2010年代以降を背負うであろう期待のブルースギタリスト、ゲイリー・クラーク・ジュニア。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Gary Clark Jr.とは?
テキサス州、オースティン出身。1984年生まれ。12歳の時からギターを手にしたゲイリー・クラーク・ジュニアは、早くから地元オースティンの音楽シーンに迎え入れられ、数多くのミュージシャンを見出し、育ててきたことで有名なブルース・クラブ・オーナー、クリフォード・アントンと、ファビュラス・サンダーバーズ他で知られるブルース・ギタリスト、ジミー・ヴォーンの庇護を受ける。クリフォード・アントンは彼をジェイムス・コットンら、大物ミュージシャンと一緒のステージ立たせ、ジミー・ヴォーンは彼にギターの弾き方から数々の伝説的ミュージシャンと彼らの音楽的ルーツを教えた。2007年にはオースティン・ミュージック・アウォードで「ベスト・ブルース・アーティスト」を受賞した彼の話題は、徐々にオースティン以外にも広がるようになり、伝説的ギタリスト、エリック・クラプトンの知るところとなる。2010年、彼はゲイリーをシカゴのクロスロード・フェスティヴァルに招いただけでなく、同年秋のブラジル・ツアーのオープニングにも抜擢した。そして時は満ち、2011年12月にEP『Bright Lights EP』をリリース。これが高評価を受けて、2012年2月には、オバマ大統領夫妻が主催する音楽イベント『In Performance at the White House: Red, White and Blues』に、出演。ミック・ジャガーやBBキング、バディ・ガイやジェフ・ベックといった大御所と共にステージに立つ快挙を成し遂げる。そしてデビューアルバム『Black and Blue』でデビュー。その音楽は各地のフェスに迎えられるほどの評価を受け、2013年のグラミー賞でノミネートされる。フジロックにも2013年に来日しました。さらには翌2014年のグラミー賞ではベスト・トラディショナル・R&B・パフォーマンス部門を受賞。2015年に2ndアルバム『The Story of Sonny Boy Slim』をリリース。2017年度に行われ、亡きトム・ペティ&ザ・ハート・ブレーカーズを称えた慈善コンサートMusicareでは、フー・ファイターズとステージを共にし、大いに観客を盛り上げた。2019年には3rdアルバム『This Land』をリリース。また、6年ぶりにフジロックフェスティバルに参戦します。
Gary Clark Jr.のおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Don’t Owe You a Thang(収録アルバム:Gary Clark Jr.)
ゲイリークラークジュニアのメジャーデビュー前の曲でいまだにライブで頻繁に演奏されています。60年代のロック黎明期のような飾り気のない軽快さなギターサウンドが心地よいです。
Bright Lights(収録アルバム:Blak and Blu)
彼の代表曲といえばやっぱりこれ。スローテンポに始まり、燻っているギターは徐々にエンジンをかけて火を噴いていく感じがかっこいいです。途中のギターソロも哀愁たっぷりでたまらないですね。
When My Train Pulls In(収録アルバム:Blak and Blu)
マイナー調のブルースがとにかく渋すぎる曲。渋すぎてもはやエモいです。特にソロの部分のギターの焦らすようなタメがかっこよすぎる。それでいて、スピーディーに弾くのだから脱帽です。
Ain’t Messin’ Round(収録アルバム:Blak and Blu)
クールなパーティーロックチューン。ブルースを見事にモダン風味に昇華していると思います。サビでのおしゃれなはじけっぷりとか他の人には簡単にまねできる芸当じゃないでしょう!そのリズムに思わず体も踊ってしまいます。
Things Are Changin'(収録アルバム:Blak and Blu)
物事の流転していく様をアコースティックに弾き語るゲイリーが詩人のようでかっこよいです。聞いていて心も落ち着きます。
Our Love(収録アルバム:The Story of Sonny Boy Slim)
ブルーシーにしっとりと愛をうたう姿がかっこいいです。R&B調の曲で聞いていて心が落ち着きますね。
The Healing(収録アルバム:The Story of Sonny Boy Slim)
心を揺さぶるプリミティブなサウンドにテクニカルなプレイ、これさえあればリスナーを唸らせるのには十分ですね。後半のギターソロパートは必聴です、これぞロック魂です。
Cold Blooded(収録アルバム:The Story of Sonny Boy Slim)
ジャズ寄りの曲。ギター以外のサウンドが躍動していてかなりおしゃれでクールなチューンとなっています。ゲイリークラークジュニアのファルセットボイスも美しいです。
When I’m Gone(収録アルバム:This Land)
こじんまりとした曲で無駄を削ぎ落としたので、難しいことを考えずにギターとドラムの奏でるリズムをシンプルに楽しみましょう~
This Land(収録アルバム:This Land)
若干、ヒップホップ色が感じられ、ボーカルからもけっこうアグレッシブさというかロック魂を感じられる曲、もちろん、ギターソロ部分では相変わらずテクニカルです。最近の黒人の運動に触発された形で作った曲だけあってかなりメッセージ性の強い作品となっております。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
デビューアルバムから順々に聞いてみましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。彼の素晴らしすぎるギターテクの美技に酔いしれますね!
ぜひ聞いてみてください。
Gary Clark Jr.好きにおすすめのアーティスト
D’Angelo
ブルースではないけど、ブラックミュージックを基調とした音楽はけっこう愛称いいと思いますよ!
John Mayer
テクニカルなギターサウンドに惹かれたのなら