストが素晴らしく、ギターのサウンドも優しくていいですね。
You’re the Best Thing About Me(収録アルバム:Songs of Experience)
軽快なギターロックという感じで、高らかに歌い上げるボノが爽快です。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
- With or Without You
- Where the Streets Have No Name
- Sunday Bloody Sunday
- One
- Pride (In the Name of Love)
The Joshua Treeからがいいかと思いますが、ベスト盤とかでもいいかと。
おわりに
いかがだったでしょうか。U2のなんともいえない壮大な世界観に惹かれますよね。
ぜひU2を聞いてみてください。
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