アメリカのボスといえばこの人、ブルース・スプリングスティーン。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。
Bruce Springsteenとは?
1949年にアメリカ合衆国ニュージャージー州にて生まれました。
ニックネームは「The Boss」です。
エルヴィス・プレスリーに憧れてギターを始め10代半ばから、地元ニュージャージーで数々のアマチュア・バンドに参加しました。1969年に結成した、スティール・ミルというハードロック・バンドは、西海岸に演奏旅行に出かけた際に、ビル・グレアムからデモ・レコーディングの機会を与えられ、更にレコード契約を提示されるほどの評価を得ました。
1971年の同バンド解散後は、リズム・アンド・ブルースの要素を取り入れたブルース・スプリングスティーン・バンドというグループを結成するも、仕事の不足からあえなく短期間で解散しました。
1972年に若手音楽ビジネス家のマイク・アペルと出会い、才能を見込まれてマネージメント、レコード・プロデュース及び音楽出版契約を結びました。その後、大手レコード会社CBSのジョン・ハモンドのオーディションを受けたことにより、その才能に惚れこんだハモンドにより1stアルバム『Greetings From Asbury Park, N.J.』をリリースしました。
その後地道に音楽活動を続けていき、1975年に3rdアルバム『Born to Run』をリリースしこれがヒットしました。
しかし、1977年にマイクと音楽の著作権をめぐって裁判沙汰になり、その影響で1年間活動が停滞しました。
1978年に、4thアルバム『Darkness on the Edge of Town』をリリースしました。
1980年、5thアルバム『The River』をリリースし、復調し始めます。
そして、1984年6月4日、7thアルバム『Born in the U.S.A.』をリリースしました。これが全米と全英1位の大ヒットとなりました。アルバムは、全米で1200万枚、全世界で2000万枚の売上を記録しました。
1985年に初来日ライブを行いました。
1987年に8thアルバム『Tunnel Of Love』をリリースしました。
1991年、同郷でバンド仲間であるシンガーソングライター、パティ・スキャルファと再婚し、3人の子供を儲けました。
1992年、長い沈黙を破り、『Human Touch』と『Lucky Town』という2枚のアルバムを同時発表しました。
1993年には、ジョナサン・デミ監督の映画『Philadelphia』の主題歌として「Streets Of Philadelphia」を書き下ろしで提供し、同曲で1994年にアカデミー歌曲賞を受賞しました。
1999年、『ロックの殿堂』入りを果たしました。
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件は、スプリングスティーンの活動にも大きな影響を及ぼし、事件直後は、いくつかの追悼イベントに参加しました。
翌2002年7月には12thアルバム『The Rising』をリリースしました。
2020年、20thアルバム『Letter to You』をリリースしました。
Bruce Springsteenのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム
Born to Run(収録アルバム:Born to Run)
スプリングスティーンが一気にブレイクした彼の代表曲です。
シンプルながらも哀愁を帯びた疾走ロックでかっこいいです。ブラスもゴージャスです。
Thunder Road(収録アルバム:Born to Run)
とにかく渋いロックンロールを堪能できます。ご機嫌なメロディの中、楽しそうに歌っているのがいいですね。
Tenth Avenue Freeze-Out(収録アルバム:Born to Run)
ニューヨークの凍てついた様を勇猛に弾き語るボスがかっこいいですね。
Badlands(収録アルバム:Darkness on the Edge of Town)
荒々しい若気の輝きが満載で聞いていて元気というか気力が湧き上がってくる前向きなピアノロックです。
Hungry Heart(収録アルバム:The River)
明るく軽快なナンバーですが、どこか空虚感も感じるのはまさに飢えた心なんでしょうね。
The River(収録アルバム:The River)
一人称で若いカップルのストーリーを歌い上げる哀愁の名バラードでブルースの半自伝にもなっています。
ブルースのハーモニカがとにかく愁いを帯びていてかっこよいです。
Born in the U.S.A(収録アルバム:Born in the U.S.A)
アメリカンロックを象徴する曲で、ボスをボスにした曲ともいえます。
愚直なまでの豪快ストレートな曲も極限を超えれば芸術になることを体現してくれました。
Dancing in the Dark (収録アルバム:Born in the U.S.A)
爽やかで壮大なメロディーに哀愁のあるキャッチーさにブルースの渋いボーカルが見事にマッチングしています。
キーボードがいいですね。
Glory Days(収録アルバム:Born in the U.S.A)
中年のおっさんが自分の若いころの輝きを黄昏れている内容で、メロディもノスタルジックな良い感じです。
I’m on Fire(収録アルバム:Born in the U.S.A)
あの娘が欲しくてほしくてたまらない男の燃え上がる欲情を歌った曲で,急かすような打ち込みが特徴的です。
Brilliant Disguise(収録アルバム:Tunnel of Love)
メロウで落ち着いた曲で、AORのようなしっとりさが感じられ聴いていて癒されますね。
Streets of Philadelphia(収録アルバム:Philadelphia: Music From the Motion Picture)
トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが主演、アカデミー賞も獲った93年の映画「フィラデルフィア」の主題歌。
シンセの流れるような音をバックにブルースが呟くように歌い上げています。
Human Touch(収録アルバム:Human Touch)
しっとりとした落ち着いた曲ですが、中盤はボスもギターもドラムも激しく燃え上がるように盛り上がります。
The Rising(収録アルバム:The Rising
力強いミドルテンポのロックンロールで、コーラスが曲を盛り上げてくれます。
911テロの救急隊をモチーフに使命の前に立ち上がる人のすばらしさを歌っている人間賛歌です。
Letter to You(収録アルバム:Letter to You)
人生の酸いも甘いも経験してきたボスが、優しく語り掛けている曲で、メロディの爽やかさもあって嫌味なくスッと聞けます。
まとめ
個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム
『Born to Run』か『Born in the U.S.A』がいいかと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。ボスの渋い曲に圧倒されたでしょうか。
これを機にBruce Springsteenをぜひ聞いてみてください。
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