クラシック音楽やブラジル特有のリズムをヘヴィメタルに融合させた、ブラジル出身の至高のメロディック・スピード・メタル・バンドのアングラ。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Angraとは?
Angraは、ブラジルのプログレッシブ・パワーメタルバンドで、1991年に結成されました。彼らはブラジルや南米のメタルシーンを代表するバンドの1つとされており、世界的にも成功を収めています。
バンドは、キコ・ルーレイロ(ギター)、ラファエル・ビッテンコート(ギター)、アンドレ・マトス(ボーカル)、ルイス・マリウッティ(ベース)、そしてマルコス・アントゥネス(ドラム)というメンバーで結成されました。彼らは当初から、ブラジルの伝統音楽や民族音楽を取り入れた独自のサウンドを特徴としていました。
Angraのデビューアルバム「Angels Cry」は、1993年にリリースされ、彼らの名を一躍有名にしました。このアルバムには、クラシック音楽やシンフォニックな要素を取り入れた楽曲が収録されており、特に日本やヨーロッパで高い評価を受けました。
その後も、バンドは1996年に「Holy Land」、1998年に「Fireworks」などのアルバムをリリースし、徐々に世界的な知名度を高めていきました。しかし、1999年には、アンドレ・マトス、ルイス・マリウッティ、およびマルコス・アントゥネスがバンドを脱退し、Angraは一時的に活動を停止しました。
2001年に、バンドは新メンバーを迎え、活動を再開しました。エドゥ・ファルシ(ボーカル)、フェリペ・アンドレオリ(ベース)、アキレス・プリエスター(ドラム)が加入し、新生Angraとしてアルバム「Rebirth」をリリース。このアルバムは、彼らの復活を象徴する作品として、ファンに大変喜ばれました。
以降もAngraは、アルバム「Temple of Shadows」(2004年)、「Aurora Consurgens」(2006年)、「Aqua」(2010年)などをリリースし、ツアーやライブを成功させています。
2014年には、エドゥ・ファルシがバンドを脱退し、ファビオ・リオーネ(元ラプソディ・オブ・ファイアのボーカリスト)が加入。その後、アルバム「Secret Garden」(2015年)と「ØMNI」(2018年)がリリースされました。「ØMNI」は、バンドの様々な音楽的要素が詰まった作品であり、クリティックスからも高い評価を受けました。
また、バンドの中心メンバーであるキコ・ルーレイロは、2015年にメガデスに加入し、世界的な成功を収めていますが、Angraとしての活動も継続しています。
Angraは、ブラジルのメタルシーンにおいて最も成功したバンドの一つとされ、その独自のサウンドや、伝統音楽とメタルの融合を試みる姿勢から、世界中のファンに支持されています。これまでにリリースされたアルバムは、彼らの高い音楽性と創造力を示しており、彼らは今後も進化し続けることでしょう。
Angraのおすすめ人気曲、代表曲 15選
Carry On (収録アルバム:Angels Cry)
Angraといえばこの曲。日本のメタル・ファンで知らぬ者はいない伝説的アンセムです。クラシックのような美しいイントロから一転、疾走するツーバスとアンドレ・マトスの超絶ハイトーン・ボイスが炸裂します。希望に満ちたメロディは、いつ聴いても心を震わせます。
Angels Cry (収録アルバム:Angels Cry)
1stアルバムのタイトルトラック。シューベルトの「未完成交響曲」を大胆に引用した間奏が有名です。ヘヴィメタルとクラシック音楽の融合を完璧な形で提示した、初期の傑作です。
Time (収録アルバム:Angels Cry)
「時間」をテーマにした、初期のプログレッシブな側面が出た名曲。静寂と激動を行き来する構成で、アンドレ・マトスの繊細な表現力と、ラストの超高音シャウトの対比が凄まじいインパクトを残します。
Nothing to Say (収録アルバム:Holy Land)
重戦車のようなドラムイントロと、ダークでヘヴィなギターリフが特徴的な一曲。ブラジルの民族音楽要素を取り入れたコンセプト・アルバムの中でも、特に攻撃的でストレートなカッコよさを持つ人気曲です。
Carolina IV (収録アルバム:Holy Land)
