Stevie Wonderのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Antonio Cruz/ABr, CC BY 3.0 BR, via Wikimedia Commons
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その卓越した才能と革新的な音楽で、世界中から絶大な支持を受けているR&B、ソウルのレジェンド、スティーヴィー・ワンダー。
そんな彼のおすすめの曲を紹介したいと思います。

目次

Stevie Wonderとは?

スティービー・ワンダーは、本名スティーブランド・ハーダウェイ・ジャドキンズ(Stevland Hardaway Judkins)として、1950年5月13日にアメリカ合衆国ミシガン州サギノーで生まれました。彼は生まれつき目が見えず、生後わずか数週間でまったく光を感じることができなくなりました。幼少期に彼の両親は離婚し、彼は母親と共にデトロイトに移りました。彼の名字も母親の再婚相手のものに変わり、スティーブランド・ハーダウェイ・モリス(Stevland Hardaway Morris)となりました。
スティービー・ワンダーは非常に早い段階から音楽の才能を示し、子どもの頃から様々な楽器を学び始めました。特に、ピアノ、ドラム、ハーモニカに優れた才能を発揮しました。彼はまた、地元の教会でコーラスに参加し、そこでゴスペルの影響を受けました。
その後、モータウン・レコードの創設者であるベリー・ゴーディに見出され、わずか11歳の時に契約を結びました。彼は、レーベルのためにアルバムを制作し、1962年にデビューアルバム「The Jazz Soul of Little Stevie Wonder」をリリースしました。その後もヒット曲が続き、彼は次第に国際的な名声を得るようになりました。彼はその後の10代で、多くのヒット曲をリリースし続け、時代を代表するアーティストとなりました。
1970年代に入ると、スティービー・ワンダーはさらに才能を開花させ、アルバム「Music of My Mind」(1972年)、「Talking Book」(1972年)、「Innervisions」(1973年)、「Fulfillingness’ First Finale」(1974年)、「Songs in the Key of Life」(1976年)など、一連のクリティカル・アクレームを受けた作品をリリースしました。
スティービー・ワンダーは、こうしたアルバムを通じて、彼のシグネチャーとなるシンセサイザーを駆使したサウンドや、社会や人権問題に対する深い洞察力を持った歌詞など、独自の音楽性を追求しました。また、彼は自分のレコード制作に大きな自由を持ち、アレンジやプロデュースなども自ら行うことで、彼独特の音楽スタイルを築き上げました。
1980年代には、アルバム「Hotter than July」(1980年)や「In Square Circle」(1985年)などの作品で引き続き成功を収め、シングル「I Just Called to Say I Love You」(1984年)なども大ヒットしました。この曲は、映画「ウーマン・イン・レッド」の主題歌として採用され、アカデミー賞を受賞するなど、多くの栄誉を受けました。
その後もスティービー・ワンダーは活発に音楽活動を続け、1990年代から2000年代にかけても新作をリリースし続けました。
スティービー・ワンダーは、その後も精力的に音楽活動を続け、コラボレーションやライブツアーなどでファンを楽しませています。彼はまた、人権や社会問題に対する意識が高く、チャリティ活動や啓発活動にも積極的に参加しています。
2009年12月、国連平和大使に任命されました。。
2016年、彼は彼の名作アルバム「Songs in the Key of Life」を再現するライブツアーを開始し、批評家から絶賛を受けるとともに、再び彼の音楽的偉大さを証明しました。また、彼は多くの新進アーティストとコラボレーションを行い、音楽界への影響力を今後も継続しています。
2021年にはウルフ賞芸術部門を受賞しました。
スティービー・ワンダーは、視覚障害という困難を乗り越え、その才能と情熱で音楽界に多大な貢献を果たしてきました。彼の音楽は、現代においても引き続き多くのリスナーに愛され、その業績は世界中の音楽ファンに語り継がれることでしょう。

Stevie Wonderのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Fingertips (収録アルバム: The 12 Year Old Genius)


この曲は、若干12歳でデビューしたStevie Wonderの最初の大ヒット曲で、彼の独特のハーモニカプレイが光ります。歌詞は特に目立つものではありませんが、楽曲全体のエネルギーが印象的です。このエネルギッシュなライブ演奏は、彼の才能を初めて世界に知らしめた作品であり、彼のキャリアの幕開けを飾る名曲です。

Uptight (Everything’s Alright) (収録アルバム: Up-Tight)


この曲は、陽気なメロディと楽観的な歌詞が印象的で、Stevie Wonderの初期のヒット曲の1つです。歌詞は、貧しくても愛する人がいれば幸せに生きていけるという、力強いメッセージが込められています。メロディは、アップテンポで楽しいビートが特徴的で、リスナーを踊らせる力があります。

For Once in My Life (収録アルバム: For Once in My Life)


