Weather Reportのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Jun Tendo [Public domain], via Wikimedia Commons
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70年代のフュージョンを代表し、後のジャズ・フュージョン界隈に多大な影響を与えたウェザー・リポート。
そんな彼らのおすすめの曲を紹介したいと思います。

Weather Reportとは?

ウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌルの2人が中心になり、1970年に結成されたアメリカのジャズ、フュージョンバンドです。
1971年に『Weather Report』でデビューします。初期はあまりフュージョン要素は強くなく、どちらかというとジャズ寄りでアコースティックを基調としたサウンドでした。その後、徐々にエレクトリック要素が強くなっていき、4thアルバムの『Mysterious Traveller』で完全にエレクトリックへとスイッチし、なおかつシンセサイザーも多用するようになりました。
1976年の6thアルバム『Black Market』の制作途中から5thアルバムの『Tale Spinnin’』の頃から帯同していたジャコ・パストリアスが加入。よりファンク色が強くなり、ジャコの先進的なベースプレイはバンドのみならずほかのベーシストにまでも影響を与えました。
そして、1977年にフュージョンの金字塔ともいえるアルバム7thアルバム『Heavy Weather』をリリース。これは、ジャズ・フュージョン界を震撼させ、一気に世界を代表するグループへと変貌しました。
この頃から1981年の『Night Passage』までがWeather Reportの黄金期と言われています。その後は、ジャコ・パストリアスが抜け世の潮流から、ポップ路線へと舵を取りますが、次第にメンバー間でも方向性にずれが生じ始め、1986年にジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターが、新たなサウンドを求めてそれぞれのバンドを作り、ウェザー・リポートは解散しました。
しかし、解散した今もその音楽は、聴くものに感動と興奮、そして安らぎを与えてくれるものには変わりないです。

Weather Reportのおすすめ人気曲、代表曲、アルバム

Orange Lady(収録アルバム:Weather Report)

初期ウェザー・リポートのオールドジャズな雰囲気を遺しているナンバー。エレクトーンの柔和な響きに、煌めくパーカションの音、それにのっかるサックスとベースのユニゾンが神秘的な世界を構築しています。

Boogie Woogie Waltz(収録アルバム:Sweet Nighter)

まるでワルツを踊るかのように各パートが見事なユニゾンを奏でています。アップテンポなリズムが心を躍らせてきます。

Scarlet Woman(収録アルバム:Mysterious Traveller)

静謐なムードを漂わせながら、ド迫力のサックスの音が静寂の中を響き渡ります。優雅ですね。

Elegant People(収録アルバム:Black Market)

サックス主体の曲、吹き荒れるサックスのメロディとスネアがいいですね。
優雅なムードをキーボードが際立ててます

Black Market(収録アルバム:Black Market)

どこか南国のようなほのぼのとした旋律が印象的な曲で、商店街が賑わっている情景が浮かんでくるメロディがいいですね~
サックスの音色も独特で良いですね~

Gibraltar(収録アルバム:Black Market)

グルーヴ感たっぷりに、うねりまくるメロディが聞いていて心地良いです。
風が吹きぬけるかのようなサックスに、宇宙感あふれるキーボードのミックスがたまらないですね。

Birdland(収録アルバム:Heavy Weather)

ウキウキなメロディにポップな仕上がりで、聞いているだけで、タイトル通り鳥々の歌う島のような幸せになるようなリズムの1曲目。そんな仕上がりながらも、各パートがところどころ歪みないプレイを見せてくれる、まさに名曲です。

A Remark You Made(収録アルバム:Heavy Weather)

甘美な雰囲気に包まれた美メロで構成されているバラード。きれいなメロディで、聞いていて心が癒されます。ジャコの哀愁漂うベースの力加減がまさに絶妙です。

Teen Town(収録アルバム:Heavy Weather)

どこか怪しくそわそわしい雰囲気ながらも、緻密なコード進行により発揮されたベースの躍動感が素晴らしいです。
ドラムの正確無比なリズムも素晴らしいですね。

Havona(収録アルバム:Heavy Weather)

迫力たっぷりの曲。ゆったりなようでかなりスピーディな演奏を各パート繰り返しており、もはや神業の領域。
ジャコのベースプレイは一体どうなってるんでしょうかね、これ、、

River People(収録アルバム:Mr.Gone)

かなりシンセサイザーが幅を利かせていますが、しっかりとフュージョンしてます。
まるで、マリオの地下ステージかのようなリフが個人的にツボです。

Fast City(収録アルバム:Night Passage)

超スピードのプレイがはちゃめちゃにかっこいいナンバー。サックスとドラムの掛け合いはもちろんのこと、後ろで涼しい顔でついてきているベースも歪みないですね。

Where the Moon Goes(収録アルバム:Procession)

エキゾティックな雰囲気に、ボーカルがのっかり怪しげな魅力満載な曲です。どことなく陽気で良いですね。

まとめ

個人的にまず聞いてほしい曲。アルバム

  1. Birdland
  2. Black Market
  3. A Remark You Made

フュージョンの金字塔アルバム、Heavy Weatherから聞きましょう!!

おわりに

いかがだったでしょうか。フュージョンを代表するバンドだけあってかなり聴きやすくないでしょうか。
ぜひ、聞いてみてください。

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