インディーロック、ファンク、R&Bを融合させた独自のサウンドと、ローファイで実験的なアプローチで若者を中心に支持を集める
Steve Lacyとは?
スティーヴ・レイシー(Steve Lacy、1998年5月23日生まれ)は、アメリカのミュージシャン、シンガーソングライター、ギタリストです。彼は、特にオルタナティブR&Bバンド「The Internet」のギタリストとして知られています。また、プロデューサーとしても活動しており、様々なアーティストとコラボレーションしています。
カリフォルニア州コンプトン出身のレイシーは、幼少期から音楽に興味を持ち、ギターを始めました。高校時代には、ジャズバンドや合唱団に参加し、音楽の才能を磨いていきました。
彼は2015年に「The Internet」に参加し、バンドのギタリスト兼ベーシストとして活動を開始しました。同年リリースされたアルバム「Ego Death」では、彼の卓越したギタープレイとプロデューションが披露され、バンドのサウンドに大きな影響を与えました。
スティーヴ・レイシーは、2017年に初のソロプロジェクトとしてEP「Steve Lacy’s Demo」をリリースしました。このEPは、彼がスマートフォンで録音したというユニークな制作過程で話題となりました。彼の独特なギタープレイや歌声が評価され、彼は若手アーティストとして注目を浴びるようになりました。
2019年には、レイシーはデビューアルバム「Apollo XXI」をリリースしました。このアルバムでは、彼の音楽性がさらに広がりを見せ、多様なジャンルやスタイルが取り入れられています。また、彼はセクシュアリティについても率直に語ることで、多くのリスナーから支持を受けました。
プロデューサーとしても活躍しているスティーヴ・レイシーは、ソロキャリアだけでなく、他のアーティストとのコラボレーションでも名を馳せています。ソランジュやマック・デマルコ、ジョリン・シー、ケンドリック・ラマーなど、さまざまなアーティストと共演しています。
Steve Lacyのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Dark Red (収録アルバム:Steve Lacy’s Demo)
「何かが悪くなる予感がする」と、順調な関係の背後にある不安を歌った彼の代表曲。iPhoneで制作されたとは思えないほど洗練されたメロディと、独特のこもったドラムサウンドが特徴です。ローファイ・ソウルでありながら、どこかパンクの精神も感じる、シンプルで強烈な一曲。
Some (収録アルバム:Steve Lacy’s Demo)
The Internetのギタリストとしてのファンキーな側面が色濃く出たショート・チューン。気だるげなボーカルと、「君の愛が少し欲しいだけ」という直球な歌詞が魅力です。非常に短い曲ですが、その中にあるグルーヴの心地よさは格別で、何度もリピートしたくなります。
Ryd (収録アルバム:Steve Lacy’s Demo)
夜のドライブにぴったりの、ゆったりとしたテンポのR&B。「車に乗って一緒にどこかへ行こう」と誘う歌詞と、夢見心地なギターの音色がロマンチックです。あえて音質を劣化させたようなプロダクションが、古いカセットテープを聴いているようなノスタルジーを誘います。
N Side (収録アルバム:Apollo XXI)
記念すべき1stアルバムからの先行シングル。プリンスを彷彿とさせるようなセクシーで妖艶なファルセット・ボイスが印象的です。ミニマルなビートの上で、複雑なコード進行のギターが絡み合う、大人の色気と少年の無邪気さが同居したメロウなナンバー。
Playground (収録アルバム:Apollo XXI)
「大人の遊び場」をテーマにした、サイケデリックでファンキーなロック・チューン。プリンスやスティーヴィー・ワンダーの影響を感じさせつつ、スティーヴ独自のひねくれたポップセンスが炸裂しています。ライブでは長いジャム・セッションが繰り広げられる、エネルギッシュな一曲。
Infrunami (収録アルバム:The Lo-Fis)
過去の未発表曲などを集めたコンピレーションに収録。TikTokなどでバイラルヒットした楽曲で、ループするギターと、どこか悲しげなメロディが胸を打ちます。別れた恋人への未練や、「君は僕の前に(in front of me)いたのに」という後悔を、極限までシンプルな音数で表現しています。
Static (収録アルバム:Gemini Rights)
傑作2ndアルバムの幕開けを飾る曲。静寂(Static)の中で、別れた恋人への冷めた感情や、薬物(ケタミン)による浮遊感を歌っています。ピアノの弾き語りから始まり、乾いたドラムが入ってくる瞬間の「現実に引き戻される感覚」が秀逸で、アルバムの切ないトーンを決定づけています。
Helmet (収録アルバム:Gemini Rights)
「君を喜ばせるためにヘルメット(防具)を変える必要なんてない」と、自分を変えてまで相手に合わせることへの拒絶を歌った曲。疾走感のあるベースラインと、少しサイケデリックなギターソロが心地よく、失恋の曲でありながらポジティブなバイブスに満ちています。
Mercury (収録アルバム:Gemini Rights)
ボサノヴァやラテンの要素を取り入れた、サイケデリック・ソウル。「水星(Mercury)の逆行」をテーマに、コミュニケーションのすれ違いや二面性(Gemini)について歌っています。幾重にも重なるコーラスワークと、ホーンセクションのアレンジが美しく、音楽的な深みを感じさせる名曲です。
Bad Habit (収録アルバム:Gemini Rights)
全米チャート1位を獲得し、彼を世界的スターにした大ヒット曲。「君が僕を好きだったなんて知らなかった」という、タイミングを逃した恋の後悔を歌っています。キャッチーすぎるフックと、後半の「Biscuits, it’s biscuits」というパンキッシュな展開のギャップが最高にユニークです。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。Steve Lacyの音楽は、洗練されているのにどこか手作り感(DIY)の温かみがあり、聴く人をリラックスさせてくれます。
The Internetでの活動とはまた違う、彼個人のユニークで自由な感性をぜひ楽しんでみてください。
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