このバラードは、真実の愛を見つけた喜びを歌った歌詞と美しいメロディが印象的です。歌詞は、愛する人と出会ったことで人生が変わり、より豊かになったという感謝の気持ちを表現しています。メロディは、感動的なヴォーカルラインと、鮮やかな管弦楽アレンジが特徴的で、心に響く名曲となっています。

My Cherie Amour (収録アルバム: My Cherie Amour)


この曲は、愛する人への優しい気持ちを歌った歌詞と、美しいメロディが特徴です。歌詞は、恋愛感情に包まれるときの、甘くて切ない心情を綴っています。メロディは、リズミカルなビートの上で繰り広げられる、美しいメロディラインが耳に残ります。この曲は、Stevie Wonderの歌唱力と繊細な感情表現がリスナーの琴線を震わせながらも爽快な気持ちにしてくれます。

Signed, Sealed, Delivered I’m Yours (収録アルバム: Signed, Sealed & Delivered)


この曲は、忠実な愛を歌った歌詞と、躍動感あるメロディが印象的です。歌詞は、相手に対する強い愛情と絶対的な忠誠を表現しており、愛に溢れたメッセージが込められています。メロディは、アップテンポでファンキーなリズムが特徴で、リスナーを瞬時に魅了する力があります。

Superstition (収録アルバム: Talking Book)


この曲は、迷信についての歌詞と、ファンキーでグルーヴィなメロディが特徴的です。歌詞は、迷信を信じすぎることに対する皮肉と警告を込めて書かれています。メロディは、キャッチーでリズミカルなクラビネットが印象的で、ファンクミュージックの代表曲として広く認知されています。

You Are the Sunshine of My Life (収録アルバム: Talking Book)


この曲は、愛する人への感謝を歌った歌詞と、温かいメロディが印象的です。歌詞は、パートナーが自分の人生の光であり、支えであることを表現しています。メロディは、柔らかなピアノと、スティーヴィーの優れたヴォーカルが調和し、リスナーに心地よい気分をもたらします。

Higher Ground (収録アルバム: Innervisions)


この曲は、成長と進化をテーマにした歌詞と、エネルギッシュなメロディが特徴です。歌詞は、人間が過ちから学び、より高い地位を目指すべきであることを示唆しています。メロディは、ファンキーなリズムと独特なシンセサイザーのサウンドが印象的で、ダンスフロアで盛り上がること間違いなしの名曲です。
レッチリもカバーしてますね。

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Living for the City (収録アルバム: Innervisions)

この曲は、都会での苦難を描いた歌詞と、グルーヴィーなメロディが印象的です。歌詞は、都市での厳しい現実や人種差別といった問題に直面する人々のストーリーを語っています。メロディは、ファンキーなビートとシンセサイザーが混ざり合い、力強いメッセージを伝えるための土台となっています。この曲は、Stevie Wonderの社会的な問題に対する意識を表現した作品の1つであり、リスナーに考えさせる力があります。

Don’t You Worry ‘Bout a Thing (収録アルバム: Innervisions)


この曲は、ポジティブなメッセージを伝える歌詞と、明るく爽やかなメロディが特徴です。歌詞は、悩みや心配事を忘れ、楽観的に人生を楽しむことの大切さを表現しています。メロディは、ラテン音楽のリズムが取り入れられ、明るいムードを盛り上げる要素となっています。この曲は、リスナーに元気を与える効果がある名曲です。

Boogie On Reggae Woman (収録アルバム: Fulfillingness’ First Finale)


この曲は、ダンスフロアでの出会いを描いた歌詞と、レゲエとファンクが融合したメロディが印象的です。歌詞は、踊りながら恋に落ちる女性への魅力を表現しています。メロディは、軽快なリズムとクラビネットが特徴的で、ダンスミュージックとして広く愛されています。

Sir Duke (収録アルバム: Songs in the Key of Life)


この曲は、スティーヴィー・ワンダーが敬愛するデューク・エリントンへのオマージュで、歌詞と爽快なメロディが印象的です。歌詞は、音楽がすべての人々をつなぎ、人生を豊かにする力を称えています。メロディは、躍動感あるホーンセクションが特徴で、楽しくダンサブルな曲調です。

I Wish (収録アルバム: Songs in the Key of Life)


この曲は、子ども時代への郷愁と懐かしさを歌った歌詞と、ファンキーなメロディが印象的です。歌詞は、大人になってからの厳しい現実や責任と向き合う中で、子供時代の無邪気さと楽しい日々を懐かしむ様子が描かれています。メロディは、アップテンポでファンキーなベースラインが特徴で、聴く者を魅了する力があります。この曲は、多くの人々に共感を呼び、リスナーに懐かしさと温かさを与える名曲です。

Isn’t She Lovely (収録アルバム: Songs in the Key of Life)