ブラジルの土着的なパーカッションとメタルが見事に融合した、10分を超える大作。プログレッシブな展開の中に、サンバのリズムや合唱が入り乱れる、Angraにしか作れない独創的な世界観を持った芸術的な一曲です。
Lisbon (収録アルバム:Fireworks)
少し大人びた、哀愁漂うロック・ナンバー。派手な疾走感はありませんが、メロディの美しさと深みが際立っており、聴けば聴くほど味わいが出るスルメ曲としてファンから愛されています。
Nova Era (収録アルバム:Rebirth)
バンド崩壊の危機を乗り越え、新ボーカルのエドゥを迎えて発表された「再生(Rebirth)」の象徴となる曲。「Carry On」の再来とも言えるポジティブな疾走曲で、ライブでは大合唱が巻き起こります。エドゥのパワフルな歌声がバンドに新しい命を吹き込みました。
Heroes of Sand (収録アルバム:Rebirth)
美しくも悲しいメロディが際立つミディアム・ナンバー。エドゥのハスキーで感情豊かな中低音が存分に生かされています。サビの開放感と泣きのギターソロは必聴です。
Acid Rain (収録アルバム:Rebirth)
変拍子を多用した複雑なバック演奏の上で、キャッチーなサビが歌われるテクニカルな曲。コーラスワークが美しく、ライブでは観客が一緒になって歌う一体感が生まれます。
Rebirth (収録アルバム:Rebirth)
アコースティック・ギターの美しい旋律から始まり、壮大なバンドサウンドへと展開する感動的なバラード。「瓦礫の中から何度でも立ち上がる」という歌詞は、当時のバンドの状況と重なり、ファンの涙を誘いました。
Spread Your Fire (収録アルバム:Temple of Shadows)
最高傑作との呼び声高いコンセプト・アルバムのオープニング曲。オーケストラをバックにした壮大なスケール感と、これでもかと畳み掛けるスピード感が圧巻。物語の幕開けにふさわしいエネルギーに満ちています。
The Temple of Hate (収録アルバム:Temple of Shadows)
Gamma Rayのカイ・ハンセンをゲストに迎えた、超高速スピード・メタル・チューン。エドゥとカイのボーカルバトル、そしてキコとラファエルの凄まじいギターソロの掛け合いは、メタル史に残る名演です。
Newborn Me (収録アルバム:Secret Garden)
イタリアの実力派ファビオ・リオーネ(Rhapsody of Fire等)が加入して最初のアルバムの1曲目。よりプログレッシブでモダンなヘヴィネスを纏っており、新生Angraの技術力の高さを世界に見せつけました。
Black Widow’s Web (収録アルバム:ØMNI)
ファビオの歌声に加え、ブラジルの歌姫サンディの清らかな声、そしてArch Enemyのアリッサによるデスボイスという「美女と野獣」ならぬ異色の3人共演が話題になった曲。近年のAngraの実験性と柔軟さを象徴する劇的なナンバーです。
Ride Into The Storm (収録アルバム:Cycles of Pain)
2023年リリースの最新作より。全盛期を彷彿とさせる疾走感と、現代的なオーケストレーションが融合した強力な一曲。長年のキャリアを経てもなお、攻撃的な姿勢を失っていないことを証明しています。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。Angraは「メロディの美しさ」と「演奏の激しさ」のバランスが世界最高峰のバンドです。
初期のクラシカルなスタイルも、中期のパワーメタル路線も、後期のプログレッシブな深みも、それぞれに違った良さがあります。ぜひ、ブラジルの情熱が生んだ奇跡のサウンドを体感してみてください。
Angraを聞くならおすすめの他アーティスト
Helloween
Angraの音楽的ルーツを知るなら、ドイツのHelloweenは避けて通れません。
特に『Keeper of the Seven Keys(守護神伝)』シリーズは、メロディック・スピード・メタルの元祖であり、Angraも多大な影響を受けています。「Eagle Fly Free」などの名曲には、Angraに通じる高揚感があります。
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Dragonforce
ハイトーンピロピロサウンドがお好きであれば
https://enjoynglish.tokyo/music/artist/dragonforce/rec_dragonforce





