強力なホーンセクションとファンキーでタイトなリズム隊が特徴の70年代ファンクの雄、タワーオブパワー。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。
Tower of Powerとは?
Tower of Power(タワー・オブ・パワー)は、アメリカのR&B、ファンク、ソウルバンドで、1968年にカリフォルニア州オークランドで結成されました。バンドの創設者であるエミリオ・カスティリョ(サックス)とスティーヴン・”ドク”・キュピカ(トランペット)は、地元の音楽シーンで活動していた際に出会いました。二人は、当初は名もないバンドで演奏を続けていましたが、クール・ショウというバンド名で音楽活動を開始し、後にモータウンやスタックスレコードの影響を受けたファンク・ソウルミュージックを追求するようになります。
1969年、バンド名がクール・ショウからタワー・オブ・パワーに変更され、バンドの核となるミュージシャンが集まりました。バンドのオリジナルメンバーには、エミリオ・カスティリョとスティーヴン・キュピカのほか、デヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)、フランシス・”ロコ”・プレスティア(ベース)、グレッグ・アダムス(トランペット)、スキップ・メシンズ(トロンボーン)、そしてリロイ・”L”・ジョンソン(ボーカル)が含まれていました。
バンドは迫力あるホーンセクションを中心にしたサウンドを確立し、サンフランシスコ湾岸地域のクラブやパーティーで人気を博するようになります。1970年に、バンドは最初のレコーディング契約を結び、翌年にデビューアルバム『East Bay Grease』をリリースしました。このアルバムには、彼らの代表曲「Knock Yourself Out」が収録されています。
1972年には2枚目のアルバム『Bump City』がリリースされ、シングル「You’re Still A Young Man」が全米トップ30入りするヒットとなりました。その後も次々とアルバムをリリースし、1973年のアルバム『Tower of Power』からのシングル「What Is Hip?」は、彼らの代表曲として今日まで愛されています。
バンドはその後、バンドメンバーの変遷や音楽性の変化を経ながらも、ハイエナジーなパフォーマンスやホーンアレンジで多くのファンを魅了し続けました。タワー・オブ・パワーはまた、数多くのアーティストとコラボレーションし、彼らのホーンセクションは多くのアーティストやプロデューサーから引く手あまたとなりました。彼らはエルトン・ジョン、サンタナ、ボニー・レイット、ロッド・スチュワート、リトル・フィートなど、多くの著名アーティストのレコーディングやライブに参加しています。
1980年代に入ると、音楽シーンの変化によりバンドは苦境に立たされましたが、1990年代に入って再び注目を集め始めました。タワー・オブ・パワーは、その後もメンバーの入れ替わりや音楽性の変化に柔軟に対応しながら、精力的にアルバム制作やライブ活動を続けています。
2000年代以降も、タワー・オブ・パワーは新作アルバムを発表し続け、その音楽性を磨き上げています。2018年には結成50周年を記念し、アルバム『Soul Side of Town』をリリース。バンドの歴史に新たな節目を刻みました。
現在も活動を続けるタワー・オブ・パワーは、その卓越した演奏技術と高い音楽性で、ファンクやソウルミュージックの歴史に名を刻んでいます。彼らの音楽は、タイトでグルーヴィーなリズム、洗練されたホーンアレンジ、そして熱いボーカルパフォーマンスが魅力で、現在も多くの音楽ファンに愛されています。
Tower of Powerのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
You’re Still a Young Man (収録アルバム:Bump City)
このバラードはTower of Powerの初期のヒット曲で、独特なホーンセクションと滑らかなボーカルが印象的です。若さと恋愛についての歌詞が感情的な演奏とよくマッチしています。
What is Hip? (収録アルバム:Tower of Power)
ファンキーなビートと圧倒的なホーンセクションが特徴のこの曲は、バンドの代表曲のひとつです。流行りの概念についての皮肉な歌詞が、独特のグルーヴ感を持つ音楽とマッチしています。
Soul Vaccination (収録アルバム:Tower of Power)
リズムに乗るようなエネルギッシュなホーンセクションとファンキーなギターが印象的な曲です。歌詞は、音楽を通じて魂を浄化するという意味で、「ソウルワクチン」を提唱しています。
So Very Hard to Go (収録アルバム:Tower of Power)
美しいメロディと感動的な歌詞で知られるバラードです。破局の悲しみを繊細なボーカルとともに表現しており、多くの人々の共感を呼びます。
This Time It’s Real (収録アルバム:Tower of Power)
ポジティブで軽快なリズムとキャッチーなコーラスが特徴の曲です。真実の愛を見つけた喜びが、瑞々しい演奏とともに伝わってきます。
Don’t Change Horses (in the Middle of a Stream) (収録アルバム:Back to Oakland)
このファンキーなナンバーは、刺激的なベースラインと緊張感のあるホーンセクションが特徴です。曲のメッセージは、物事の途中で方向性を変えないことを強調しています。
Squib Cakes (収録アルバム:Back to Oakland)
インストゥルメンタル曲であり、バンドの洗練された演奏技術が際立つナンバーです。ホーンセクション、キーボード、ギター、リズムセクションが見事に調和し、グルーヴィーで緻密なサウンドを生み出しています。
Only So Much Oil in the Ground (収録アルバム:Urban Renewal)
地球環境に関する意識を呼び起こす、ファンキーかつ意味深な曲です。エネルギー資源の限りある現実を歌詞に織り込み、リスナーに考えさせるメッセージを伝えています。
Willing to Learn (収録アルバム:In the Slot)
愛する人に向けて歌われる、情熱的でソウルフルなバラードです。恋愛における自己犠牲や成長を願う歌詞が、美しいメロディと共に心に響きます。
Credit (収録アルバム:Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now)
ノリの良いファンク・ナンバーで、バンドの名前にふさわしいエネルギッシュな演奏が聴けます。曲の歌詞は、功績や才能に対するクレジットを主題にしています。
You Ought to Be Havin’ Fun (収録アルバム:Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now)
ポップで踊れるディスコ調の曲です。楽しく軽快なリズムと繰り返されるコーラスが、リスナーに楽しみを求めるメッセージを伝えています。
Love’s Been Gone So Long (収録アルバム:We Came to Play!)
情感豊かなバラードで、失われた愛を切々と歌い上げています。バンドのソウルフルな演奏が、深い悲しみを伝える歌詞と見事にマッチしています。
Sparkling in the Sand (収録アルバム:East Bay Grease)
夢見るようなバラードで、柔らかなピアノと洗練されたホーンセクションが印象的です。恋人たちが海岸で過ごす刹那的な時間を、詩的な歌詞で表現しています。
Soul with a Capital “S” (収録アルバム:Souled Out)
このアップテンポで踊りやすいファンク・チューンは、Tower of Powerが得意とするグルーヴィなサウンドを前面に押し出しています。この曲の歌詞は、ソウルミュージックの重要性や偉大さを讃え、バンドが愛するジャンルへの敬意を示しています。また、ホーンセクションの緻密なアレンジが特徴的で、バンドのアイデンティティを強調しています。リズムセクションもタイトで、リスナーを踊らせる力強さが魅力的な一曲です。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
おわりに
いかがだったでしょうか。強力なブラス隊が繰り出すファンクとソウルが融合した、この上なくタイトでグルーヴィーなサウンド。ぜひ聞いてみてください。
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