この曲は、Stevie Wonderが新たに誕生した娘への愛を歌った歌詞と、美しいメロディが印象的です。歌詞は、生まれたばかりの娘への愛情と感謝が込められており、親子の絆が伝わってきます。メロディは、軽快なリズムと楽しげなハーモニカが特徴で、聴く者に幸せな気分を呼び起こす名曲です。

Another Star (収録アルバム: Songs in the Key of Life)


この曲は、別れを受け入れつつも新しい出会いに目を向ける歌詞と、陽気なメロディが印象的です。歌詞は、失った愛を悼むものの、その先にある新しい恋を予感させる表現が含まれています。メロディは、アップテンポで独特のリズムとダンサブルなグルーヴが特徴で、リスナーを活力づける力があります。スティーヴィー・ワンダーの才能を象徴する楽曲のひとつであり、長年にわたり人々に愛されています。

Master Blaster (Jammin’) (収録アルバム: Hotter Than July)


この曲は、レゲエ音楽の巨匠ボブ・マーリーへのオマージュで、歌詞とグルーヴィーなメロディが印象的です。歌詞は、音楽を通じて団結し、平和を願うメッセージが込められています。メロディは、レゲエとファンクが融合した独特のリズムで、リスナーを楽しませる力があります。

Happy Birthday (収録アルバム: Hotter Than July)


この曲は、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの誕生日を祝う歌詞と、明るいメロディが特徴です。歌詞は、彼の功績と理念を称え、永遠に記憶に残るよう願っています。メロディは、ポップでキャッチーなアレンジで、祝祭感あふれる雰囲気を醸し出しています。

Overjoyed (収録アルバム: In Square Circle)


この曲は、真実の愛を見つける喜びを歌った美しいバラードで、歌詞と感動的なメロディが印象的です。歌詞は、永遠の愛を誓う表現が素晴らしく、深い愛情を感じることができます。メロディは、繊細なピアノとスティーヴィーの感情豊かなヴォーカルが調和し、リスナーに心を揺さぶる感動を与えます。この曲は、多くの人々に愛されるバラードの名曲となっています。

Part-Time Lover (収録アルバム: In Square Circle)


この曲は、恋人たちの秘密の関係を描いた歌詞と、ポップなメロディが特徴的です。歌詞は、2人の関係が他人に知られず、表面上は通常の日常を過ごす様子が描かれています。メロディは、アップテンポでキャッチーなサウンドで、軽快なリズムがリスナーを魅了します。

I Just Called to Say I Love You (収録アルバム: The Woman in Red)


この曲は、愛する人への日常的な愛情表現を歌った歌詞と、美しいメロディが印象的です。歌詞は、特別な日でなくても、大切な人に愛を伝えることの大切さを表現しています。メロディは、シンセサイザーが奏でる優しい音色と、スティーヴィーの温かいヴォーカルが心地よい雰囲気を醸し出しています。

For Your Love (収録アルバム: Conversation Peace)


この曲は、愛する人への献身的な愛を歌った歌詞と、美しいバラード調のメロディが特徴です。歌詞は、何をするにも愛する人を想い、その人のために尽力する姿が描かれています。メロディは、感動的でロマンチックなピアノアレンジが特徴で、リスナーの心を癒してくれる名曲です。

So What the Fuss (収録アルバム: A Time to Love)


この曲は、世間の騒動や人々の悩みを軽く批判し、楽観的な視点を提案する歌詞と、ファンキーなメロディが特徴的です。歌詞は、様々な問題を取り上げつつ、もっと大切なことに目を向けるよう促しています。メロディは、クールでグルーヴィーなベースラインとシンセサイザーが印象的で、リスナーに心地良いビートを提供します。この曲は、世の中の問題に対しても前向きになれるよう、リスナーに勇気を与える作品です。

From the Bottom of My Heart (収録アルバム: A Time to Love)


この曲は、心から愛する人への感謝と愛情を表現した歌詞と、美しいバラード調のメロディが特徴です。歌詞は、愛する人への感謝の気持ちを繰り返し強調し、心の底からの愛情が伝わってきます。メロディは、柔らかなピアノとストリングスが印象的で、リスナーに感動と安らぎを与える名曲です。

Shelter in the Rain (収録アルバム: A Time to Love)


この曲は、困難な時においても支え合う愛の大切さを歌った歌詞と、ゴスペル調のメロディが印象的です。歌詞は、どんな困難な状況でも愛する人がいれば、その人が雨宿りの場所になることを表現しています。メロディは、ゴスペルコーラスが追加され、力強くも感動的な雰囲気を醸し出しています。この曲は、リスナーに勇気と希望を与える名曲です。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. Superstition
  2. Sir Duke
  3. I Just Called to Say I Love You
  4. You Are the Sunshine of My Life

おわりに

いかがだったでしょうか。けっこうキャッチーで聞いたことがある曲も多いんじゃないでしょうか。
これを機にぜひStevie Wonderを聞いてみてください。

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