マシンガンのように繰り出される高速ラップにパンクロックやジャズといった幅広い音楽ジャンルを多彩に操るデンゼル・カリー。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Denzel Curryとは?
Denzel Curry(デンゼル・カリー)は、アメリカのラッパー、シンガー、ソングライターで、1995年2月16日生まれです。彼はフロリダ州カロルシティ出身で、その独特のフロウとリリックが特徴的なアーティストとして知られています。彼の音楽は、ヒップホップ、トラップ、クラウドラップ、そしてエクスペリメンタルなサウンドを含む多様なジャンルにまたがっています。
デンゼル・カリーは、若いころからラップに興味を持ち、地元のラップシーンで活動を始めました。彼は最初、SpaceGhostPurrp率いる地元のヒップホップグループ「Raider Klan」に参加し、そのメンバーとして活動していました。2011年には、彼は最初のミックステープ「King Remembered Underground Tape 1991-1995」をリリースし、地元の音楽シーンで評価を受けました。
2013年にRaider Klanから脱退した後、彼は独立して音楽活動を続け、同年にセカンドミックステープ「Nostalgic 64」をリリースしました。このミックステープは、彼の音楽キャリアにおいて画期的な作品となり、彼の名を広く知らしめました。
2015年には、彼はデビューアルバム「32 Zel/Planet Shrooms」をリリースし、独自の音楽スタイルをさらに追求しました。2016年には、ミックステープ「Imperial」をリリースし、その独特なフロウとリリックが話題となりました。
デンゼル・カリーの名声は2018年にリリースされたアルバム「TA13OO」でさらに高まりました。このアルバムは、彼がこれまでにリリースした中で最も成功した作品の一つであり、多くの音楽評論家から高評価を受けました。その後も彼はアルバム「ZUU」(2019年)や「UNLOCKED」(2020年、ケニー・ビーツとの共作)など、コンスタントに作品をリリースし続けています。
デンゼル・カリーは、現代ヒップホップシーンの中でも才能あるアーティストとして高い評価を受けており、今後も彼の音楽活動が期待されています。
Denzel Curryのおすすめ人気曲、代表曲 10選
Ultimate (収録アルバム:32 Zel/Planet Shrooms / Imperial)
彼を一躍世界的なスターにした代表曲。「ボトルフリップ(ペットボトルを投げて立たせる遊び)」の動画BGMとしてネットミーム化し、爆発的にヒットしました。超攻撃的なビートに乗せた、息つく暇もない高速フロウは圧巻。ライブでモッシュが起きる最強のアンセムです。
Clout Cobain | Clout Co13a1n (収録アルバム:TA13OO)
名声(Clout)と薬物依存、そして業界に消費されるアーティストの苦悩を、カート・コバーンの悲劇に重ねて描いた衝撃作。サーカスを模したMVも話題になりました。トラップ・ビートでありながら、メロディアスで哀愁漂うサビが耳に残ります。
Ricky (収録アルバム:ZUU)
彼の実父(Ricky)へのリスペクトと、地元キャロル・シティでの喧嘩に明け暮れた日々を歌った曲。ユーモラスでファンキーなベースラインと、”My daddy said…”というフックが非常にキャッチー。フロリダの太陽と熱気を感じさせるバンガーです。
Walkin (収録アルバム:Melt My Eyez See Your Future)
近年の最高傑作と名高い一曲。「人生の苦難を歩き続ける」というテーマで、前半のソウルフルでゆったりとしたブームバップ調から、後半の激しいトラップへのビートスイッチ(転調)が鳥肌モノです。映画のような壮大さを持っています。
Speedboat (収録アルバム:ZUU)
フロリダらしい水上のスピード感を表現した楽曲。哀愁あるピアノのリフと、「金持ちになっても過去の痛みは消えない」という現実的な歌詞の対比が印象的です。サビのメロディが美しく、ドライブ中に聴くと最高に気持ち良い一曲です。
Black Balloons | 13LACK 13ALLOONZ (収録アルバム:TA13OO)
Twelve’O’ClockとGoldLinkをフィーチャーした楽曲。「黒い風船」をうつ病や悩みのメタファーとして使いながらも、サウンドはグルーヴィーでダンサブル。シリアスなテーマをポップに昇華させるセンスが光ります。
Sumo | ZUMO (収録アルバム:TA13OO)
「ポケットが相撲取りみたいに重い(金が入っている)」という比喩を使った、重低音全開のハードなトラップ曲。無骨で荒々しいビートと、獣のようなアグレッシブなラップが炸裂しており、ジムでのトレーニング中などに聴くとアドレナリンが出ます。
Threatz (収録アルバム:Nostalgic 64)
初期のクラシック・ナンバー。Yung SimmieとRobb Bank$を迎え、当時のRaider Klan周辺のダークでローファイな空気感が詰まっています。粗削りながらも、現在のスタイルに通じる圧倒的な熱量が既に完成されています。
X-Wing (収録アルバム:Melt My Eyez See Your Future)
『スター・ウォーズ』の戦闘機をタイトルにした曲。近未来的なシンセサイザーの音色と、トラップ・ビートの上で余裕たっぷりにラップする姿がクールです。自信に満ち溢れながらも、どこか冷静で洗練された雰囲気を持っています。
Hot One (収録アルバム:King Of The Mischievous South Vol. 2)
2024年のアルバムからのヒット・シングル。TiaCorineとA$AP Fergを迎えた、メンフィス・ラップの影響を感じさせるハイテンションなトラック。中毒性のあるフックと、クセの強い3人のマイクリレーが楽しめるパーティー・チューンです。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲
おわりに
いかがだったでしょうか。Denzel Curryは、ただ激しいだけでなく、アルバムごとに明確なコンセプトを持ち、聴く人を飽きさせない物語性を持っています。
アニメ好きなら親近感が湧くキャラクターですし、リリシスト(作詞家)としての深みもあるため、英語の歌詞を掘り下げてみるのもおすすめです。現代ヒップホップのエネルギーを体感したいなら、彼は外せません。
Denzel Curryを聞くならおすすめの他アーティスト
A$AP Rocky
コラボしている盟友エイサップ・ロッキーもおすすめします。
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/aap-rocky/rec_asaprocky
Pitbull
同じマイアミ出身のラッパーが気になるのであれば
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/rec_pitbull





